異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ

中国上海市在住です。もう10年を超えました。休日は星空(天の川)撮影やポートレート撮影等、連休時はカメラを持って中国各地を旅行してます。最近は内モンゴル自治区によく行っています。

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  中国旅行/観光/写真記事一覧(省別)

GFX100SにTTArtisanAPO-M 35mmf2をつけて天の川撮影レビュー

2022-09-30 GFX100S+TTArtisanAPO-M 35mmf2

9月最後の日です。気候はすっかり秋になりました。
先日の星空撮影でGFX100S+TTArtisanAPO-M 35mmf2の撮影もしてきました。以前試し撮りして、とても微妙な感じだったのですが、今回は実際に天の川を撮影したらどうなるのかを試してみました。

前回のレビュー記事はこちらになります。
www.sonnagaya.com

旅行の記事はこちらになります。
松陽(浙江省麗水市)星空撮影(4)2日目の戻りも順調とは言い難い。 - 異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ
松陽(浙江省麗水市)星空撮影(3)夏の天の川と冬のオリオン - 異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ
松陽(浙江省麗水市)星空撮影(1)たどり着くまでの遠い道のり「前編」 - 異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ
松陽(浙江省麗水市)星空撮影(2)たどり着くまでの遠い道のり「後編」 - 異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ

GFX100Sで天の川撮影

そして早速ですが撮影してみた感じはこうなります。F2で撮影しています。
ISOは12800、8秒露出です。画角は35mmですがGFXはセンサーサイズが大きいのでフルサイズ換算28mmぐらいの画角になります。レタッチなしの写真です。

TTartisan35mmF2,天の川,星空レビュー
TTartisan35mmF2(F2)

GFX100SはISOが12800でも割りと綺麗に取れます。これでもっと明るくて使えるレンズがあれば良いんですけどね。周辺が暗くなってますがまあまだ良い方ですかね?!


こうして遠目から見る限りは、ぱっと見良さそうですけど、100%に拡大した写真はこのようになります。下は地面なので右上と左上を確認します。

右上
左上

左上がすごいことになってます。8秒なので星が流れるような露出ではないはずですが、やはり前回のレビューと同じような感じになってますね。
右側も一見星は丸く写ってそうですが、これ結構鳥が羽ばたいてます。でもまあこれくらいなら許容できますが、それよりもやはり問題は左側です。
これはフルサイズレンズを無理やりGFXに取り付けしているから?それとも角度?片側だけですけど。。これもCOMAというやつではない気がします。イヤ、他のレンズはそこまでひどくないし。。。引っ張られているような感じですかね。。。。なんと表現してよいのかわかりません。
ということでこれ気になる人は気になりますね。私もこれはちょっと駄目かなと思ってしまいました。


TTartisanには21mmF1.5というレンズもあるのですが、このレンズはF2.8ならマアマアですが、欠点として盛大にフレアがでます。純正の35-70はF4.5開始ですし。。。F2.8 より1.3段暗くなります。
仮にF2で8秒ということはF4.5だと同じ明るさにするには露出48秒ぐらいですか。。。もうISO12800まで上げてますのでこれはちょっと厳しいですね。F2.8があれば良いのですけどね。
明るくても開放が使えないレンズも結構あるようですし。。。。

GFXはノイズがこんなに少ないのにレンズがないのはとてももったいないです。

ということでGFX100Sの星空レンズ探しはまだ終わりそうにないです。

松陽(浙江省麗水市)星空撮影(3)夏の天の川と冬のオリオン

松陽(浙江省麗水市)星空撮影(3)夏の天の川と冬のオリオン

前回まででようやく沿坑岭头村(浙江省麗水市松陽県)まで到着しました。

2022-09-17-24 麗水・松陽

新月時期なので週末を利用して星空撮影に行こうと思い、浙江省麗水市までやってきました。
前回まででようやく沿坑岭头村(浙江省麗水市松陽県)まで到着しました。

松陽(浙江省麗水市)星空撮影(1)たどり着くまでの遠い道のり「前編」 - 異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ
松陽(浙江省麗水市)星空撮影(2)たどり着くまでの遠い道のり「後編」 - 異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ


とりあえず今日泊まる部屋はこんな感じです。洒落た感じの部屋ですが、でもほとんど部屋使わないかも。。。

もう日は落ちて暗くなってきています。私がカメラを設定している間に宿の女将さんが、食事を作ってくれました。
なんか一人じゃ食べ切れない量です。。。


作る側としたら、やはり足りないと言われると困るので多めに作っているようです。
この日客は私一人のようですね。女将さん以外に人の気配がありません。
食事が終わってようやく外に出ます。ちょうど夜の開始ぐらいの時間帯ですね。

ちなみに今日のタイムテーブル(PlanitPro)はこんな感じです。

そしてPlanitPro(WA2015)の明るさ地図でのこの場所の明るさはこんな感じになっています。


※WAの新しいのが適用されないので2015とか古いものですが、目安にはなります。

宿の配置的に南西は撮影できますが、東、北は山があって撮影できません。女将さんに聞いて日の出が見れる場所はないか確認しました。
山を少し登った場所にあるようです。行ってみましたが。。。展望台はありますが、あまり開けてません。木があってちょっと撮影しづらい感じです。

後、女将さんに言われて少し登ったところに展望台があると言われましたが、行ってみるとちょっと明るすぎてだめですね。後、道に犬が立ちはだかっています。
これ女将さんがいれば吠えませんが、私単独で行くと唸りだして、吠えだすのでちょっと行きたくないです。怖くはないんですけどね。噛まれると面倒です。


