異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ

中国上海市在住です。もう10年を超えました。休日は星空(天の川)撮影やポートレート撮影等、連休時はカメラを持って中国各地を旅行してます。最近は内モンゴル自治区によく行っています。

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中国の戦国時代ドラマ芈月傳 69話あらすじ 交渉


政権を取ったら取ったで今度はまたいろんな問題が出てきますね。
芈月传(mǐ yuè zhuàn)は乐视网(http://letv.com),腾讯视频(http://v.qq.com/)で見ることができます。

芈月传 69話

芈月はまず燕王の使者である苏秦と面会します。
芈月は燕国で助けてもらったことを感謝します。
そして秦の政局が安定したのち協力して齐を討つと話を進めます。
苏秦は戻ってすぐに兵を撤退させるように話すといいます。


次は楚国の使者靳尚です。
まず贈り物をします。
靳尚は秦楚の縁組の話をします。
そして靳尚はさらに芈月に領土を要求します。
芈月はすぐに秦公主を嫁に出す時に一緒に上庸城を渡すと話をします。
芈月は人材がほしいと言い、自らの弟である芈戎を楚国にもらえないかと相談します。


芈月は次々と各国の使者と交渉し、撤退させることに成功しますが、
芈月が土地を条件に撤退を決めたのに一部の家臣は不満を持ちます。
魏冉も不満があったようです。芈月に直談判に行きます。
魏冉は直接芈月と話をし、芈月の考えを理解しますが、ほかの家臣に伝わるかが不安のようです。


ある日、甘茂は土地を条件にした件を引き合いに、
芈月に退きを要求し、嬴稷に政治をさせるように迫ります。
甘茂に追従する家臣も出てきますが、芈月は甘茂がひそかに各国に送ろうとしていた手紙を見せ、
こっちの方がもっとひどいじゃないかと言います。そして、今回の件であんたは何もしていないと話します。
そして無能な奴はいらないといい、甘茂を兵士を使って追い出そうとします。
甘茂はその必要はないといい自ら出て行くといいます。
そして今日は私だが、今後次々にこういうことが起こるといい去っていきます。
樗里疾は最初は甘茂を引きとめる予定でした。


甘茂が樗里疾を訪ねます。甘茂は公子達を投降させるには新政をやめて旧法に戻せばよいと話します。
旧政治は昔からの豪族に有利な政治です。それを利用すれば各公子達は戻ってくると考えているようです。
それを提案した甘茂は樗里疾に強く反対します。先王と今までやってきたことが無駄になるという事、
秦国の有利性がなくなるというものです。それだけは譲れない樗里疾。逆に甘茂に失望したようです。
甘茂はそのまま帰っていきます。


どうやら疫病がはやっているようです。
次の日の朝廷には出席しない家臣たちがたくさんいました。
芈月はこれを機会に病気の家臣を医者に見せ、嘘をついているものはすべて首にするという作戦に出ます。


感想

各国に条件を出して、兵を引かせる手段、見事切り抜けましたが、少なからず土地の譲渡をしてしまいます。
それを甘茂に指摘されましたが、甘茂が自ら書いた書状にはさらにたくさんの土地譲渡があったようです。
芈月は逆に甘茂を無能だと言って退かせます。
いつの時代も国のためを思うもの、自分の私利私欲を考えるものそれぞれいます。
旧政治に戻すということは、豪族、貴族はずっとその地位のまま、土地(封地)も伝承されます。
また罪を犯しても豪族、貴族は軽い刑で済むようになっているようです。
それ以外のものは出世することが永遠にできない政治です。
これではいつか国が貴族を支えるために滅びることになります。
先王や樗里疾がやってきた新政治は全ての者が平等に裁かれ、評価される政治です。
芈月もまたそれ(先王の政治)を継承したいと考えています。
そのためろいろな手段を用いて国のためになる人、私利私欲で朝廷にいる人を振り分けようとしている様に思えます。
甘茂はこのドラマを見る限り脳なしのイメージを受けますね。