異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ

中国上海市在住です。もう10年を超えました。休日は星空(天の川)撮影やポートレート撮影等、連休時はカメラを持って中国各地を旅行してます。最近は内モンゴル自治区によく行っています。

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ファンビンビンの武則天、武媚娘傳奇 80話 武媚娘の計画

武媚娘傳奇も80話目に突入しました、後もう少しです。

今回出てくる五姓七望と言う言葉ですが、
五姓は李氏、崔氏、卢氏、郑氏、王氏
七望は陇西、赵郡、清河、博陵、范阳、荥阳、太原、
の事でこの姓や地方の人が貴族になっているようです。
逆にいえばこの時代はこの中の条件に当てはまる人しか氏族になれないということなの
でしょうかね。それを変えようと言う武媚娘です。


80話


李绩が朝廷に出ています。长孙无忌と討論になりますが、
結局皇帝は长孙无忌の意見を聞き入れます。


そして李义府が上奏します。

当今大唐的      →今日の唐の
第一族谱氏族志    →一族の家系譜,氏族の志
虽未先帝所修     →先帝は修正していないが、
但仍以当年五姓七望的 →しかし相変わらず五姓七望の
名门高第为贵     →名門高第(成績のいい)が貴族で
那些出身平凡的士子  →あれらの平凡な学生は
就算封官拜相     →宰相に任命されたとしても
亦难入士流      →学者になるのも難しい
实在不宜于      →実際に適していない人材が
朝廷甄选人才     →朝廷に選抜されている
已然不合时宜     →これは良くない
故 臣奏请重修氏族志 →なので私は氏族志を修正して
不论门第       →どこの門弟でも構わないので、
凡官封五品以上者   →五品以上に封じられたものを
皆入士流       →皆、学者として
姓氏载入此册     →姓氏をこの本に入れ
并收旧志焚之     →古いものは燃やす

氏族志を修正しようと言う李义府、褚遂良が狂ったのかと李义府に言います。
ほくそ笑む皇帝。。。



朝廷が終った後、长孙无忌と褚遂良
褚遂良は李义府の後ろには必ず誰かがいると言います
长孙无忌は李义府をこれ以上長安に置いておいてはいけないと考え、
何か手を考えるようです


李绩の取り巻き、李义府たちそれぞれの考えを話しています。


王徳が中书省王俭王大人が今日の上奏文を持ってきたと皇帝に渡します。
皇帝は上奏文を見てすぐに李义府を呼べと言い、褒美をとらすと言います。


皇后は无媚娘が送ってきた内训を読んで怒りをあらわにします。
贤灵宫にも送ったようです。その場にいた萧淑妃も怒ります。
皇帝に会って話をするという萧淑妃ですが、
そこに知らせが入り长孙无忌が李义府を剑南道に退去させると上奏したが、
李义府は狗急跳墙(窮鼠猫を噛む)で陛下に废后(皇后を廃する)上奏をしたようです。
皇帝は答えはしなかったが、李义府を昇進させました。
(昇進させたことで左遷の件は無しになったということでしょう)


皇后はそれを聞いて膝を落とし泣きます。助け起こす萧淑妃
そして、一緒に行こうと言う萧淑妃にもういいと言い、私もつかれたと言います
萧淑妃は帰りますが、帰る途中少しにやけます。
皇后は萧淑妃が帰ったあとすぐに明崇俨を呼びます。



皇帝は废后の案件を話し合うようですが、李绩は来ません
褚遂良、长孙无忌らは反対します。
长孙无忌らは理由なき廃後は良くないと言いますが、
徐敬宗,李绩は子供が生まれないのは十分に理由になると。。



贤灵宫の萧淑妃は皇后が明崇俨を呼び压胜之法を使うと思い、
蓬莱殿に行って武媚娘の様子を見て来いと言います

明崇俨はさっそく藁人形に針を刺しています
そしてその人形を鏡台?の下に隠します
そして今夜から効果が発揮されるといい
七日後に武媚娘は死ぬと言います


废后の案件は褚遂良、长孙无忌の猛反対にあって
話の途中に武媚娘から代王が病気になったと知らせが入ります
この日の話はここで終わります。


褚遂良と长孙无忌は歩きながら話をしています。
褚遂良は今日の件は全て計算済みだったのではと考えます
长孙冲は内训の話を二人にします。
长孙无忌は武媚娘が皇后を怒らせようとしていると言います。


夜祈りを続ける皇后。。。。


皇帝が弘儿を見に来ます。
弘儿は病気ではありませんでした。
武媚娘は私の為に家臣を敵に回してほしくないと言います。
皇帝は武媚娘に何がほしいのだと聞きますが、
武媚娘は全部もらったと言います。


二人はそのままベットで話しをしますが、
武媚娘は突然病気になってしまいました。


萧淑妃は皇后がやっていることを知り、ある作戦を練ります。


武媚娘を診ている皇帝
常孝通を呼び、
宮廷内は秽气涌动(悪い空気が澱んでいる)だと言い
誰か悪い事をしているのではないかと言う事らしいが、本当かと聞きます
常孝通は武媚娘は突然病気になったので誰かが压胜之法をやっているのではないかといいます
皇帝はどうやって破ると聞きます。
常孝通は簡単だと言います压胜物(藁人形)を燃やせばいいと。


皇后の所に长孙无忌から冷静にしろといい、絶対に変なことはするなと知らせが入ります。
皇后は既に遅いと侍女に話します。
そこに今夜は刺客が現れたと言って、公公らが現れ立政殿を調べると言い出します。
皇后はここだけじゃなく他のところも調べたほうがいいといい、贤灵宫を含めてすべて調べが入ります。


感想

皇后を怒らせる事、怒らせれば呪いに頼ることは武媚娘の中で計算されていたのでしょう。
それにしても皇后が呪いを始めた瞬間に武媚娘が丁度原因不明の病気になる(仮病)を使うと言う事で、
これは全て計算つくされた計画です。
これらから、武媚娘が、李义府らに探させた医者(神医)、と詐欺師(骗子)は「明崇俨」ですが、
彼の医術は本物ですが、呪いの術は偽物と言うことなのでしょうね。
もう一つは貴族を入れ替えることができる制度と言うことなのでしょうね。
この制度によって優秀な人材が入れ替わることができ、
唐は後々も栄えることができたと言われています。


それにしても良く呪いの時間と、病気になるタイミングを合わせられたと思いますが、
やはりドラマですからね。。。
なんとでもできると言えばそれまでです。