後、この村は街灯が11時に消えるそうなので、それまでは少し明るいです。
街灯のせいで肉眼で天の川は見えにくくなっていますがくっきりと見えてます。とりあえず11時までは放置ですね。
一応GFXと7S2も同じように天の川を撮影するように設定しておきます。TTartisan35mmF2のテストも行います。

松阳,银河,天の川,麗水
もしかしたら今年蠍座を見るのは最後かもしれませんね。

街灯は11時5分ぐらいで消えました。街灯が消えるとやはり圧巻の星空ですね。遠くの下の村の街灯は消えないようです。
後山の向こうにちょっと光害がありますね。少しフリッカーっぽい感じになってました。
街灯が消えると流石に真っ暗です。歩くのも抜き足差足です。
ここから北側を撮影しようとします。とりあえずぐるぐる撮影のために北極星を探しますが、北極星見えてませんね。
山に隠れてしまってます。この辺は割りと南で、多分31℃とかなので北極星の位置も低いです。


1時過ぎ、牡牛座が上がってきました。この後はオリオンですね。オリオン座はISOを思いっきり上げてバーナードループが出るようにしたいです。
α7S2でISO6400で撮影します。(ISOを上げたほうがよく映る気がします)

松阳,猎户座,麗水,オリオン座

撮影しているともう3時です。
明日の朝も早い(8時出発)ので寝る時間は少し確保したいです。今日の夜の終わりが4時半ですが、4時で終了しましょう。
片付が終わってから寝れば3~時間ぐらい寝られるはずです。
まあなんだかんだしていたら結局寝るのが5時ぐらいになりましたが。。。。

徽杭古道・游侠客トレッキング旅行(3)天の川・星空撮影

2022-09-17 徽杭古道

徽杭古道・游侠客トレッキング旅行に参加しています。前回までの記事はこちらになります。

www.sonnagaya.com

説明してませんでしたが、徽杭古道の「徽杭」ですが中国語では「huīháng」と呼びます。カタカナだとホイハンになります。安徽(アンホイ)のホイと杭州(ハンジョウ)のハンです。
「古道」はgǔdàoグウダオです。

1日目の9kmのトレッキングが終わり、皆さんはここでお休みというかキャンプファイヤー?のようですが、私はここからが本番です。
場所的にはもう安徽省のようです。
19:30ぐらいから夜が始まりますので、食事を30分ぐらいで切り上げて、撮影に向かいます。
この日は月が出るのでだいたい22時30分ぐらいで撮影できなくなると思います。

宿の真裏が南です。これでは宿の近くでは撮影できません。来た道を戻ることにします。
民宿がいくつかあるので以外に光が多いです。後、山の上に灯台みたいにくるくる回っているライトがあります。。。。

これが結構邪魔です。
とりあえず暗めの道沿いに(真っ暗でライトなしでは何もできない場所)α7R4+FE14mmF1.8 25s ISO2500でインターバル撮影を開始します。

徽杭古道,天の川,银河,星空
徽杭古道,天の川,银河,星空

ちなみに私が考えているベース値、ISO3200、20Sを基準でISO計算したシャッタースピードは以下になります。

ISO   F値 SS
2000 1.8 27.5
2500 1.4 16.65
2500 1.8 25
3200 1.4 13.32
3200 1.8 20
3200 2 26
6400 2.8 26
12800 4 26
12800 4.5 33.8
※上記はすべて明るさが同じになるはず

シャッタースピードの25秒と20秒って結構時間が違います。1持時間で144枚、と180枚、30fpsの動画にするとしたら1秒ぐらい変わってきます。
この日は月が出るのが22時過ぎということなのでなるべくたくさん撮影したいですが、たくさん撮影しても移動距離が少なくなりますし、この辺は難儀ですね。
続いてはα7S2ですが、三脚が小さいものしか無いので(雑草の高さより低い)なかなか良い場所が見つかりません・・・
思い切って河原に降りてみますそして石の上に三脚を載せて縦で撮影してみます。

徽杭古道,天の川,银河,星空
徽杭古道,天の川

なかなか良い感じですね。後から見ると水が余り写ってなくて少し残念ですが、夜に石ころばかりの下は水が流れている河原に出るのはちょっとヤバそうだったので、ここでこのまま撮影します。
ということでこのまま10時ぐらいまで撮影しました。

その後宿舎に戻って宿舎の屋上から月が出るまで撮影です。だいぶ西に傾いてきました。
銀河の方向がもう太陽が沈む場所と変わりませんね。




実はここに灯台みたいな街灯があって、くるくる回ってます。無い時は割りと映りますが、ライトがこちらを向いている時は星が全然見えなくなります。
面倒くさいい場所に作ったもんですね。

しばらくして月は見えませんが、空が明らかに明るくなってきたので、月を探します。山に隠れて見えてないんでしょうね。
月が出てきました。天の川薄くなってしまいましたね。

最初はまだ良い感じでしたが

だんだん薄くなって

月がでてしまいます。

ということでこの日の撮影は終了です。

今回はもう自分的に最小の設備で来たのでなんとか星空撮影できて良かったです。

天の川見えましたが…失敗続きの撮影・独石口の万里の長城星空撮影

9月に入りましたね。上海は暑さも和らぎ、逆に朝夕はもう少し寒い感じです。今回の記事は8月末の星空撮影記事の最終回としたいと思います。
後から動画関連の記事を出すかもしれません。

