異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ

中国上海市在住です。もう10年を超えました。休日は星空(天の川)撮影やポートレート撮影等、連休時はカメラを持って中国各地を旅行してます。最近は内モンゴル自治区によく行っています。

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ポータブル赤道儀の極軸合わせはレーザーポインタで十分。

[:星の軌跡,レーザーポインタ]

私の星空撮影方法

最近デジカメでポータブル赤道儀を利用した星空撮影をしていますが、私自身はライトユーザというか、旅行先に大荷物を持っていくわけには行きません。
ということでゆーるーい感じでやってます。それでもその中で、できるだけちゃんとしたものを撮影したいと思ってます。
ポータブル赤道儀を使うに当たって面倒なのが極軸合わせですが、私は極軸望遠鏡などは利用していません。

赤道儀にレーザーポインタをセットして、それを大体北極星に当て、位置を合わせてそれで終了です。
広角で30秒程度だとあまり地上が動くという感じでは有りませんね。まあ一時間に15度なら一分で0.25度、30秒ならその半分なので

レーザポインタ

それぞれその赤道儀専用のものをタオバオで購入しました。

スカイメモT(sky-watcher)は中国ではsky-watcher Star Adventurer MINI言う名前で売ってます。別名小星达というようです。使用アプリは同じものを使用してます(SKYMEMOT)。
設定は赤道儀の空いている穴に入れるだけです。一応、ちゃんと垂直になるようには気をつけています。
私の感覚ではDeepSkyを撮影するときは、スカイメモT(sky-watcher)よりも少し大きいSkyTracker(iOptron)のほうが安定性はあると思います。
スカイメモTはレーザーポインタをセットする際に雲台を外さないといけないのが問題というか面倒ですが、いろんなモードがあるので重宝しています。

このレーザーポインタの適当極軸設定(SkyTracker)で私が試した最高露出が6分なんですけど、6分でもワタシ的にはまだ大丈夫というか十分です。
10分でも大丈夫という人がいますが、まあどうなんでしょうかね。機会があればやってみようと思います。
余談ですが、レリーズの性能というか品質が悪いのか?露出が長いと分固定しても秒単位で誤差が出ています。。なんででしょうね
ということで私の極軸設定方法でした。

タオバオではポラリエU用も売ってますね


ということでその赤道儀を使用した最近撮れたての作例をすこし上げていきます。

オリオン座(24mm)

地上も入れて一分露出で撮影。めんどくさいので地上と星は分けていません。一分程度なら地面を暗くすればほとんど気になりませんね。オリオン座は露出を長くすると赤い星雲が浮き出てきて綺麗です。
ILCE-7SM2
FE24mmF1.4GM(F2),ISO800,60秒

※写真を大きくするとちょっとだめかも知れません。。。後、ちゃんと止まっている写真と比べると違いはすぐに分かります。

オリオン座(70mm)

70mmになると地上は入りませんが、赤い所全体が入って良い感じです。一番下の星がちょっとしたすぎましたね。この時期はオリオン座が上がっていくところだったので、コレ以上下にすると、強調時に地上の光害が入ってしまいそうだったので。。。(それでも少し入ってますが)
ILCE-7SM2
70-180mmF2.8(70mmF2.8),ISO1600,247秒*複数枚他に30秒露出の写真も一緒にコンポジットしてます。
オリオン座(70mm)

M45 プレアデス星団すばる

180mmでとった[すばる]ですが、180mmだとなんかな。。。普通というか面白くなかったです。この散開星団はもっと望遠で撮影しないとだめですね。
ILCE-7SM2
70-180mmF2.8(180mmF2.8)ISO3200,246秒
M45,プレアデス星団,すばる
ちょっと微妙だったかも。。。


以上極軸合わせをレーザーポインタだけで合わせましたが、それなりに星は点になってくれるということで、
「ポータブル赤道儀の極軸合わせはレーザーポインタで十分」

だと私は思います。