異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ

中国上海市在住です。もう10年を超えました。休日は星空(天の川)撮影やポートレート撮影等、連休時はカメラを持って中国各地を旅行してます。最近は内モンゴル自治区によく行っています。

 このブログについて(about)
  中国旅行/観光/写真記事一覧(省別)

10億色表示がしたい・いつの間にかGeForceが10bitに対応したようですが。。。

PCを新調したいついでに10億色表示がしたい

パノラマを作る際にRAW書き出し時のPhotoshopの速度があまりにも遅いのでちょっとPC購入を考えてしまいました。
メモリとディスクがいつもフルになっている感じです。


7枚のパノラマ作るのに偉い時間かかります。
ちなみに上のパノラマは49080*5790のサイズです。スマホ版のPSに持っていくのにも色々と苦労しました。


話は戻って。。。考えるついでに。。。
結構随分前から写真を10億色表示してみたいと思っています。
無いものは気になるといいましょうか、色々検索してみるとあんまり変わらないというか区別できない。。という意見もあります。
パソコン(ディスプレイ)とソフトウエア両方対応していないと見れないということのようで、中国ではそういう環境がなかなか無いです。

ディスプレイとグラフィックカード

まずはハードですが、ディスプレイとグラフィックカードです。
10bit表示できるグラボはnvidia quadroなどがありますが、これ高いんですよね。またquadroが着いている機種が少ない。
昔だったら自作とか良くしてたんですが、最近はノートしか使ってないので、なかなか自分の思うようなのが見つかりませんね。
首を長くしてずっと待っている状態が続いてましたが。。。。
いつの間にかNVIDIAのグラフィックカートGeForceが10bitに対応しているようです。
もしかして私のPCのGeForceもあるかなッと思ってしまいましたが、時代の変わりは早いですね。
そんな古いのはリストにも載ってません。
GeForce RTX 20 Series、GeForce GTX 16 Series、GeForce GTX 10 SeriesであればStdioドライバーがあるようです。

対応グラフィックカードは公式から探せます。
https://www.nvidia.co.jp/Download/index.aspx?lang=jp


そして注意書きに
Hybrid Power technologyはサポートしない(NVIDIA Optimus technology is supportedはサポート)
とあります。
このテクノロジーはサポートしていないということでしょうが、あまり考えなくても良いかもしれません。

GeForceでも良いのであれば少し敷居が下がりますね。


そして次はディスプレイ。。。これがまた対応が少ないといいましょうか、外付けのディスプレイは結構見つかります。
ノートに組み込まれているものはどうなのかを調べてみました。

HPの ZBook

一番安いのを見てみました。
グラボはAMD(Radeon™ Pro WX 3200)を使っているようで10bit対応しています。
が、標準のディスプレイは1920x1080で、10bitディスプレイではないです。
選択で4K UHDディスプレイ搭載モデルが選べ、これで10bit表示できるとありますが、以下のようです。

10bit(8+FRC)液晶ディスプレイ搭載モデルをご用意。
最大約10億色の色表示で、滑らかな階調表現を実現。カラークリティカルな作業で威力を発揮します。

これはFRC(Frame Rate Control)なので疑似的な10bitということでしょうね。

4KのUHDとDCI

ちなみに4KのUHDとDCIですが、UHDは単純にHDの二倍3840x2160で、DCIは4096x2160です。

Dellの XPS15

続いてはDELLXPS15です。説明に10bit表現はありません。
このPCも標準は1920x1080で選択で4Kディスプレイにする必要があります。

UltraSharp 4K UHDディスプレイ(3,840 x 2,160)
XPS 15は、Adobe RGBカバー率100%を実現しています。
幅広い色域をカバーすることで従来のパネルでは表現できない色を生成し、よりリアルな画像表示を実現します。
また、1,600万色以上の色を使用することで、画像を滑らかに表示できます

Adobe RGBカバー率100%
1,600万色以上って。。。。。これ普通じゃん。これを売りにしているのがわからん。HPのほうが親切に書いている。

パソコン工房の SENSE-15QQP33-i7-QDSS

quadro搭載ですが、こちらもディスプレイ説明に10bit表現はありません。
Adobe RGBカバー率98%対応4K液晶モニタ搭載
ということですが、メールで問い合わせてみた所8bitカラーだそうです。


他にも色々調べましたが、ノートパソコンだけで10BIT表示できるモデルは今の所無いようです。
やはりディスプレイは外付けにする必要があるようですね。
こうなるとPCの選択肢が一気に増えるわけですが。。。。さてどうしたものか。。。。。
結構先の話になりそうですが、とりあえず外付けディスプレイを調べてみました。

外付けディスプレイ

そして外付けディスプレイですが、10bit対応のものは結構ありますが、安めの価格のものはsRGB99%とか100%前後の物が多く、Adobe RGBについては記載がないものが多いです。
4KでAdobe RGB99%や100%のものはいずれも10万超えのお高いものになってしまうようです。

BENQ(明基)


Adobe RGB 99%の製品はやはり高いです。



ViewSonic(优派)

こちらもAdobe RGB 99%の製品はやはり高いです。

PHILIPS(飞利浦)

PHILIPSの328P6VUBREBはAdobe RGB 94%ということです。


それにしてもHDR10とかHDR400、HDR600とか言う表記がありますが、どう違うんでしょうかね。
調べてみるとDisplayHDR規格のことのようです。
400、600は、そのディスプレイのHDR表示時の最大輝度(nit)だそうです。
この企画にはHDR1000というのもあるようですね。

もう一つHDR10では作品により1,000nits~10,000nitsとなっています。上の規格とはどうやら違うようですね。

・DisplayHDRはディスプレイにてHDR映像を表示することに関連する規格
・HDR 10とはHDR映像データの伝送に関連する規格

どこまでどう変わるのかはやはり実際に見てみないとわかりませんね。
そして結局、財布と相談することになりそうです。




10bit環境が整いました。

10bit環境が整ったので記事のリンクを載せます。
www.sonnagaya.com

10bit環境でいろいろな色領域を試す。

実際に10bitを表示した感じです。10bitというよりも良いディスプレイは写真の色が綺麗ですね。
https://www.sonnagaya.com/entry/2019/12/10/203000
PCとこのディスプレイの色が違いすぎてもうどの色が正しいのか逆にわからなくなってきました。。。少なくとも普通のPCの発色には戻れない気がします。

写真現像時の注意

現像時の注意、このディスプレイでPhotoshopRAWやTIFの画像を表示してレタッチしたものを、書き出す時にJPGにします。
この時に暗い場所など微妙な明るさをつけているんですが、JPGにするとその場所が真っ黒になっていたりして結構がっかりします。
暗い部分はちょっと大げさ気味に明るくしないとためなようですね。