DJI-POCKET2を使用していて主にタイムラプス時に注意すると言うか抑えておきたい点を書いていこうと思います。
DJI-POCKET2の購入理由
色々検証した結果、スマホでのタイムラプスに少し限界を感じていました。高いですしね。
DJI-POCKET2はコンパクトなくせにスローシャッタータイムラプスが撮影できるということで購入したのですが、色々と制限があります。
まず最長シャッタースピードが8秒です。ちょっと短いですね。ISOも16Mモードで6400までとなっています。
1インチセンサーでISO6400が使えるかどうかはちょっとわかりませんね。
もう一つこのDJI-POCKET2の6400万画素センサーはXiaomiのMi Note 10 Liteと同じソニーのIMX686を利用しているようです。このセンサーは4画素をまとめることでノイズの少ない撮影を可能とする4-in-1スーパーピクセルに対応しています。
画質モードに64Mと16Mがるので（64M÷4）=16Mですねということで実際に4-in-1スーパーピクセルを使用していると思います。
星空タイムラプスを撮影できるとしたらISO：6400、SS：8秒でこの4-in-1スーパーピクセルがどこまで映るかということになると思います。
まずこのDJI-POCKET2のカメラの静止画の設定をみていきます。
それぞれ64Mと16Mで撮影した写真のパラメータを見てみます。
基本的な所でFは1.8、焦点距離って4ｍｍ、フルサイズ換算20mmなんですね。
静止画の最大ISO設定
設定できる最大ISOは以下のようです。
16M：ISO6400
64M：ISO3200
静止画の最長シャッタースピード
最長シャッタースピードは64Mと16Mいずれも8秒です。
RAWサイズ(DNG)
16M:23Mぐらい プロパティのサイズ（960×540）
64M:91.3Mぐらい
※RAWサイズは撮影する画像によって多少違ってきます。
最初出てきたサイズを見てちょっとびっくりしました。
64Mで撮影した場合、一枚のRAWサイズが100M近くになります。
のくせにこのサイズ？とちょっとびっくりしましたが、個々のプロパティに出てくる解像度はおそらくサムネイルの解像度だと思われます。
ということでPSで実際のサイズを確認してみると以下になります。
PSで表示したときのサイズ
16M:4608×2592
64M:9216×5184
16Mでも大きさは４Kまでなら問題ないですね。64Mは流石に大きい。。私のα7R4より画素数多いですからね。。
そして本題の動画ですが、以下のようになっています。
画像・動画サイズ
RAW＋Videoモードでタイムラプス撮影した場合のRAW（DNG）、とタイムラプスのサイズ設定を記載。
ということなのですが、RAW＋VideoモードでもRAWで保存されるのはタイムラプスとモーションタイムラプスのみのようです。
通常動画、HDR動画、ハイパーラプスは動画のみになります。
RAWサイズ(DNG)
4608×2592
更に写真のところで64M設定にしていても、タイムラプスのRAWサイズからして16Mモードで撮影されていると思われます。
そしてこのタイムラプスとモーションタイムラプスモードで作成されるVideoはサイズ設定できずに1080pで固定になるようです。
4K動画（3840×2160）を作りたかったらRAWから自分で作ってねというスタンスなんだと思われます。
まあこれはこれで問題ないというか、個人的にはRAW出力機能がないと使い物にならないと考えています。
4Kタイムラプスを作成したい時は必ずRAW＋Videoに設定しておきましょう
最後にシャッタースピードとISO、動画サイズの限界値を見てみました。
各モードの最長シャッタースピード
各モードで設定できる最長のシャッタースピード、最大ISO,動画サイズ
以下の形式で書いてます。
モード：シャッタースピード：ISO：動画サイズ
写真：8s：6400：ー
動画：1/50：6400：1080p～４K
スローモーション：1/120：3200：1080p
HDR動画：露出補正のみ：AutoMAX3200：1080p～2.7K
タイムラプス：8s：6400：1080p（選択不可）
モーションタイムラプス：8s：6400：1080p（選択不可）
ハイパーラプス：1/30：6400：1080p～４K
※タイムラプスの設定でモーションタイムラプスが設定できる
ということで今回はDJI-POCKET2でRAW＋Videoでタイムラプス撮影時の画像出力設定について書いてみました。
これで妥協できる画質のものが出てくればよいのですけど。
