異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ

中国上海市在住です。もう10年を超えました。休日は星空(天の川)撮影やポートレート撮影等、連休時はカメラを持って中国各地を旅行してます。最近は内モンゴル自治区によく行っています。

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内モンゴルの星空は何度見ても素敵-本格的な星空をみたいので内モンゴルへ・星空撮影記(5)

2020-05-23 内モンゴル・ウランチャップ盟

前回夜22時過ぎに星空撮影を開始したのですが、内モンゴルの空は再び雲の中に隠れてしまいます。果たして星空撮影は続行できるのでしょうか?

www.sonnagaya.com

草原の天の川

空はほぼ全面雲で覆われてしまいます。時折雲の切れ目から星が見えていたりしますが、雲の流れ結構早いですね。
それでもこの天気は晴れると見て、先にカメラを一台だけ出して、タイムラプス設定をして放置しておきます。設定したまま再び部屋の中に。。。。



待つこと数十分。。。。


α7S2:FE24mmGMF1.4(F1.4)+ソフトフィルター
ISO3200,20s

流石に1.4だとちょっとコマが目立ちますが、明るく綺麗に撮れていると思います。

日が変わります。開けて23日ですが、外に出てみると、まあ素晴らしい星空ですね。いつの間にかすっかり晴れていたようです。
やはり、

内モンゴルの星空は何度見ても素敵

ですね。ちょっと興奮してきます。本当はこういう時ほど冷静に淡々とカメラを設定するのでしょうけど。。。
なんか設定より夜空を眺めていたい感じで。。。。

とりあえずα7S2のタイムラプスは角度を変えてそのまま続行させます
またα7R4はttartisan 11mmF2.8の魚眼レンズに付け替えました。F2.8の魚眼レンズですが、やはり個人的にF2.8は暗いですね。
そしてEOS6Dも取り出しました。こちらはEFの16-35mmF4と更に暗いレンズです。赤道儀を使っても良かったのですが、とりあえず三脚固定で撮影します。

EOS6D:16-35mmF4(16mm,F4)
ISO4000,25s

F4だとやっぱちょっと暗いですね。ISOを4000まで上げています。6DはISO6400以上がISOバリアントになるとかなんとか。。。あまりISOが低いと持ち上げたときにノイズが多くなるそうです。
なるべく明るく撮影するようにします。

ちなみに今回の星空ですが、

ほとんど強調処理というものをしてません。
上海の時はあれこれ頑張ってやっと浮き出てきた天の川ですが、やっぱり環境が良いと違いますね。また無理やり強調する必要がなくて楽ですね。

α7R4:ttartisan 11mmF2.8(F2.8)
ISO2500,25s
補正なし

補正なしだと端っこの星、良い感じで写ってます。





補正あり

プロファイルは(Nikon AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED)を使用

端っこ伸びまくりですね。


やっぱF2.8 ~F4のレンズだと(ISO2500、20)~(ISO4000、25秒)でも元画像は結構暗くなってしまいますね。そして拡大すると流行り星は伸びてますね。
暗いので少し持ち上げてます。


しばらくこの素晴らしい綺麗な夜空をぼーっと眺めていました。友人も起きてきます。天の川はどこか私に聞こうとして、空をちょっと見て私に聞かずにすぐに分かったようです。
肉眼でもすぐに分かるぐらいで、南から北に星の線が走ってます。これはすぐに分かりますね。

よく見ると雲ができてすぐ消えているような感じ?それとも薄雲が来たから南に流れている感じなんでしょうかたまに星が消えたりします。
また撮影していて下の方に濃い雲が流れますが、上の方は比較的薄い雲なので赤道儀を使おうと思います。北斗七星、北極星もはっきり見えてます。
ということでα7R4は途中でタムロンの望遠レンズに付け替え、赤道儀で蠍座狙いに変更です。設定の最中寒すぎて手が震えます。。。これ気温何度なんだろう。。。ダウン着てるんだけど。。。
寒すぎてなかなか手が動きませんが、なんとかレーザーポインタで北極星を捉え、曲軸合わせは終了です。
レリーズを設定するても震えてなかなか動きませんね。。。。

蠍座アンタレス付近。
α7R4:70-180F2.8(70mm,F2.8)
ISO2000,180s ✕16枚


3分露出なのでバルブですαのバルブは12bitになるので使えないという話も聞きますが、とりあえずはこれでやってみます。薄雲が紫カブリになっている感じがします。これはコンポジットでかき消すことができます。
30何枚ほど撮影したのですが、使える21枚のうちDSSは自動で16枚だけコンポジットしてくれました。やはり微妙に雲が多かったようですね。半分しか使えないとは。。。。。
蠍座の色は少しさみしい気がしますが、端っこの天の川は良い感じで出てますね。
天の川への黒い道もまあ良い感じです。
このタムロンのレンズ開放でも端っこの星が丸いですね。良いと思います。スターイーターに関しては比べてないのでやはりよくわかりませんね。
まあこんな感じで良いのではと思います。


その後、星空を眺めていたらあっという間に3時です。夜の終了が3:05分で空が少しずつ明るくなります。
最後の締めで55mmレンズを使って天の川撮影です。22時過ぎから夜の終わり3時まで蠍座はずっと出ていましたね。

α7S2:FE55F1.8(F2.0)

体感はあまりわからないのですが、写真で見るとよくわかりますね。
東の空が明るくなってきましたね。短い夜はあっという間に過ぎていきました。
後からタイムラプスを確認してみましたが、雲が晴れてブワーッと天の川が出てくるところってちょっと感動しますね。

本当は天の川パノラマアーチもやりたかったんですよね。。。。でも雲が多いのでこの日はやめておきました。
ということで1日目の天の川撮影は終了です。結局夜明けになってしまいましたね。


ソフトフィルタ

今回本格的にソフトフィルタを利用してみました。
24mmレンズにソフトフィルタを付けていたのですが、ソフトフィルタを付けると星が大きくなるだけでなく天の川の色も若干濃くなるような気がします。また街灯とかは最悪ですね。地上はボケてしまいますが。。。まあ暗いのであまりわからないかと。。。
角型フィルタで地上だけ、フィルタかけないとか、地上の写真だけ別撮りするとかしないといけませんかね。それも面倒ですね。
フィルタを付けるか、付けないか。。このへんはやはり個人の好みかもしれませんね。