2022-08-27 河北省

星空撮影のために河北省张家口市赤城県まで来ています。
今回の全行程を書いた記事はこちらになります。

コロナ対策中の中国旅行・北京-河北-上海今回は色々問題がありました。 - 異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ

テントを張って夕日ポートレートを撮影して、いよいよ夜を待ちます。この日はだいたい20:30ぐらいに夜が開始になります。

独石口の万里の長城からの夕日・民族風ポートレート撮影タムロン70-180mmF2.8 - 異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ

夜が始まる前は寒いので、1人用テントに4人入っていました。。。入れるもんですね。そしてテントの中が暖かくて、外に出る気がなくなりますね。
まあそれでも外に出ないと。。。雲はあるものの薄く、星見えてます。
でもちょっと。。。これは。。。方向間違ってる。。。タイムラプス失敗です。天の川は長城を背にした形です。もう暗くなってしまっているので万里の長城+天の川は諦めるしか有りません。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/shan1tian2/20220901/20220901151236.jpg


人任せにしてたのが間違いでした。。撮影方向を変えていきますが、肝心の南側、めっちゃ明るいです。北京の光でしょうか?それとも张家口の光でしょうか?
撮影すると下の空が真っ黄色になります。。

コレは後から気づいたことですが、GFX100Sでタイムラプスを撮っていたんですが、方向を変えたときにピントがずれたんでしょうか?ピントが合ってませんでした。。。
これも失敗です。GFXのピント拡大率。。。低すぎて使いづらいです。
しばらくすると、雲が晴れて物凄い綺麗な天の川が見えてきます。なんか空が近い気がします。星が大きく見える感じです。まあ錯覚なんでしょうけど。

続いてポートレート撮影ですが、寒い中頑張ってもらいました。まあ昨日よりは温かいです。。。時間も早いですし。
しかし昨日と打って変わって人物が止まりません。風もあるのでしょうけど、ほぼ全て被写体ブレです。何枚かちゃんと撮れたと思いましたが、帰ってきてから見てみるとやはり。。。
被写体ブレブレですね。同じレンズで同じ人なんですけど。。。

テントの中に居るとテントの中はだんだん湿気が多くなってきます。人の熱が冷めて水滴になっているんでしょうかね?
一人用テントに4人だと。。。友人の足のニオイが。。。

今回の撮影、準備はちゃんとしたはずなんですが、合成用写真、動画を取り忘れたり、バッテリーが見つからなくなったり。。。フィルタ設定をミスったり。。。
また特に暗い中の作業ではものが見つかりにくいです。被写体ブレも最後まで州政府のでしたし。。。一人の時はあまりこういう事なかったのですが、今回はちょっと気分が浮ついてましたかね。
チェックリストとやることリストを作っておく必要があるかもしれませんね。

最終的に空が曇ってきて大体日が変わるぐらいで撤収することにします。外はやはり寒かったです。
ということで今回の撮影旅行は終了ですが、やはりきれいな星空を見られたのでとても良い気分でした。
この日は帰ってきて速攻で寝てしまいました。

そして次の日は事件が。。。。
内容については最初の記事で既に書きましたね。

コロナ対策中の中国旅行・北京-河北-上海今回は色々問題がありました。 - 異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ

実は未だに北京の健康コードが表示されない状態で、SMSも毎日来ます。さすがは首都というところでしょうか?!友人は一ヶ月もすればもとに戻るとは言ってましたが、本当に戻るんでしょうかね?

FE14mmF1.8GM・久しぶりの本格的星空ポートレート撮影・独石口(河北省张家口市赤城県)

2022-08-26 河北省

北京についてから友人と合流し、すぐに目的地に向かいます。
今回の旅行は色々ありまして、移動に関しての詳細はこの記事に書いています。

コロナ対策中の中国旅行・北京-河北-上海今回は色々問題がありました。 - 異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ


週末ということもあって北京から外に出る車が多く、ものすごい渋滞です。

それでもしばらくすると渋滞ははけていきます。
そして大体250km高速を飛ばして河北省张家口市赤城県までやってきました。22時過ぎに到着です。
途中八達嶺の万里の長城とか有名所の万里の長城を通り抜けていきます。このへんの万里の長城はライトアップされているのと北京に近すぎるので、あまり撮影には向かないかもしれません。
ただ車窓から見る星はとても綺麗でした。


到着してすぐですが、撮影に向かいます。
ちなみに天気予報では今日の夜は晴れ、明日の夜は曇となっています。撮影できるのは今日だけかもしれません。
宿の人に独石口の万里の長城の場所を聞いて、夜道を進んでいきます。それらしい場所に到着しましたが、真っ暗で見えませんが、夜空はとても素晴らしいです。

時間は11時過ぎです。天の川ですが、もう既に垂直っぽい感じですね。もう少し早く到着できればよかったのですが。。。
外に出てみるとちょっとやばいです。寒すぎです今はまだ8月後半です。標高が1500mmあるとは言え、表示される気温が4℃とか。。。
後は風車の音ですが、この音結構な大きさですね。びっくりです。
到着すると先客がいました。でかい望遠鏡とドデカイ赤道儀、CCDカメラがドン!と置かれていました。

今回のカメラ
FUJI GFX100S
SONY α7R4
SONY α7S2(天文改造機)

という感じです。
この日GFXはttartisan11mmレンズを使います。
α7S2は20mmF1.8G
α7R4は14mmF1.8GM
です。ポートレートは14mmGMを使用します。他のカメラはタイムラプス設定して放置です。

