異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ

中国上海市在住です。もう10年を超えました。休日は星空(天の川)撮影やポートレート撮影等、連休時はカメラを持って中国各地を旅行してます。最近は内モンゴル自治区によく行っています。

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卓球ジャパンオープンで伊藤美誠選手の集中力はすごいと感じた


卓球のジャパンオープンを見ました。
日本はシングルスアベック優勝という凄い形で終わりましたが、中国ではどのように報道されたのでしょうか
中国のあるニュースではこのように書かれていました。

https://inews.gtimg.com/newsapp_match/0/3924297832/0

女乒也告急!日乒天才少女击败王曼昱夺冠,刘国梁再来支招?

※写真は同サイトのリンクです。

タイトルを訳すとこんな感じです。
女子卓球も急を告げる!日本の天才卓球少女が王曼昱を破って優勝、刘国梁が再び召喚されるか?

中国女乒制服了平野美宇,但日本女乒又冒出了更强大的伊藤美诚。
日本公开赛上,伊藤美诚连克陈幸同和王曼昱夺冠,展现了强大的战斗力。
所谓的专家们一再贬低伊藤美诚只会搏杀,基本功差,但事实是,她在不断创造奇迹。
世界杯团体赛上她击败了刘诗雯,而如今在日本公开赛上,年仅17岁的她挫败了中国女乒新生代中的两位佼佼者。
就像张本智和成为中国男乒的大敌一样,伊藤美诚也成了中国女乒的头号大敌。

中国は平野美宇を攻略したが、日本はまた強力な伊藤美诚が出てきた。
ジャパンオープンで伊藤美诚は陈幸同と王曼昱を攻め落とし優勝、強力な戦闘力を展開した。
専門家たちは繰り返し、伊藤美诚を贬低(低く評価)、搏杀(スマッシュ)だけで、基本がなってないと。
しかし実際彼女は絶えず奇跡を起こしています。
ワールドカップの団体では刘诗雯、そして今日のジャパンオープンで17歳の彼女は中国女子卓球の新時代の二人の優れた選手を倒した。
少なくとも張本が中国男子卓球の大敵であるのと同じく、伊藤美诚も中国女子卓球の最大の敵である。
との事です。元々、そんなに評価していなかったようですね。


今回私が観ていて思ったことがあります。


伊藤美誠選手の集中力は半端ない。

と感じました。
中国の専門家が過小評価している(て)?彼女はスマッシュだけという考え方ですが、これが入りだしたときにとてつもなく恐ろしいい。
という事です。まあエンジンがかかると言うか集中するまでに時間がかかったりしているような時も感じがしますが、
入りだすと止まりませんね。むらっけがあるのでしょうか?
ニュースでは作戦が単調だったとかいろいろ書かれていますが、作戦も大事なのかもしれませんが。やはり集中力なんではないかと思います。
ゾーンという言葉、漫画の世界だけかと思ってましたが、これって本当にあるのかもしれ無いと思わせます。


卓球って相手の球がこちらに帰ってきて、ボールがバウンドでボールの下がネットより少しでも高ければスマッシュを打てます。
スマッシュは決め技的な要素があるので、いつも打てれば強いのですが、微妙な高さだと入る確率も低くなっていき、
いつもスマッシュを打つ人を神風卓球と言ってたりします。私なんかは高くバウンドした時に、良くスマッシュミスをしてしまいますが。。。
この選手が集中した時、低いバウンドでのスマッシュが入る確率が非常に高い気がします。
びびらずに打っていると言うのもありますね。
たかだか十数年しか生きていないのにこの精神力と言いますか、ものすごいと感じました。感心してしまいます。


ニュースの内容を続けて書きます。

伊藤美诚虽然存在这一些技术瑕疵,
但是她的韧劲,她的凶狠是优势。她的技术瑕疵可以继续打磨改进,
对于未来的中国女乒是一个巨大威胁。2020年东京奥运会,日本女乒是主场作战,
伊藤美诚如果继续进步,到时候中国女乒确实会遇上麻烦。

訳は大体以下のようになります:
伊藤美誠にはいくつかの技術の欠点がある、しかし彼女は粘り強い
彼女のアグレッシブさはアドバンテージである。技術の欠点は練習で改善していける、未来の中国女子卓球にとっては巨大な脅威だ。
2020年の東京オリンピックは日本にとってはホームである。
このまま伊藤美誠が進歩していくと、中国女子卓球にとっては確実に面倒なことになる。


技術が足りないと言ってますが、専門家が見るとそうなんでしょうかね?
まだ若いし、技術は磨けるが、アクレッシブさは他にはない武器だと言うことでしょうか?
この集中力と言いましょうかゾーン的なものは中国では無いのでしょうかね?それとも凶狠(アクレッシブ)の中に入っているのでしょうか?

そして最後に、中国女子卓球は必ず去年の平野美宇を研究した様に、伊藤美诚も研究する必要がある
中国女子卓球にうんちくは無いが、もし伊藤美诚の打法になれればここまで受け身には成らない。
去年平野美宇を研究しつくした後、中国女子卓球は平野美宇に対して14勝1負けであり、彼女は既に敵ではない。
しかし、今の問題は国家チームがヘッドコーチを変えてから、男子女子共に影響を受けている。


相手は研究すれば何とかなると言う事のようですが、この記事はそれよりも、ヘッドコーチが問題だと考えているようですね。


研究されてもそれを超える成長を見せてほしいですね。