異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ

中国上海市在住です。もう10年を超えました。休日は星空(天の川)撮影やポートレート撮影等、連休時はカメラを持って中国各地を旅行してます。最近は内モンゴル自治区によく行っています。

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ホタルと天の川動画・空を一枚写真で地上を比較明合成写真

ホタルと天の川タイムラプス
youtu.be

今回この動画を作成するにあたって、結構色んな所でハマりました。
ということで苦労した点について書きたいと思います。

まず一つ目

ホタルと星空動画

今回ホタルと星空撮影をしてきました。無事撮影できたので良かったのですが、レタッチが面倒です。
というのもホタルは点滅しているので一枚の写真にホタルが写っている数は意外と少ないです。写真のところでも話しましたが、何枚かホタルが写っている写真を比較明合成でコンポジットするとまあ良い感じに鳴ると思いますが、その場合天の川部分も星の軌跡になってしまいます。
これを解消するために地上と空の写真を分けます。一枚ならまあそれほど苦にならないのですが。。。。。
動画だとこの作業を300枚近く行う必要があります。300枚(地上)+300枚(星空)
部分的に空にホタルが写っている部分もあるので一括でというわけにも行かず。。。結構疲れました。

f:id:shan1tian2:20210720190618j:plain

手順は以下になります。
まずは素材作成
1.StarStaXで星の軌跡を作成する容量で比較合成を行います(約300枚)
この時地上が明るかったり、変なライトが入ってしまったり、気に入らない写真を抜いてから作成します。
f:id:shan1tian2:20210720192052j:plain
2.星空側の準備、基本はレタッチで天の川強調だけですが上の作業で抜いた写真はこちらでも抜き枚数を合わせます。
3.PSでファイル→スクリプト→ファイルをレイヤーとして読み込みで各20枚ずつ読み込みます。(マシンスペックによってはもっと開ける)
4.地上写真をもとに地上部のレイヤーマスクを作成します。
f:id:shan1tian2:20210720190645j:plain
4.1 選択範囲→選択とマスクで地上を選択してからOK
4.2 レイヤー→レイヤーマスクで選択範囲をマスクでマスクができます。
5.そのレイヤーマスクを星空側に移動します。
(alt+ドラック)※移動するにはまず写真とマスクの鎖を解除しないと動かせない。
6.画像を2枚(星空、地上)だけ表示して一枚JPGの書き出しをします。これを20回繰り返します。
f:id:shan1tian2:20210720190707j:plain
ということでこの地道な作業で一枚一枚書き出して298枚の写真を作成しました。
この時点でいつもの動画作成より相当時間を費やしています。

続いては動画作成
これをFFMPEGで4K15Pの動画にします。15Pだと20秒の動画になりますが、ここからもう一回FFMPEGで足りない画像を補填させて30Pにします。

ffmpeg -framerate 15 -i E:\PHOTO\pic\Myfile%03d.jpg -vcodec libx264 -pix_fmt yuv420p -s 3840x2160 out20210711_htrr4.mp4
ffmpeg -i E:\PHOTO\mp4\out20210711_htrr4.mp4 -vf minterpolate=30:2:0:1:8:16:32:0:1:5 out20210711_ht7r4.mp4

続いて2つ目

α7R4の縦写真タイムラプス

f:id:shan1tian2:20210720192000j:plain
α7R4のRAW画像のサイズって9504*6336なので、縦でも4Kの横幅3840を超えています。そのため縦スクロール動画にしようと考えました。
ということで画像書き出しを9504*6336で出力してffmpeg側で横幅を3840で作成しようと試みました。

ffmpeg -framerate 15 -i E:\PHOTO\1\myfile%04d.jpg -vcodec libx264 -pix_fmt yuv420p -vf "scale=3840:-1" -r 30 out20210711_aaa.mp4

ところがこれだと何故かエラーになってしまいます。
試しに -s 3840x6820 と指定するとうまく行ったのでまあこれでとりあえず作成しましたが、できたMP4のサイズが2Gを超えていて、サイズのせいでしょうかね?更にPCで再生できないと言われてしまいます。

f:id:shan1tian2:20210720192024j:plain

PSで編集できれば良いと思ってPSで開きますが。。。。開けません。。。
仕方ないので動画を2分割して1動画を1Gの動画にすればPSで開くことができました。
ここからは以下の手順になります。
1.キャンパスサイズ変更で4Kサイズにします。
2.動画をスマートオブジェクトに変換します。
3.タイムラインを選択して右クリックでモーションを選びます。(パン)
4.タイムラインをもう一段展開してからまずは開始位置のひし形をクリックし、黄色くして編集→自由変形で開始位置を確定
続いて同様に終了位置を決めます。終了決定時にイムライン自体を最後に持っていってないとうまく行かない。
5.プレビューで動きを確認したら、ビデオをレンダリングで動画にします。
PCのスペックなのか動画サイズの問題なのかは定かでは有りませんが、解決に時間がかかりました。


最後はこれは結構間抜けなんですけど。。。

NIKON Z5の1500枚のJPG

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今回NIKONでインターバル撮影した写真に何故かRAWデータがない状態でした。なんでかはよくわかりません。よくわからないメッセージは出ていましたが、まさかRAWがないとは。。。
仕方ないのでレタッチの自由度が少ないJPGでやるしか有りません。しかも1500枚もあります。サイズは6016*4016でした
PSでバッチとかすれば行けるようですが、それも面倒なので、今回はLuminar4の同期機能(一枚レタッチして全て同期)を使いましたが。。。
まず同期機能にトリミングは反映されないということがわかります。。結局トリミングはRalphaを使います。更に書き出し速度。。。
これがまた遅い。。。。もう二度と使いたくないレベルです。Luminar4は複数枚編集に向いてないんでしょうね。というかPSでも面倒ですけど。
やはりRAWがなかったのが最大の敗因です。RAWがあればCameraRawで一括トリミングとレタッチができたのに。。
色々紆余曲折してなんとかJPGを書き出せたのですが、動画を作成するffmpegで再び問題。
ここでもは縦サイズを指定せずに横だけ -vf "scale=3840:-1" で指定して動画を作成しましたが、この動画も1G超えています。更に再生するとなんか辺。。。途中モザイクになってたり。。。。何だこれ。。。
なんでこうなるんだ?って感じです。
PSで開いてみると問題ないので大丈夫だと思うのですが、開いてからα7R4と同じようにキャンバスサイズを変更してサイズ合わせを行いました。
ということでようやく素材が全部揃いました。


あとは他の動画と合わせてTicTok(抖音)の動画作成アプリである剪映を使って編集しました。
まあ苦労したところはたったの20秒弱なんですけど。。。こういう苦労している所って見ている人ってわかんないんでしょうね。。きっと。。。

4Kバージョンでビリビリにも上げてます。

b23.tv