今回彼女のために衣装を4つ用意しましたが、全部夏用です。この気温ではちょっと無理があるかもしれませんね。
今日はとりあえず紅い異民風ドレスを着てもらうことにします。万里の長城があるはずなんですが、真っ暗で全くわかりません。懐中電灯を使っても崩れた狼煙台っぽいのがあるだけで万里の長城らしきものがわかりませんでした。
ということで最初は平地で撮影していましたが、木をバックに森っぽい感じにしたほうが雰囲気が出る気がして撮影します。
光は玉のライトだけです。玉にスイッチがついています。撮影して、付けてすぐに消すと言う感じです。
後は15秒間動くなと言う感じです。

良い感じですね。久々ですが、彼女ももう要領がわかっているようです。拡大するとちょっとぶれてますがまあ風もありますし仕方ないですかね。
なるべく動かないように10枚ぐらいポーズを変えて撮影していきました。とりあえず何枚かは成功っぽいのでここまでにします。


この寒さで友人というかモデルさんに長時間その格好でいてもらうのに気が引けて、あまりたくさん撮影できませんでした。。

星空ポートレートFE14mmF1.8GM
星空ポートレートFE14mmF1.8GM

もっと暖かければよかったのですけどね。この日の夜は寒すぎてちょっと厳しかったです。


この後、腹が減ったので、コンビニを探しますが、4kmぐらい走ってコンビニというかガソリンスタンドを見つけましたが、人がおらず、20km進んだ場所にも食べ物がありませんでした。
スタンドの人に聞くとこの先少し進むと朝食の店があるらしくてそこはもうやっているかもということです。
結局底に行ってみるとなんと。。。店やってますね。この時間帯だともうオリオン座が見えていました。なんか撮影したくなりますね。

まあでも今日はここまでにしましょう。

GF80mmF1.7・GFXは星空撮影とって今のところやはりレンズが鬼門ですね(2)

GF80mmF1.7(ISO12800,5s)天の川

80mmF1.7

前回に引き続いて今回はGF80mmF1.7で星空を撮影してみました。このレンズは今のところ富士純正で一番明るいレンズだと思われます。
前回の記事はこちらになります。
GF35-70mm・GFXは星空撮影とって今のところやはりレンズが鬼門ですね(1) - 異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ

80mmって望遠よりですが、GFXだとフルサイズ換算63.2mmぐらいの画角になります。ということでシャッタースピードを早くすればなんとかなりそうな画角ではあります。
コマ収差を見たいので、F値別にF1.7~F2.8までを試してみます。(個人的にはF2.8より明るいF値で撮影したい)
果たしてどんな写真が出てくるのでしょうかね?今回も上海の明るい夜空での実験です。光害フィルタ、ソフトフィルタは使用していません。

F1.7

早速F1.7の写真を見てみましょう。このサイズだと全然わかりません。星が写っているのさえわかりにくいです。ちゃんと撮れているように見えます。

右下隅を100%で表示してみます。

盛大に羽がでてますね。

F2

続いてF2の写真を見てみましょう。まあF1.7とそれほど変わらないと思います。

右下隅も同様ですね。

F2.8

個人的にはここF2.8が撮影限界といいましょうか、赤道儀とか使うならもっと絞れますが、でもこれより暗くしてもこのレンズの意味がないと思います。

続いて右下隅です。

F2.8まで絞ってだいぶ良くなりましたが、それでもやはり羽は収まってませんね。これはF4まで絞る必要がありますかね?

ということでGF80mmF1.7での星空撮影は拡大するといまいちということになりました。

GF35-70mm・GFXは星空撮影とって今のところやはりレンズが鬼門ですね(1)

2022-08-20 GFX100Sのレンズ

Gマウントのレンズですが、純正で明るいレンズはそれほどありません。
80mmF1.7と45mmF2.8ですが、私の持っているレンズは80mmF1.7と35-70mmだけです。
実は秘密兵器と言うか自作のフィルタを試そうと思って申し込んだ旅行も中止になってしまいまして、上海の星空で試すことにします。逆に光害の多い都会の星空のほうが試すのには良いかもしれませんね。

レンズの明るさとは

まずはレンズの明るさについて簡単に説明しておきます。F●●というやつですね。
これは段数として数えます。通常段数といいますとF2に対してF2.8で一段上がるという感じです。
1:1.4:2.0:2.8:4.0:5.6という感じです。段数は一段上がると明るさが倍になるというものです。

1/3段刻みだと以下のようになります。
1.0:1.1:1.2:1.4:1.6:1.8:2:2.2:2.5:2.8:3.2:3.5:4:4.5:5.0:5.6
F4.5だとF2に対して明るさが1/4以下になってしまいます。
個人的に星空撮影のベストは現状でF2が使えれば良いかなと思ってます。がそれを満たせる純正レンズは現状一本しかありません。
まあでも80mmはF1.7で使えるか?と言う問題もあります。最悪F2.8で使えれば良いかなと思ってます。
なんせ明るさが倍ですから。。。暗くなる分はISOも倍になってしまうわけで。(シャッタースピードは法則に従って限界まで上げた状態)

とりあえず純正の35-70mmの写りを確認します。
35-70mmは開放35mm(35mm換算で28mm)時にF4.5です

GF35-70mmmmF4.5~

35mmでF4.5とF5.6を見てみます。ついでに秘密兵器の光害フィルタ+ソフトフィルタを試してみました。F2だとISO1600で撮影する感じの場所でISO6400です。

