異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ

中国上海市在住です。もう10年を超えました。休日は星空(天の川)撮影やポートレート撮影等、連休時はカメラを持って中国各地を旅行してます。最近は内モンゴル自治区によく行っています。

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現状ZHIYUN Weebill sでのスローシャッターパノラマ写真撮影には限界があるようです。

2020-04-19 上海

ZHIYUN(智云)Weebill sをもって上海の夜景を取りに行ってきました。本来の目的は違うものなのですが、まずは夜景で試そうと思いでかけてきました。
みんな外出は控えているのかと思いきや。。。人。。。たくさんいますね。予想より多かったです。

ジンバルを使用したパノラマ撮影について

ジンバルと言えばまあ動画のための手ブレなどの解消に使われている方が多いと思われますが、私はまあ普通の人とはちょっと違う使い方ができないかと考えています。

・ジンバルを利用して自動でスローシャッターのパノラマは撮影できるのか?
・ジンバルを利用して自動でスローシャッターのモーションラプスは撮影できるのか?


この2つです。




実は最終的にジンバルで星空のモーションラプスとパノラマを撮ろうと考えました。でもこれ考えている人結構いるんじゃないかと思います。
だって。。。写真を何枚もつなげたり、高くて重い電動三軸雲台使うのめんどくさいですよね。自動でやってくれるならものすごいらくだと思いました。

結論から言いますと、現実はそれほど甘くありません。現状Weebill sではこれ(スローシャッターパノラマ)にはちょっと無理があることがわかりました。
何が無理かといいますと。。。当たり前なのかもしれませんが、


やはり、ジンバルでは



15秒は安定しません。ぶれます。





ブレブレですね。

ちなみに今回の設定は以下になります。
ISO:100,F11,15S
今回使用したのは智云(Zhiyun)のWeebilsです。このジンバルなかなか評判が良いようです。
少し風もあったのですが、ブレる比率は、15秒だとまともに1枚撮影できるときのほうがまれです。
ちなみにちょいスローシャッター(2秒)のモーションラプスを作成している時は、割とちゃんと撮れていましたが、やはり何枚かに一回はぶれていました。動画にするとほとんどわからないんですけどね。
もっとバランスを完璧にすればよいのかもしれませんが、まあそれでもやはり結構信頼性に欠けるのかなと思ってしまいました。


またZYPlayのパノラマ撮影設定がよくわかりません。パノラマに関してはRonin-SCのほうがわかりやすいですね。
項目が4つあるのですが。。。これ何?垂直、水平のウェイポイント、パノラマにインターバルと方向(時計回り、反時計回り)があるのが微妙ですが?パノラマに必要ないものばかりのような。。。
・Set waypoints for vertical shooting
・Set waypoints for horizontal shooting
・Set interval
・Set shooting direction(Clockwise,anti clockwise)

その点、Roninは日本語だし、見てすぐもうパノラマってわかり、操作もなんとなくわかりますね。
ZYPlayのパノラマ作成画面(左)ZYPlayのパノラマ作成画面(右)





ウェイポイントはジョイスティックで移動させた時に勝手に設定してくれるようですが、カメラレンズの画角とかの入力場所無いんですけど、わかってるんですかね?
枚数があるってことは自分で何枚撮るか入れろ?ということ?それにしては重ねる部分の設定とか無いけど。。。
もしかしてソニーのカメラは自動でExif情報撮って画角も自動で判別とか?そんなことしてるんでしょうかね???
Weebill sは本体でカメラのメーカーも設定できるのでそうなのかな?いやそんな面倒なことはしてないと思いますが。。。
ちなみにカメラの手ブレ補正は、最初はON、その後はOFFにしましたが、まあ似たような感じでだめでした。
ともあれ、この15秒露出がブレブレな状態では星の撮影無理ですね。


