2020-10-23
浙江省杭州建徳市
建徳市乾潭镇胥岭村に来ています。今年3度目です。PlanitProだと、この場所は一応光害がまったくない場所になっています。上海からの距離感はこんな感じです。行き方を簡単に言いますと上海から高速鉄道で2時間弱で建徳まで、そこからタクシーで約30分ぐらいで到着します。
この辺暗い場所が多いので、車があればもっと良い場所を探せそうなんですけど、車が無いので仕方有りませんね。
前回撮影に来たときは結構街の明かりが邪魔でしたが、今回は狙う星の方向が違うので大丈夫だと思ったのと、前回冬の夜空も綺麗だと言われたこともあって再びやってきました。
本当はその前の週(10-17)に来たかったのですが、すこし用事があったのと天気が良くなかったので、この週になりました。
月は半月ぐらいです。12時前には沈みます。その後オリオン座を撮影しようかなと思います。
いつものように昼過ぎに上海虹橋火車駅から建徳火車駅に向かい、そこから宿に頼んでおいたタクシーで建德玖树云上人文旅店に向かいます。
天気が良いです。
天気予報では今日までが天気で週末は崩れるそうです。
今回出発の様子、村までの行き方などは省きましたが、前回来たときの記事を参考にしてください。
www.sonnagaya.com
建德玖树云上人文旅店
建德玖树云上人文旅店についてまずはロビーに入ります。
とりあえずチェックインをします。ここ相変わらずおしゃれですね。
今回は奮発してこの民宿で一番お高い?多分一番見晴らしの良い部屋を予約しました。東に面していますが、南の空も見えて良い部屋だと思います。
宿に到着してから色々とお願いをしました。夜はライトアップしないでほしい。後は夜間犬を放置しないでほしいと。。。
個々の犬、雄と雌がいるのですが、オスのほうがだんだん凶暴化しています。一度懐くと全然大丈夫なんですけど、一見さんはちょっと怖いかもしれませんね。
そこは宿の老板がちゃんと調教していて、「闭嘴!」(黙れ!)といえば黙ると話してくれました。
話してみるとちゃんとだまりますね。。。やはり何も話さないのが犬としては怖いのかもしれません。
もう一つのライトアップですが、この日は金曜で、他のお客さんが1人だけなのでまあできるだけやってくれるとのこと。ありがたいです。
今回は良い部屋だったので、写真をたくさん撮りましたwww
畳の間
ベッド
お風呂洗面所
ベランダと外の様子
東と南の空が一望できます。
今回の撮影目標
今回は夏の天の川は狙いません。月があり(50%ぐらいの半月)夏の天の川は月の右側なので、要は月きが沈むころには天の川も沈むような感じになります。もう秋なので逆に東側の薄い天の川がメインになるかなと考えています。
ということでやってみたいのは以下になります。
- ホーリーグレイル(Holy Grail)タイムラプス撮影
- 広角レンズでのオリオン座付近の星雲撮影あわよくばパノラマ
- ジンバルMOZA AirCloss2でモーションタイムラプス作成
この3つです。
ホーリーグレイル(Holy Grail)タイムラプス撮影
1つ目のホーリーグレイルタイムラプスですが、夕方から夜星が出るまで、露出を変えながら取り続けるという手法のことを言うそうです。
どうやらニコンのカメラなら出来ると言うことですが、ニコンのカメラ持ってないので、ソニーα7R4のインターバル撮影でやってみることにします。
2つ目、オリオン座って明るい星なので肉眼でもかんたんに見ることができますが、この周りってばら星雲、オリオン座M42とか馬頭星雲とか結構赤い星雲があるんですよね。その赤い星の星雲を浮かび上がらせて撮影するのが目標です。
3つ目、前回MOZA AirCloss2でモーションタイムラプスを撮影しましたが、今回は少し秒数を長くして試してみようと思います。
撮影開始
到着してから1時間ぐらいでもう撮影の時間です。
16時ぐらいからすでに夕方です。ということででは早速撮影です。
夕暮れホーリーグレイルタイムラプス
