自分の中では既に結論は出ていたのですが、ISOを上げて撮影した星空と露出時間を長くして撮影した星空の比較を行ってみます。
とりあえずノイズについては考えません。一枚物なのでまあどっちがノイズ多いかはすぐに分かると思いましたが、このサイズまで小さくしてしまうとどっちもあまりわかりませんね。
ISO12800と800の星空写真を比べてみました。明るさを合わせるためISO12800は15秒、800は240秒露出しています。
以下の値は理論上同じ明るさになるはずです。
ISO感度:露出時間
12800:15s
6400:30s
3200:60s
1600:120s
800:240s
高ISOと長時間露出の星空の違い
ということでα7S2を赤道儀に乗せて撮影した写真です。レンズは TTArtisan 11mm f/2.8 Fisheyeです。PSで同じ設定でWBをあわせています。
私のα7S2は改造機で、更にKaseのセンサーにはめ込むタイプの光害カットフィルタを付けています。
星って実際はキラキラ光るといいましょうか、光量が微妙に変化しているようなので、あまりシャッタースピードが短いとキラキラ光る星が暗いときに撮影してしまう可能性もあるので15秒で撮影しました(15Sの根拠なしです)
ISO:12800の写真
ノイズですがα7S2はこのサイズだとノイズ具合があまりわかりません。しかし星雲といいましょうかモクモクした星の色があまり出ていません
ちなみに個人的にα7S2で撮った写真は改造機ですがのWBの感じがとても嫌いというか修正が難しいです。(CANNONEOS6Dの改造機はまだ楽)
これよくわかりませんが、星に変な色が着いているんですよね。ホットピクセルなのか星なのかよくわかりません。。。。。
ISO:800の写真
ISO12800の写真に比べると星雲の色はちゃんと出ています。赤い星雲の場所でみれば違いがわかりやすいと思います。モクモクとした感じもこちらのほうが多いですかね。
実際の光の量は4倍になっているので当然といえば当然かも知れません。
おまけで3分露出の写真も載せます。
露出時間が180秒なので少しだけ暗いのですが、ISO12800よりは星雲の色が出ていますね。
背景のブレも3分と4分で結構違う気がしますね。
どれも普通のPCのディスプレイで見るとあまり違いはわからないかもしれませんね。良いディスプレイならわかるかも???
私の中での結論
やはり15Sよりは3~4分露出のほうが星空は綺麗に撮影できるといいましょうか星の色や、星雲の形がよりはっきりすると感じられました。
露出時間はながければ長いほどよいということになるのではないかと思います。3分と4分はあまり違いがないように見受けられますが、わかりませんがもっと時間をかければ違う世界があるのかもしれませんね。
ISOを上げても実際はゲインしているだけなので、実際の光量自体は変わってません。長時間露出したほうがより良い光を取り込めるわけで、そこまでしないと浮き出てこない星があるということだと思います。この光はゲインしても意味がないということですね。(もともとなかったものをゲインしても出てこない)
まあでも綺麗に撮影するなら時間をかけろということですが、時間がない時やタイムラプス撮影には一枚3分とか時間かけてられないのですけど。30fpsで1秒の動画に90分とかになりますし。。。