異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ

中国上海市在住です。もう10年を超えました。休日は星空(天の川)撮影やポートレート撮影等、連休時はカメラを持って中国各地を旅行してます。最近は内モンゴル自治区によく行っています。

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内モンゴル星空撮影記(1)-草原の裏話。

2019-07-03

7月の頭の新月を目指して再び内モンゴルに向かうことにしました。今回はツアーではなく個人で行きます。
なぜ今回も内モンゴルにしたかといいますと、やはり晴れる確率が高いということがあります。
中国の東側は今梅雨の時期で雨の確率が高いです。天気予報は軒並み曇のち雨になっています。
前回、内モンゴル旅行に行ったときのガイドさんに連絡して暇かどうか聞いてみると、暇なようだったので連れてってくれとお願いしたところ了承を得たので行くことにしました。

おさらいですが、内モンゴルは中国の自治区です。よって中国語になります。英語は使えません。
www.sonnagaya.com

ということで7-3~7-5まで草原で、その後は同じく内モンゴルの別の撮影ツアー(7-5~7-7)に申し込みました。

前日ガイドさんから天気があまり良くないかもしれないと言う連絡をもらいましたが、天気予報は3日晴れになっています。
天気が良くない場合は中止にしても良いと言われていたので、どうしようか少し迷いましたが、中止するのもまあいろいろ面倒なので、決行します。



それでは再び内モンゴルへ出発!

上海からフフホトへ

今回は上海虹橋空港からの直通便です。12:00ぐらいに到着する便です。
登場ゲートに行って気づきましたが、この飛行機、海拉尔行きなんですね。フフホトは中継地点のようです。

機内ですが。。。朝は余裕があったのですが、機内食も食べずに爆睡していました。。。


フフホトでガイドさんと待ち合わせします。ガイドさんは気づいていませんでしたが、私が先に彼を見つけましたw
待ち合わせ完了で、彼の車に乗り込みます。ビューイックのセダンでした。いい車に乗ってますね。

まず昼食に連れて行ってもらいます。やっぱり最初はシュウマイですかね。。こじんまりとしたシュウマイのお店に行きます。
そこで焼きシュウマイと内蔵スープを注文します。




草原へ向かいます。

食事が終わってから、買い出しをして、草原に向かうことになります。天気は快晴です。
これは期待できそうです。

今まで何度も通った道です。今回は前回よりも緑になっているとのこと。。。

私が、前回なかったけど、記憶では途中にひまわり畑があった気がすると話すと。。。。

ひまわりはまだ早いそうです。後からここだよと教えてもらいましたが。。。。全然咲いてないと言うか。。。それどころかまだ全然低いです。
なんかの野菜畑みたいな感じです。大体8月になれば見られるそうです。


途中いろいろと話しをしながら草原に向かいます。まあ話せない内容もありますが。。。
昔は(70年台)草原に日本人の人を含め、外国人ががたくさん来たようです。
いつの間にか来なくなったようですが、まあこれは中国の物価が関係しているのでしょうね。。年々高くなっています。
その70年台はこの辺の人の一ヶ月の給料が100元(現在のレートで160円前後)ということで、日本人は豪遊できたわけですw
まあ今はもう無理です。そのためどんどん人が減って、今は中国人がほとんどのようです。
昔は中国人に旅行という概念がなかったらしくて、中国人はほとんど草原に来なかったようですが、国の政策で観光推進が始まってから、中国人もたくさん来るようになったといいます。
時代は変わりましたね。


本当の草原に行くなら「锡林格勒」か「呼伦贝尔」に行ったほうが良いという話もします。
「锡林格勒」は北京から、「呼伦贝尔」は海拉尔からです。


移動途中に電話がかかってきます。なんと。。。。5日からのツアーが中止になったとの連絡です。。。

私はてっきり決行されるものだと思っていたのであてが外れました。ということで辉腾锡勒に予定変更をしようとします。
一応ガイドさんに聞いてみると辉腾锡勒の草原はフフホトから東に行くとありますが、風車だらけで、とても草原とは言えないといいます。

更に風車の下の包(パオ)で寝ることになり、うるさくてとても寝れたものではないといいます。なんか微妙ですね。
やめて草原に3日にしようかとガイドさんに相談すると。。。

草原に3日!!!ですか!??


と驚かれてしまいます。まあ問題ないとは言われましたが、結局天気を見てから決定することにしました。
でも個人的にはパオの外に出るとすぐに草原でそのまま撮影できるこの場所はとても便利だと感じています。
他の場所だとホテルから移動したり何だりで、夜通し撮影するのがなかなか難しいので。。。


そして今回は同じような感じですが、前回よりももっと草原の奥地に行くことにします。その分設備もボロくなるそうですが。。。
ついたところは確かに更に奥地で、昼間ですが、見た感じ、更に草原っぽいです。
ホテルの部屋は南側に面した部屋にしてもらいました。ちょうど真南です。

草原のパオの秘密


来る途中、草原にいたるところにあるコンクリートのパオ。。。これって実は不動産資産にならないそうです。
そもそもこのコンクリート式のパオを建てるには罰金を払って建てないといけないそうです。
罰金というのは取り壊した後の瓦礫の撤去費なども含むそうです。なのでこれ以上このコンクリート式のパオが増えることは無いと思うといいます。
そしていまつくられているのが、移動式の建物です。ちょっと洒落た感じの建物ですが、これは罰金無しで作ることができるようです。値段はその分高くなりますが。。。。でもこれ遠くからでもあんまり雰囲気でないですよね。

そしてこの辺のパオの営業ですが大体6月~9月までの3ヶ月しか営業しないそうです。冬はマイナス30度ぐらいまで冷え込むので観光にならないと。。
まあただでさえ草原しか無いですからね。
ということで、村の従業員もほとんどバイトで、1年こっきりだそうです。やはり安定した職を見つけた人たちはここで働かなくなるということのようです。
3ヶ月しか使わないので翌年来てみると、ホテルにいろいろ問題が発生します。やはりずっと使っていないものはすぐに壊れてしまいますね。
ということで私がこの部屋で今年一番初めの客だったのでしょうかね部屋に湯沸かしポットがありません。

またシャワーのホースが壊れています。
トイレが流れにくいです。ついでにドアも閉まりにくいし、鍵もかけにくい。。
まあ本当にいろいろ問題がありますね。


この日はパオについてから夕飯まで何もしません。ゆっくりと休むことにします。
私はこの日風がなかったのでドローンを飛ばしました。

大体20:00ぐらいに夕食を食べますかとガイドさんが声をかけてくれます。私自身あまり腹は減っていませんでしたが、この村の食堂で食べることにしますが、値段が高いですね。

フフホトで食べる値段の倍はしますね。やはり輸送費でしょうか。。。
とりあえず餃子と麺を注文しました。

あとビールも。。


夜に撮影があるので、ビールは1本だけです。これだけ食べて2人で100元って。。。高いですね。
夕食中に先程ドローンで撮った写真をガイドさんに見せます。そしてこの湖って行けますか?と聞いてみます。
ガイドさんは明日行きましょうと話ししてくれました。
また食事ですが、明日は違うところで食べましょうと。。。。ということで1日目の日中はこんな感じで終了です。