α7R4のインターバル撮影機能を利用してみます。レンズはTTArtisan 11mm f/2.8 Fisheyeを利用しました。
初ホーリーグレイルに挑戦ということですが、
結論から先にいうとホーリーグレイルタイムラプスは失敗してました。
というのも私の設定ミスです。ISOをオートにするのを忘れました。ずっと100のままでした。。。。
設定できるシャッタースピード30秒限界まで頑張ってくれたようですが。。。やっぱこんな写真になってしまいます。
よく見れば星はいくつか写っていますが、月がこうなってしまいますね。
これは別記事で後で詳しく書いていこうと思います。
タイムラプス撮影中にカメラを放置して夕食にしました。予め注文しておいたものです。
今回は红烧肉と豆腐料理にしました。
食事が終わってから本格的に撮影を開始したいと思いますが、月がね。。。でもこの時期天の川をとるなら早いうちが勝負です。
天の川タイムラプス
この日、右側に月が出ているのですが、それを入れないようにしてα7R4で天の川を撮影しました。
建物の明かりが邪魔だったので、老板娘に話をして、ライトを全部消してもらい、更に非常口の緑のライトを全部塞いでもらいました。
ありがとうございます。
モーションタイムラプス
次に東にオリオン座が出てくるぐらいでMOZA AirCloss2を使ってのモーションタイムラプスです。
部屋のベランダからMOZA AirCloss2を使って右に移動させながらの撮影です。α7S2にFE20mmF1.8レンズを付け、F2に絞ってソフトフィルタを付けて撮影しました。
露出時間は10秒にしています。動画ではマアマアなんですが、やっぱなんかちょっとぶれてますね。
インターバルの設定が甘かったんでしょうかね。。後10秒程度の露出では星雲は出てきませんね。
後、MOZA AirCloss2のスタートボタンの周りなんですが、7色に光ります。これ余計ですね。景色に変な光が混ざってしまいます。
ということで途中からカバーを掛けて隠しました。
ここで放置していたらいつの間にか少し寝てしまいました。
東の空の星雲
最後は東の空の星雲です。赤いのが出てくるのはおそらく露出時間が1分以上必要かと思われます。ISOを上げて短くとっても同じだと言う人もいますが、私の感覚ではISOに関わらず露出30秒程度では星雲が浮き出てこないと考えています。ただ、タイムラプスにする関係上長すぎても時間がかかりすぎますし、露出1分を目処にISOを上げていこうかなと思います。
(1分だとまだ足りないかもですが。。。ちょっと心配です。)
内モンゴルで撮影した時はISO800で3分とかでやってました。
ということでカメラ2台を赤道儀を使って追尾します。ISO3200で1分露出にしました。カメラ構成は以下
- EOS6D+SAMYANG14mmF2.8(F2.8)+スカイメモT
- α7S2+FE24mmGM(F2)+ SkyTrackerPro
という感じです。極軸合わせはいずれも北極星にビームで終了です。
しばらくすると。。。。雲です。。。さらに。。。。。
えええーーーー
きいてないんだけど。。。天気予報Windyは雲なしになっていたんですが。。。。Windyで嘘を疲れたのは初めてです。
後から設定して、更に2分露出のα7S2は更に悲惨です。。。ほぼ雲です。。。。
外ですが、この時間になると流石に寒いですね。ちょっと部屋に暖房がない(多分開いていない)のが辛いです。
ちょっと耐えられなくなって中に入りました。
ということでそれでもしばらく撮影しましたが、途中で諦めました。どうやら朝まで雲だったようです。
夜明けのホーリーグレイルタイムラプス
夕暮れホーリーグレイルが失敗していたので、こうなったら朝焼けホーリーグレイルを設定しようと考え、中に入る前に設定しておきました。今度はちゃんとISOオートにします。撮影枚数は700枚です。
そのままカメラを外に放置して寝ることにしました。
ちゃんと撮れていたようですが、これも。。。。。少し問題が有りました。それはまた別記事で書こうと思います。