前回に続きシルクロードの旅です。今回は敦煌の莫高窟です。
前回の記事はこちらです。
2016-10-04日
今日はついに中国4大石窟の一つ莫高窟を観光します。
中国4大石窟:
莫高窟(甘肃敦煌)、云冈石窟(山西大同)、龙门石窟(河南洛阳)、麦积山石窟(甘肃天水)
とありますが甘肃に二つあるんですね。麦积山石窟には今回はいけません。というか遠すぎます。
場所的に蘭州と西安の間ぐらいですね。
莫高窟、云冈石窟、龙门石窟の3つはそれぞれ単独で世界遺産として登録されていますが
麦積山石窟はシルクロード:長安-天山回廊の交易路網(Silk Roads: the Routes Network of Chang'an-Tianshan Corridor)として世界遺産になってます。
世界遺産の権威というもの自体だんだん怪しくなってきていますが、ここはチャンとしていると思います。
時がたつと4大が5大になり。。。10大とかになっていくんでしょうかねw
中国三大石窟
1、莫高窟 2、云冈石窟 3、龙门石窟
になります。他の2つは行ったことがあるので、今回で中国三大石窟コンプリートです。
莫高窟Mogao Grottoes 世界遺産
昔のお坊さんがこの地方を訪れ、经此山がキラキラ光っているのを見てこの場所に石窟を作り出したという事です。
その4世紀から1000年にわたって掘られたそうです。この石窟1700mもあります。
シルクロードは海の交通が発達してから使われなくなったようで、500年ずっと眠っていたようです。
そのため他の2つよりも壁画の保存状態が良いようです。
拝観できる石窟は限られていて全てを見ることはできないようです。また一般観光客は4つの石窟しか見れません。
他の石窟を見るには一か月前からの予約が必要だという事です。
莫高窟内に現存する壁画、彫刻は492個あり、大体五つの時代に分かれるようです北朝、隋と唐、五代と宋、西夏と元だそうです。。
駐車場に着くとすでにたくさんの人。。めっちゃ並んでます。
私たちは先に映画を見るようです。予約客はほぼ並ばずに見ることができました。
映画の内容ですが、これから見る石窟の説明をドラマ化しています。
2つ見ることになります。20分+20分で撮影は禁止です。イヤホンで日本語の説明も聞くことができます。
最後の方は、繁栄したシルクロードも、シーレーンが確立されて、シルクロードは役目を終え、莫高窟は長い眠りに入ったという感じだったような気がします。
映画を見終わった後、専用バスで莫高窟まで向かいます。結構な距離があります。
バスからの景色。荒野が広がっています。
バスを降りて莫高窟の入口、たくさん石窟が見えます。北側の石窟は公開されていません。
並木道を奥に進みます。
私たちは別の日本語専用ガイドに連れられて観光することになります。
専用ガイドさんですが、この人の日本語もあまりうまくないですね。
真っ暗の洞窟の中に石窟や、壁画があるのですが、結構暗くて専用ガイドさんは懐中電灯を照らして説明します。
撮影は禁止です。撮影して係りの人につかまっている人がいました。ほかの石窟と違い結構厳しいです。罰金払って、きっと全部消させられるんでしょうね
撮影できないのであれですが。。石窟や壁画はとても綺麗です。スケールも大きいですね。もう少し見せ方を工夫してほしいです。
予約が必要な石窟が終わって、そして写真でよく見る建物。。九层楼です。
九層楼
九層楼は高さ高さ43mあります。
この中にも石窟があります。高さ35mの弥勒菩薩像が安置されています。
世界最大の室内弥勒菩萨像、で座っています。足は古いままだそうです。
写真が取れないのは残念です。ここでも写真を撮った中国人が捕まっているのを見かけました。
日本の昔のDVDで(世界遺産だったか?シルクロードだったか?)この仏像の映像がありましたが、昔はきっとOKだったのか、TV局がお金を払ったかなんでしょうね。
九層楼から先は予約なしでも見れる石窟です。そのため並ぶ時間が長いです。30ぷんぐらいおしくらまんじゅうをしながら進んでいきます。
あきらめて出る人もいます。
他の予約なしで入れる石窟を見ます。
ここには寝ている仏、涅槃仏もあります。
並ぶのが30分、見るのが3分ぐらい。。。。なんか悲しいですね。
莫高窟では石窟内の写真が取れないのでとても残念でした。撮れないならデジタルデータを売るとか、もう少し何とかならないものですかね。。
外に出ている壁画は撮影可能です。
莫高窟のチケット代ですが、予約チケットの値段は220元です。
石窟を出でて、また専用バスに乗り最初の場所に戻ります。
莫高窟の敷地を出て、食事を取ります。
そして次の目的地、万里の長城と玉門関に向かいます。
続く