実際真っ暗なところだとF2でISO3200とかにしてますので、多分これでも暗いので12800ぐらいにする必要あるのではないかと思いますが、とりあえず実験ということでここまでにします。
光害フィルタはクリップインのものです。それにプラのソフトフィルタをテープではって使用します。
純正レンズと言っても開放のF4.5の周辺減光は結構すごいです。F4.5でこれですこれフルサイズじゃ絶対売れないレンズだと思います。

F4.5(GF35-70mm,35mm)

まずは何もしない撮っただけの写真。光害フィルタ通すと青くなってますね。ソフトフィルタの効果はでているようです。

FWを補正して更に光具合を見るためにちょっと無理やり絵が崩れるように強調しました。ISO6400,10sです

GF35-70mm,(35mm):ISO6400:10s:F4.5
GF35-70mm,(35mm):ISO6400:10s:F4.5

F4.5ですが少し鳥の羽みたいなのがでてますね。

GF35-70mm,(35mm):ISO6400:10s:F4.5右上隅
GF35-70mm,(35mm):ISO6400:10s:F4.5右上隅

F5.6(GF35-70mm,35mm)

F5.6は調整なしです。露出は同じくISO6400,10sです

GF35-70mm,(35mm):ISO6400:10s:F5.6
GF35-70mm,(35mm):ISO6400:10s:F5.6

ぱっと見ほとんどわかりませんが、鳥の羽はやはり少し改善しているように見えます

GF35-70mm,(35mm):ISO6400:10s:F5.6右上隅
GF35-70mm,(35mm):ISO6400:10s:F5.6右上隅

撮影してみてGFX100Sってα7R4と比べてもノイズ感が少ない気がします。α7R4はISO6400にしようとは思いませんし。。実際どうなのかはわかりませんが、感覚的に少ないなと感じます。
次は80mmを見ていこうかなと思います。

ソフトフィルター撮り比べ・千島湖で半年ぶりに見た綺麗な天の川

8月2日
日本ではそれほど話題になってないですが、今日上海では台湾にペロシ氏が訪問することで結構話題になってます。まあなにもないとは思いますが。。。

2022-07-30 浙江省・杭州

8月に入りました。夏の天の川が見られる時期ももうあまりありません。2月終わりに見たっきり、上海のしょぼい星空を見ていたわけですが、今回やっと少し綺麗な星空を眺めることができました。

朗報・上海から杭州1泊2日に成功しました(2022-07-30~31)。 - 異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ

行った場所は昨日も書きましたが、浙江省・杭州・淳安県です。ここには千島湖があります。もう何回も来てますが、今回行けるところで一番近間だったので行くことにしました。
当日天気予報はあまり良さげではありませんでしたが、行ったかいがありましたね。

千島湖夕日 GFX100S+35-70mm
  • 2022-07-30 浙江省・杭州
    • 自転車をレンタル目的地に
  • 星空天の川撮影撮り比べ
    • 真っ暗な中での作業
    • GFX100S++35-70mm+NISI角型
    • SONY A7R4+FE14mmGM+KASEグリップIN
    • A7S2+FE20mmG+LEE No2
  • 感想・星空ポートレート
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上海の夜空の星を動画で撮影してみた・ジンバルMOZA Aircross3

2022-6-25 上海

この日はものすごい暑さでした。日中室内撮影に行っていましたが、室内とはいえ結構疲れました。夜になって少し冷えてきました、天気が良かったのに夜になるとまた雲です。
夜12時ぐらいになって空を見に行くとまあ良い感じではないですか。。。上海でここまで綺麗な星空は久しぶりですね。
今回はタイムラプスというよりも動画を撮影してみます。

動画撮影


カメラはα7S2です。レンズはFE20mmを使います。後はこのレンズにソフトフィルタ(LEEの2番)をつけてます。最初GFX100Sを載せようとしましたが、横幅がありすぎて載せれませんでした。
後、ブレ防止のためにジンバルを使用します。ジンバルはMOZA AirCross3です。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/shan1tian2/20211122/20211122192507.jpg
動画モードでMにしてISOを32000、SSは1/15としています。ISOもっとあげたかったのですが、これ以上ISOを上げると地上がひどいことになったのでここまでで止めています。
やっぱよるとは言え町中でISO32000はちょっときついですかね。。暗いところだとISO10万とかを使うのですけどね。。
私が外にでた時はもう既に垂直銀河っぽい感じでした。蠍座はもう下の方でわかりません。
ちょうどカシオペアがでていたのでそこから天の川に沿うように撮影します。天の川なんとなくわかる気もしますが、まあ知らない人が見たらただの星空になってしまいますね。

YOUTUBE動画

取った動画をYOUTUBEにUPしています。動画内の星座は中国語で書いてます。

youtu.be

カシオペア=仙后座
はくちょう座=天鹅座
琴座=天琴座
わし座=天鷹座
射手座=射手座
蠍座=天天蝎座
夏の大三角=夏季大三角

動画は後からノイズ処理でノイズを消しています。ジンバルの動きをもっとゆっくりにすればよかったですね。ちょっと動かすのが早すぎだったかもしれません。
動画はたくさん撮りましたが、使ったのは1つだけです。ジンバルを使って、ジョイスティックを斜めに動かすとどうしてもちゃんと斜めにいかなかったり、スピードのコントロールができなかったりと、難しいです。パンフォローモードにして自分で動かしたほうが疲れますが楽です。


