異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ

中国上海市在住です。もう10年を超えました。休日は星空(天の川)撮影やポートレート撮影等、連休時はカメラを持って中国各地を旅行してます。最近は内モンゴル自治区によく行っています。

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劉詩詩主演のドラマ女医·明妃傳。明時代の時代劇。 1話


劉詩詩主演のドラマ女医·明妃传が、2016-02-13日から始まりました。
日本では女医明妃伝というタイトルのようです。
明時代のドラマってあまりないですよね。
あったとしても皇帝はあまり関係なかったり。。します。
今回は皇帝が絡んできそうです。
私もこの時代のことはあまり知りません。
放送は东方卫视でやっています。
見逃した人は、
乐视网(http://letv.com),腾讯视频(http://v.qq.com/)で見ることができます。
またこのドラマが始まったあと画面いっぱいにドラマ内の医療は絶対にまねをしないようにと
忠告が出ます。絶対まねをしないように。。。


登場人物

谭允贤(tányǔnxián)

俳優:劉詩詩
主役の谭允贤は劉詩詩が演じます。
谭允贤を調べてみると中国古代で有名な4人の女医がいますが、この中のひとりに似た名前の人がいます。
谈允贤 (1461年-1556年) ,中国古代4位(晋代鲍姑、西汉义妁、宋代张小娘子、明代谈允贤)女名医之一
姓が谈と谭で違いますが。。。読みは同じですね。

朱祁钰(zhūqíyù)

俳優:黄轩:芈月では黄歇と魏丑夫の役をやっていました。
廟号は代宗、景泰帝,明朝の7代皇帝

朱祁镇(zhūqízhèn)

俳優:霍建华:Wallace Huo(ウォレス・フォ)台湾の俳優さん
廟号は正統帝、天順帝または英宗、睿皇帝,明の6、8代皇帝

孙太后(sūntàihòu)

俳優:何晴
孝恭章皇后,宣宗第二任皇后,英宗の母で今は太后です。

汪美麟(wāngměilín)

俳優:金晨(Gina)回族のようです。
孝渊景皇后となるようです。

钱皇后(qiánhuánghòu)

俳優:李呈媛
銭皇后、朱祁镇の皇后です。

绰罗斯·也先(チョロス·エセン)

俳優:袁文康
明朝敬顺王、大元天圣大可汗。
Эсэн:エセン:エセン・ハーン
瓦剌(オイラト)の首長


登場人物から察するに、
歴史上、明の6代皇帝(英宗)はモンゴルとの戦いに敗れて捕虜になるということが起きます。
そのことが原因で7代目の皇帝(景泰帝)に代わり、クーデターで再び6代目が8代目皇帝(睿皇帝)となる
とされていますが、どうやらこの頃のようです。
朱祁镇(1427年—1464年)は朱祁钰(1428年—1457年)なので谈允贤 がモデルだとすると相当年が離れているので、
もしかして、オリジナルなのかなとおもいます。それで名前を変えているのかもしれませんね。。。
今のところはどこまでやるのか分かりません。


1話 允贤は俆府で人助け

明朝中期、程朱理学が盛んで礼儀と道徳が厳しく、女性の地位が低い。
貴族の女性は抛头露面(人前に顔をさらけ出す)事ができず、これは病気の時も同様でした。

pāo tóu lù miàn【抛头露面】人前に顔をさらけ出す:旧時,特に婦人の外出することをいった
sān gū liù pó【三姑六婆】また広くは正業に務めない女または巧言でよくないことをする女をいう

それほど女性と男性は区別されていました。
人に言えない病気、難病など女性が医者にかかるとすぐに世間に知れ渡り、三姑六婆と不名誉となります。
明の朱祁镇(英宗)は皇帝位を継ぎ孙太后が補佐します。朱祁镇は若くてでたらめです。
东厂太监の頭、曹吉祥を信用しています。これにより孙太后は政権を皇帝に返すのを遅らせています。

徐侍郎の家では太夫人の誕生日でたくさんの人が訪れています。
戦いで傷を負った男が徐府に入っていきます。。
安和郡主の娘汪美麟は琴の演奏をして人々に喝采を浴びます。ただ一人、杭允贤が無関心です。
徐府の院子で見た薬草、铁皮石斛に心を惹かれていたからです。
そしてその薬草を取りに行きます。その時侍女の紫苏が男に捕まえられてしまいます。
允贤はその男が中毒になっていることを見抜き命の危険があると悟ります。
男は謝って倒れてしまいますが、允贤は解毒の薬草を取りに行くと言います。
この男は郕王、朱祁钰です。どうやら孙太后は郕王を君主にしようとしているようです。
黒幕の王振は东厂の地位を危ぶんで殺害を図っているようです。
傷ついているはずの郕王が見つからない知らせを聞いて、东厂の者は徐府の捜索に乗り出します。
徐府は混乱します。その中で驚いた徐太夫人は突然中风(脳溢血)になります。
皆が動かそうとする所、医療に少し詳しい允贤は動かすなと言います。
針を使って血を抜くと言います。
允贤のおかげで徐太夫人は何とか持ちこたえました。


汪美麟は父、汪国公の命を受けこっそりと郕王を探しに行きます。
そして郕王を見つけ出し、自分の御輿に乗せて家に帰ります。


人助けをした允贤ですが、徐府の人に礼を言われます。
允贤は家のものには言わないでほしいと頼みますが、徐府からはもう手紙を送ったと言われてしまいます。
家に帰った允贤は早速父に呼び出され鞭で厳しく叩かれます。
どうやら他人に医療を施してはいけない家訓のようです。
杭姓は元々谭姓だった様です。祖先は宮廷内の医者だったようですが、
良く思わない人たちの計略にはまって閉まったようです。そして允贤のお爺さんは自害、
兄は逃げる途中に亡くなってしまいました。
谭家は姓を変え杭姓になりました。允贤の父は軍職につき、昇級して一族の濡れ衣を晴らすつもりです。
そういうことで医学を禁じられているようですが、熱心で賢い允贤の思いに負けて、
おばあさんは谭家の医学を途絶えさせてはいけないと考え允贤にずっと医学を教えていたようです。


谭家が没落する原因となった過去の流産事件のシーン後から結構重要になってくるかもしれません。
允贤に薬を渡したと思われる人物はどうやらその服装から太医の中の一人で、西洋風の帽子を被り、手に痣があります。
この薬が元で流産を引き起こしたと考えて良いようです。

感想

谭家が没落する原因となった過去の流産事件のシーン後から結構重要になってくるかもしれません。
允贤に薬を渡したと思われる人物はどうやらその服装から太医の中の一人で、西洋風の帽子を被り、手に痣があります。
この薬が元で流産を引き起こしたと考えて良いようです。


それにしてもおやじさんめちゃ怖いですね。
後からわかってきますが、
最初登場人物がだれか紹介されないので展開が分かりずらい感じがしました。
王振、曹吉祥は明時代の有名な权宦(汚職官僚)のようです。
宦官とありますが、どうなんでしょう。見た目から判断が付きません。
明のこの時代は宦官が権力を握っていたのでしょうかね?
またこの時代の衣装は唐や漢の時代と違ってますね。
ちょっと新鮮です。


ドラマの続きは旅行記が終わってから書こうと思ってます。