どうしてでもやりたいなら

ISO上げて2秒で撮るとかしないと厳しそうです。

後パノラマで困ったことが一つ。。。ブレることがるなら、何回も撮ってぶれてないのをチョイスすればよいのでは?とも考えましたが、
このWeebill sは

パノラマを一回撮影したら設定が無くなってしまいます。(Ronin-SCは同じ条件でそのまま再度撮影できます。)

まあアプリ側なので今後アップデートされればなんとかなるかもしれませんが、これは困りものです。

モーションラプス

続いてはモーションタイムラプスです。
モーションタイムラプスは位置固定で、首振りでタイムラプスを撮影します。ジンバルだと縦横両方動かせて、三脚固定よりも動画の幅が広がります。
ただし、やはり露出時間があまり長時間だと、結構ブレます。2秒ぐらいが限界なんじゃないかと思います。
本格的にやるにはやはりお高くて大きくて重い3軸モーションセットみたいなのを購入するのが今の所賢明な選択ですね。
まあ今後ジンバルの性能が上がっていくことだと思いますが。。。現状のWeebilsでのお手軽星空モーションラプス撮影の夢もここでとりあえず砕かれました。

設定は大体以下になります。
ISO:100,F11,2SもしくはISO:200,F8,2S


ZHIYUN(智云)Weebill sモーションラプス作成,まあまあブレなし
ZHIYUN(智云)Weebill sモーションラプス作成,ブレブレ
ブレなしと書きましたが、やっぱちょっとぶれてますかね。三脚固定だともうちょいシャープになると思うのですが。。後、カメラの手ブレ補正は入れたままです。


大きいほうがわかりやすいですね。
まあまあ
ZHIYUN(智云)Weebill sモーションラプス,まあまあブレなし
ブレブレ
ZHIYUN(智云)Weebill sモーションラプス,ブレブレ


下にYOUTUBEのリンクをのせましたが、動画になるとあまりわからないと言えばわからないですね。
動画サイズが大きくなると厳しくなっていきそうです。まあどこまでクオリティにこだわるかということでしょうね。


ハイパーラプス

動きながらタイムラプスを撮るハイパーラプスですが、以前OsmoMobile3+スマホでハイパーラプスを撮影しましたが、スマホ版はシャッタースピードが1/30が最長でした。
Weebilsにはハイパーラプスという機能は無いのですが、同じことができると思ってタイムラプス設定で徒歩移動してみました。
ハイパーラプスは自分が動くので2秒とか絶対ムリなんですけど、あえてやってみます。やっぱボケボケと言うかなんかよくわからない写真が撮れます。
ということでハイパーラプスっぽいことをするときはシャッタースピードを1/30にしてみます。

どんな感じになるかと言うとこんなそれぞれ感じです。
2秒

1/30秒

24mmマニュアルフォーカスで相当絞ってますのでほとんどパンフォーカスだとおもうのですが、なんかピントが合って無いのかブレブレなのかそういう感じがありありです。しかしながら動画にしてみるとこれがそうでもないのですよね。

結論

今回の結論ですが、表題の星空パノラマ写真撮影は無理があると思われます。
それぞれ、以下のような結果になりました。
Q.ジンバルを利用して自動でスローシャッターのパノラマは撮影できるのか?
A.できるが、秒数は2秒程度

Q.ジンバルを利用して自動でスローシャッターのモーションラプスは撮影できるのか?
A.できるが、秒数は2秒程度

ということでISOめっちゃ上げて2秒で撮影すればもしかしたら星空も行けるかもですね。まあ私は何回かやってすべて失敗してます。
後Weebill sはアプリ側でパノラマ設定を覚えないのはちょっと不便ですね。

上海外灘モーションタイムラプス動画

Weebill sで作成した動画です。機能的にはモーションラプスとハイパーラプスを使用しています。この記事で掲載している写真も動画の一枚として使っています。
YOUTUBEにアップしました。よければ見てください。
youtu.be


ZHIYUN Weebill sとDJI Ronin-SC

ZHIYUN Weebill sとDJI Ronin-SC2つのジンバル比較も書いてます。
www.sonnagaya.com