実はMOZA AirCross3で動画を撮ったあとタイムラプスを撮影したのですが、アプリでジンバルの動作を設定してプレビューまでの動作はうまくいくのですが、実際に撮影に入ると、しばらくしたら暴走?なんかカメラが良からぬ場所を向いています???、それでも撮影は続けていますが、回転して、方向もめちゃくちゃで、よくわからないものを撮影していました2回ほど試しましたが無理でした。下から真上に行って反対側の下まで、ちょうど動画と同じ動きにしたのですが。。。。これはちょっと研究が必要ですね。

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フィルターを付けてタイムラプス撮影。


動画の中のタイムラプスはジンバルで色々苦戦している間に隣でタイムラプスを撮影したものです。100枚程度なのでちょっと短いのです。
GFX100S+35-70mmに角型ハーフソフトフィルタ+真ん中だけ黒いハーフNDをつけて撮影します。雲があると白くなりやすいので、この日の蜘蛛の幹事からすると真ん中だけよりも普通のハーフND(ソフト)のほうが良かったかもしれません。
GFXで難しいのがピント合わせ、ピーキングは入りますが、これソフトフィルタありだからでしょうね。拡大モードがしょぼいのでわかりにくいです。マニュアルレンズだと拡大モード動かないし。。。これ皆さんどうしているんでしょうね。

もう一つハーフソフトなんですけど、ソフトがどこから開始しているのか全く見分けが付きません。ピーキングのある場所を注視して、ソフトがかかると若干ピントが甘くなるのを利用してここまでという感じで設定しました。真ん中黒NDフィルタはまあ簡単にわかりますが、幅が狭いので使い所難しいですね。上にも書きましたが普通の普通のハーフND(ソフト)のほうが良いかもですね。どうせ地上は明るいので。。。

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ということで上海の星空でしたが、現状コロナの影響で色々動き回れないので、今年は上海内での撮影になってしまいそうです。
しょぼい星空を連発しそうですが、機材のデストを積極的にやっていければ良いなと思います。


本当はこういう小細工必要ない場所に行ければ良いのですけどね。

GFX100Sで星空撮影Nisiソフトフィルターレビュー・GF80mm

GFX100S+GF80mmF1.7で星空 2022-06-22,23日

上海の梅雨明けはまだのようですがようやく夜空が晴れ出しました。本当はもっと環境の良いところに行きたいのですが、今はまだそういうわけには行きません。
ということで今回は屋上から夏の星、蠍座アンタレスあたりを撮影する予定です。上海の星空なのでとにかく明るいし、暗い星がわかりにくい。
上海の星空でスタックして星雲を強調する気も起きないので、フィルターのテストをかねて軽く撮影します。

カメラ機材環境

まずは機材ですが、カメラはGFX100Sです。
富士のレンズは2つしか持ってませんが、そのうちのGF80mmF1.7を使用します。フルサイズ換算約63mmなので中望遠です。
露出は2.5秒(200の法則)で撮影します。GFX100SにはグリップINフィルターUVをつけています。
レンズの外側には角型フィルタの星空撮影フィルターNisiハーフソフトを取り付けています。ソフトフィルターを取り付けていないのは比較画像のみ。
角型フィルターはH&Yマグネット角形フォルダーで固定しています。
要は上海ロックダウン中に色々買ったものを一気に試そうという魂胆です。

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それでは早速撮影していきます。昨日今日と残業で返ってくるのが次の日という状況でしたので撮影枚数は少ないです。

実際にGF80mmF1.7で撮影

まず初めはソフトフィルターを取り付けない状態です。撮影した写真をPSに読み込みます。レンズ補正は勝手にかかってました。
一見普通ですが、コントラストを上げると真ん中が白くなります。
普通端っこが黒くなる事が多いのですが、こういうレンズは初めてです。レンズ補正の周辺減光をいじってもこれだめですね。(原因多分わかりました。おそらくレンズのせいではない。後のほうで書きます。)
本格的に撮影するには別途フラットを作らないとだめかも知れません。


続いてはソフトフィルターをつけて撮影した写真に行きます。

Nisiソフトフィルター

GFX100S+GF80mmにNISI角型ソフトフィルターStar Softを取り付けて蠍座を撮影しました。上海の星空なので天の川は写ってません。
まずは比較画像、設定はISO4000,F1.7,2.5sです。

ソフトフィルタありなし比較(右あり、左無し)

この大きさでもフィルタありの方は明るい星がわかりやすくなっています。
続いては少し大きい写真、フィルタなしでも星がわかりますが、小さくて目立たないdせう。

ソフトフィルタなし,上海星空,GFX100S

フィルタありだと蠍座のアンタレスよくわかりますね。

NISI角型ソフトフィルターStar Soft,上海星空上海星空,GFX100S

実際なんですけど、星は滲んでいますが、にじみ方はやはりあまり面白くないというかやっぱりLEEのほうが良いですかね。


そして今日の夜1時過(24時30ぐらいまで仕事していた。。)ぎ、星空なんですけど、蠍座を撮影しようと思って、空を見ると、もう既に雲に隠れています。射手座はわかるんですけど、そのすぐ横の天の川。。。わかるといえばわかりますが、まあ雲といえば雲みたいな感じです。もうちょい早く退勤できていれば。。。

上海星空,射手座,,ISO12800,F1.8`,GFX100s

また昨日の写真にあった真ん中が白くなる現象ですが、今日は発生しません。どうやら昨日は下の方の光を拾っていたようですね。でもこれ。。。強調するまでわからないというところが難点ですね。
最初からわかっていれば良いのですけど。。。

