2019-08-31内モンゴル ・シラムレン草原
再び内モンゴルシラムレン草原に旅行しに来ています。目的はこの夏の新月時を狙っての星の撮影です。
ちなみに、6月から4ヶ月連続で来てます。ここまでくればもはや旅行ではなく遠征です。
ちなみにこの草原、草原しか無いので他の目的がない人には一回見れば十分なのかもしれません。
でもきれいな星を見るために私みたいに何度も来る人。。。いませんかねwww
本当は別の場所に行きたいのですが、中国の南方は雨季なのか台風の影響なのか最近雨ばかりです。晴れる日が少ないです。
星を撮りたいなら先ず星の見えるところに行かないと撮れません。
ということで再び内モンゴルになってしまいました。
前回の記事はこちらです。
暗くなってから早く開始しないと天の川が沈んでしまうかと思って大体21:00ぐらいから撮影をはじめようと思います。
日の入りが19:20なのでこの時間帯はまだ完全に真っ暗にはなっていません。
今回使ったカメラは3台レンズは色々変更していますが、メインはこんな感じです。
オリンパスOM-D EM1Mark2 + 8mmFisheye
ソニーα7s2+LAOWA15mmZero-D
キヤノンEOS6D+SIGMA35mmArt
星の撮影に広角レンズが良いというのは暗いレンズでも露出時間を稼げる
からだと思ってますが、個人的にはF2より明るいレンズが良いと思います。
赤道儀使うなら明るさあまり関係ないです。
カメラの設定
今回EOS6DのISOは3200〜4000まで上げています。
オリンパスのISOは1250
ソニーは2500~3200にしています。
F値は開放、露出時間は以下になります。
8mmの魚眼は30秒露出
15mm超広角レンズはF2.8に絞って20~25秒露出
35mmは20秒以内の露出
準備をしながらしばらくすると、木星の他にも蠍座のアンタレスあたりが見えてきました。ここまで来るともう天の川映ると思います。
ちなみに環境ですが、この場所、東と西に光があって、光がまったくないのが南だけです。天の川が西に移動してしまうとちょっと厳しいかと思ってました。
広角を使うと天の川全体が映るのは良いのですが、細長すぎてあまり目立たなくなってしまいますね。
ちなみに今回も星が見られたので私の内モンゴル不敗記録(必ず星が見られる)は更新されました!!!
肉眼ではちょっと明るいぐらいでも、写真で撮ってみると、南西の空。。。意外と明るいですね。なんかちょっとごちゃごちゃした写真になってしまいます。
魚眼の写真で南に向けて撮った写真ですが、光がひどいものです。
どうせなら背景真っ暗のほうが良かったかもしれませんね。
また魚眼でアーチを撮ろうと考えましたが流石にこの場所で時間じゃあ無理ですね。
その後最初50mmを試そうと思って、YONNUOの50mmのレンズをセットしました。
50mmの記事はこちらから。
www.sonnagaya.com
50mmで撮影した天の川もなかなか迫力があって良いなと思いました。ただ露出時間を短くしないと行けないので難易度は上がりますね。
今回使用したYONNUOレンズも個人的にはちょっとイマイチな感じでした。
ソニーの55mmも試してみましたが、F1.8だとコマフレアなのか薄雲のせいなのか?木星が気になる感じです。
ということでやめました。
レンズを35mmに変更します。最近いつも35mmで撮影していますが、やはりこの画角良いですね。
ただちょっと雲が黄色い。。。このままだと色がいまいちです。最後に軽くレタッチした写真をあげます。
またしばらくすると、強烈なライトが光出します。。。。。。。このおかげで草原が白飛びしそうです。
どうやら射的場の客集めだったようですが、こんな時期に客もいないのに。。。やめてほしいです。
これはガイドさんに連絡して、消してくれとお願いしてもらうと、本人は自分にそんな権限はないと行ってましたが、一応現場で何やっているのか見てくると行って、しばらくしてスポットライトがあっさりと消えましたwwありがとうございます。
しかしこの分の写真はちょっと台無しになってしまいましたね。
しばらくすると。。。雲が出てきましたね。。。。下の方に。。。マジカ。。。今回はモザイクで結合写真を作ろうと思ってたんですが、雲が出てくると、ちょっときついですね。
色々と不測の事態が発生して、なかなか思った通りにはなりませんね。
大体23時ぐらいで木星が雲に隠れてしまいます。
今回はこれでおしまいかと思っていましたが、再び天気が良くなってきました。というか雲がなくなっていきます。
天の川の光害をPSで取り除く
PSでイエローとシアン部分をマスクして、更に背景(草原)を少し暗くしました。これで少し良い感じになったと思います。実はちょっと必要なところまで色を削ってしまってます。。。
最後の記事を書き終わるぐらいまでにはちゃんともう一度レタッチしたいと思います。