暗く撮ってしまった写真のレタッチ
写真を撮っている時、適正露出で撮るのが一番良いと思いますが、とっさの場合や、どうしても設定が間に合わない、わからない場合など、暗くなってしまった写真を明るくする方法ですが、色々あると思います。私は太陽の光などで明暗がきつい場所、白飛びしそうなときは少し暗めにとって後からなんとかしようと考えています。暗くしすぎるとダークノイズが目立ってきますので、そこは注意が必要です。
後からのレタッチで、単純に明るさだけを+するとハイライト側がきつい場合はやはり同じように白飛びが多くなってしまいます。
なので露出を上げる前にまず最初にシャドウを持ち上げてみてみると明るくなります。これで十分と判断したらここで明るさは妥協することもあります。
その次に露出とハイライトのバランスですね。明るくしすぎるとハイライト側が白飛びしてしまいますね。
なのでハイライトがきつい場所以外を選択して明るさを調整することにします。
ようは白飛びしそうな所以外の露出を上げるということをします。
Photoshopを使った一例を書いていきます。
暗い写真を明るくする手順は以下になります。
最初はCAMERAを使いますが、PSで同じことをしても問題はないと思います。
1.CAMERA RAWで発光量を調整
明るさを少し明るくします。ハイライト部が飛ばないように気をつけます。
2.色かぶり補正
色かぶり補正値を変更します。+20ぐらいにしました。この値はやはり人ぞれぞれの感性ということになりますね。
3.カラーグレーディング
ここも同じく人それぞれの感性によりけりです。青っぽくなりすぎないようにしましょう
これでも十分明るくなった気がしますが。。。CAMERARAWはここまでです。
ここからはPhotoshopです。WINとMACでボタンが違います。
Alt = Option
Ctrl = Command
に置き換えましょう
4.ハイライト部分の選択(CTRL+ALT+2)
ハイライト部分を選択します。
5.選択した部分を反転(SHIFT+CTRL+i)
選択した部分を反転して、ハイライト以外の部分を選択します。
6.選択範囲をコピーしたレイヤーを作成(Ctrl+J)
コピーしたレイヤーの明るさを変更してもよいのですが、今回はここは触りません。
7.スクリーンで合成
最後はレイヤーの合成です。結構明るくなります。この後肌の修正などを行って処理完了です。肌を修正しすぎると鉄仮面っぽくなるので程々にしましょう。
ちょっと明るすぎましたかね。。。。。
ここで書いたのは一例ですが、他にも方法は色々とあると思います。これで暗く撮った写真も怖くないですね。