強調耐性

もう一つぐらい星座を撮影しておこうともい、夏の大三角を探しますが、もう真上でした。南側から雲が迫ってきて同しようもないので、カシオペアを撮影。
フィルタを色々付けているので強調した際にフィルタのゴミや切れ目などのあらが目立つのではないかと思い、作品というわけではなくもうとにかくものすごい強調してみます。
こちらもISO12800で撮影したものです。PSで曇りの除去をMAXでかけています。

上海星空,カシオペア,ISO12800,F1.8`,GFX100s

拡大するとこんな感じです。

にじみ方どうですか?拡大するとやはりちょっとなんかイマイチな感じがしますが、普通はこんなもんなんでしょうかね?こういう星の少ないところでの使用には問題ないと思います。
やはりもっと星の多い場所で試したいですね。

上海ロックダウン・隔離のGW-5月の天の川


2022-05-06 上海
ロックダウンが続く上海ですが、昨日から出前が一気に減りました。なにか政策が変わったのでしょうかね?しばらくひもじい思いをしそうな感じです。
それと、私の住んでいる建屋から10日間出れなくなりました。なんかよくわかりませんが陽性が発生したようです。

中国の人ってって書いてくるというか羊のアイコンで最初はわかりませんでしたが、陽と羊、読みはどちらも「ヤン」ですね。
というかこれ原因探さないんですかね?こっちはもう50日以上隔離しているのに今更ぽっと陽性が出てくる状況がわかりません。。。
再びエンドレスな感じになってきました。

ちなみに私はずっと陰性です

ということで本題に入ります

5月4日の星空

5月に入ってもこの状態、星空撮影に行けるわけもなく、上海の天気がずっと悪かったということもあり、ようやくさつえいできます。先月に引き続き屋上で撮影してみます。
まずは夕日から、ですが、ちょうどよいポイントが無く、まあ適当に撮影です。屋上のはしご登れば良いのかもしれませんが、ちょっとと勇気がありませんでした。
その後は月です。22時前に月は沈みます。

大体開けて1時ぐらいにもう一度屋上に出ました。この日の星空はここ最近の上海では一番ではないかという星空でしたが、ちょっと湿気が強かったようです。微妙に薄雲があるような感じですね。なんとなく肉眼で天の川見えそうな感じです。
まあ渡しの場合場所がわかってるので想像で見えてしまうので、実際には見えなかったのかもしれません。写真にも何もしないと写ってませんし。。。
まあ北京の友人が強行で郊外撮影に行って綺麗な星空を撮影していましたが、羨ましい限りです。
4月の星空記事↓↓↓↓
www.sonnagaya.com

タイムラプス撮影の注意点

上海天の川

富士GFX100sで撮影ですが、大体2時間強で電池が空っぽになります。
SONY α7R4での撮影ではもう少し電池は持ちますね。日が落ちる前の一時間、日が落ちてからの一時間、実際に暗くなるまでを撮影するとなると更に1時間以上必要です。
いずれにしてもタイムラプスを撮影するにはバッテリーを繋いでおくことが必須ですね。こういう撮影はなぜか肝心なところでバッテリー切れになることが多いですwww
もう一つ、カメラが1億画素と6000万画素と言うことで、枚数を沢山撮影すると容量が半端ないことになります。128GぐらいのSDカードほしいですね。
後は夜の話ですが、湿気が多いとどうしてもレンズが曇ります。上海は湿気が多いのですね。。必ず曇ると言うわけでもないですが、レンズヒータが必要かもしれません。

YOUTUBE動画

タイムラプスを作成しました。今回はProRes422で作ってみましたが、5G Bもあります。UPするとどうなるかはわかりません。

https://youtu.be/UkAPxZ16O8Q


動画・4月の上海の星空・隔離中、建物の外に出れないので屋上から撮影

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2022-04-11 上海

隔離生活が長く続いていますが、どうなっているのか本当わかりませんね。最近は一日一回PCRまたは抗原の検査をするだけとなっています。
その後は放置。。。ちなみに棟から出られなくなりました。もう本当にわかりません。。。なんとかしてほしいです。

お陰で時間があるといいましょうか、ここ最近夕方から夜、朝方にかけてタイムラプスを作成しまくりました。ということでUPしていきたいと思います。
撮影内容は以下になります。

「4月の上海の星空」動画説明

場所は上海の郊外(浦東)です。西寄りの西北遠くに3本の高層ビルが見えます。(手前の建設中の3本ではない)

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西
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南東
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西と東はホーリーグレイルで撮影しています。ちなみに1日ではなくて数日に分けて撮影しています。

主に見える有名な星は以下になります。
西側、オリオン座は日が落ちてすぐに出ます大体22時頃には地表が明るすぎて見えなくなります。
北側、北極星、北斗七星は降りてくる感じです。北極星はまあなんとか見えます。
南側、蠍座と夏の天の川、蠍座は夜中に出てきます。天の川は角度が40度ぐらいになると撮影できます。目では見えません。
東側、夏の大三角(琴座Vega、白鳥座Deneb,わし座Altair)明るい星は映りますが、中心を突っ切る天の川は見えません。
#夕日,#シリウス,#オリオン座,#北斗七星,#蠍座,#天の川,#夏季大三角,#日の出,

動画リンク

YOUTUBE

youtu.be
4Kで見ないと星写ってないかもです。

ビリビリ


上海の天の川

撮影中ずっと立ちっぱなしだったので結構腰に来ますね。。。。
上海での天の川ですが、蠍座が見えているので、目では見えなくても薄っすらとは映るんじゃないかと思いましたがやはり映りましたね。でもこれは日によります。光害は毎日ほぼ一緒なので問題は雲と霧ということになります。下の方の光害はもう仕方ないという感じですね。ISO1000ぐらいで10秒、Fは2.8で撮影していますが、少しぐらい白飛びさせてもいいからISO1600~2000ぐらいにすればよかったかなと思ってます。

ようやく姿を見せた夏の天の川、しかしその後しばらくして月が。。。

2022-02-26.27 建徳

前回はオリオン座の撮影をしたところまで書きました。もう久しぶりに星空を見たという感じでしたね。

www.sonnagaya.com


いったん宿に戻って街の明かりが消える12時まで待ちます。ここは山というか盆地なので、オリオン座が12時過ぎにまだ出ているかはちょっと怪しいです。
この日天の川が出るのが大体2:30過ぎです。出てなかったらいったん戻ろうかとも考えてました。

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12時になって外に出ます。街明かりが消えて、星空が更にくっきりと浮かび上がりましたが、オリオン座見つかりませんね。。。
戻ろうかと思いましたが、しばらく眺めているともう1時過ぎになってました。戻ってもあれかなと思ってそのまま星空を眺め続けます。

ずっと上を向いて星を眺めていたので、腰が痛くなってきました。さらにさっきとは違って気温も相当下がってきました。寒いです。
この日の夜の終わりは大体5:00分です。そこまでは頑張ろうと思いますが、腰が。。。。

2:00過ぎ、蠍座がようやく見えてきました。更に中心が出るのが2:46分です。これから真上に上がってきますでもやっぱり東の山の峰のところ明るいですね。桐庐の街の方向でしょうかね?
やっぱこれだけ明るいとちょっと天の川も見えにくいです。
地平線に出るのが2:46なので、山の峰から除くのはもう少し後ですね。。。。果たして夜の終わりまで出てくれるのでしょうかね。。


3時過ぎ、蠍座アンタレスも見えてきました。アンタレス半年ぶりぐらいに見ました。ですが、肉眼で天の川見えません。うっすらそうかなみたいな感じではわかるんですが。。。
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4:30で天の川の角度30度ということなんですが、なんかいまいちというかやっぱ山のせいですね。
ようやく見えてきましたが、下のほうが更に明るくなっている感じです。金星でしょうかね?明るい星が出てきました。

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と思っっていたらなんと月です。。この日の月の出が4:07分になってました。というか天の川の下に月なんですねwww
ということで5:00過ぎまで頑張りましたが、ここで腰が限界なので片付けて戻ることにします。

ちょっと消化不良気味になってしまいましたが、明日の朝8:30には出発しなければいけません。ということでさっさと寝ることにします。

一旦外に出て冬の天の川撮影・建徳市乾潭镇胥岭村

いつの間にかもう3月です。記事は先週の浙江省杭州市建徳市乾潭镇胥岭村の星空撮影の記事です。

2022-02-26 建徳

ようやく建徳の胥岭村に到着しました。ついてすぐに腹が減ったので麺を作ってもらいました。その間外を見てみるとやっぱ上海とは違いますね~~~
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的な星空です。村自体は12時まで街灯がついているのでちょっと明るいのですが、それでもこの星空は素晴らしいです。オリオン座の大星雲もはっきりと見えます。

上海で必死こいてたのが馬鹿らしくなりますね。まあここも最高の環境とは言えませんが。。。

ということで麺を食べてからオリオン座を含んだ冬の天の川のパノラマ撮影に行きます。

パノラマ撮影

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カメラはα7S2の改造機です。このカメラですがEOS6Dの改造機と比べても色合わせ(フラットグレー)がめっちゃ難しいんですけど、6Dは最近使ってません。
回転式の雲台を使って撮影します私は20mmで15度ずつずらしながら撮影、冬の薄い天の川といえども一応肉眼でも薄っすらと天の川がわかるので、それに沿って収まるように撮影します。
一応2段(13×2枚ぐらい)撮影しました。
でもやっぱり街頭が明るくて露出が稼げませんね。12時まで待つか。。。でも12時になるとオリオン座もう山に隠れてしまうような感じですね。
山の上よりもやはり南側の山の下のほうが明るいです。左っかわの下の方、明るすぎて星が殆ど見えてません。遠くには千島湖がありますが、そのへんの街でしょうかね?去年はそんなことなかったのですが、もう今年はやばいかもしれませんね。
因みに方向的に西側には街がないので、街灯さえなければ西側の夜空はとても綺麗です。

パノラマを撮り終えていったん戻ることにします。街灯が消える12時過ぎにもう一度出ようと思います。

天の川パノラマ合成

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PSのパノラマ合成だと全然うまく行かないので、ICE(ice image composite editor)を使用します。
画像を無造作に選択しただけで勝手に作ってくれました。が。。。。よく見ると星のいち微妙にずれている気がします。
何回か試しましたが、オリオン座のペテルギウスの位置が。。。なんかやっぱずれている気がしますね。。。
これも毎回試行錯誤です。レンズ補正をしてから結合するか、レンズ補正せずに結合するかいつも迷います。
今回はF1.8で周辺減光結構ある気がしたので、レンズ補正してからにしました。結合してから強調するのですがすると、結合部分が見えてくるんですよね。
これをできるだけ目立たなくしたいのですが、やはり強調するとどうしても出てきます。強調せずとも綺麗に撮れる場所であれば問題ないんですけど。。。
まあでも今回は光害が激しすぎたので、今回は深入りせずにここまでにしておきます。

パノラマ動画

AEでパノラマ動画を作成しました。
https://www.instagram.com/tv/CaqWIX8gN99/