64話
武媚娘には绿芙と言う侍女をあてがわれます。
そして部屋にはたくさんの贈り物が届いています。
高阳がやってきます。
高阳は媚娘のためにかつらを用意します
高阳:你这一头青丝 →あなたの髪の毛
高阳:要照我说啊 →私ならば
高阳:这先皇殡天 →皇帝が死んだとき
高阳:妃嫔们不是殉葬 →妃たちも殉死しないで
高阳:就是入寺的遗制 →寺に入る古い習慣は
高阳:也该废了 →なくすべきだ
媚娘:高阳 →高陽
媚娘:这么大逆不道的话 →こんな道徳に反する話
媚娘:你也敢说出来 →あなたも言うべきではない。
高阳:那又怎么了 →それがどうした
高阳:这女子也是人 →女子も人
高阳:为何要被人 →何で人に
高阳:随意夺了自由 →自由を奪われなければならない
高阳:甚至是性命去 →さらに命まで
高阳:就算是皇帝 那也不行→たとえ皇帝だとしてもいけない
高阳:日后呀 →今後
高阳:我定要上一道奏疏 →私は上奏書を
高阳:给九哥 →九兄に上げることに決めた
高阳:说服他 废了这遗制 →彼を説得して古い習慣を亡くす
高阳:你想啊 这妃嫔们 →あなた考えてみて、この妃たち
高阳:若全都能返回家中去 →全員家に帰して
高阳:重新开始 →新たにまた
高阳:他们自己的新生活 →新しい生活を始める
高阳:没准啊 →もしかして
高阳:还能觅得一份真情呢 →新たに真心を見つけられるかもしれない
【遗制】昔から残っている制度
mì【觅】尋ねる.探す.求める
武媚娘はやはり、宮廷を去りたいようです。
皇帝と吴王が話をします。
皇帝は吴王を安州に戻すしかないようです。
そのことを話します。
皇帝はどうしても吴王に残ってほしいようですが。。。
話しも一段落つき、
吴王は久しぶりの宮廷内を回るとこにします。
武媚娘の部屋は以前、彭婆婆が使っていた部屋のようです。
侍女は彭婆婆の事を知らないようです。
そこに沢山貢物をもって瑞安が入ってきます。
再会を喜ぶ二人です。
武媚娘は瑞安にこれはどういう事だと聞きます。
皇后ですらも贈り物をもってきているようです。
そして李义府からも贈り物が届きます
瑞安:姐姐 →姉さん
瑞安:这李义府好生俗气 →この李義府はとても下品だ
瑞安:一个读书人 →一人の知識人
瑞安:竟送了一个 →送ってきたのが
瑞安:金灿灿的海碗来 →金ぴかの大きい碗
媚娘:这李义府如此执着 →この李義府はこのように固執する
媚娘:倒也让人心生敬佩 →感服する
媚娘:瑞安收下吧 →瑞安、下げなさい
瑞安:是 →はい
瑞安:姐姐 →姉さん
瑞安:这李大人的意思是 →この李様の意味は
瑞安:跟着姐姐 →姉さんについて行くと。。
瑞安:等若是捧上了金饭碗→あなたを祀り上げて成り上がろうと
瑞安:他这不是送礼 →これは贈り物ではない
瑞安:而是来表决心来了 →彼の決心を表したものだと。
媚娘:可是他找错人了 →でも探す人を間違えた
媚娘:这次我回到宫里 →今回宮廷に戻ったのは
媚娘:只是一个意外 →計算外だった
媚娘:也并没有 →
媚娘:做久留于宫中的打算→長居するつもりはない
瑞安:姐姐你还要走 →姉さん、また出ていくの?
武媚娘は瑞安に今の宮廷を見て回ろうと言って
一緒に回ります。
話をしながら、今何をしているのか聞く武媚娘
瑞安は皇帝の傍で使えていると、
今の皇帝は簡単ではない生活を過ごしていると。。。
即位以来皇帝が楽しく笑ったところを見たことが無いと。。。
姐姐が帰ってきたときにやっと皇帝の笑うところを見たと言い
宮廷にとどまってくれと勧めます。
吴王が昔を振り返って剣を振るっています。
そこに武媚娘と瑞安が入ってきます。
吴王の剣が危うく武媚娘に当たりそうになります。。。
萧淑妃の所では侍女が報告に来ています。
萧淑妃は皇后サイドで何か動きがあったのかを聞きます。
侍女は武媚娘の話をします
皇后はが武媚娘に会いに行こうとしたことを伝えます。
萧淑妃の侍女はたかが太妃、気に掛けることはないのではといいますが、
萧淑妃は皇帝は素节を差し置いてまで優先させた、
そして先帝時代に徐贤妃を追いやった、
更に私が彼女に似ていると言う話を知っていて、
自ら会いに行くことにします。
怜芝 :娘娘 莫非是上次 →娘娘、おそらくこの前
怜芝 :高阳公主叫走陛下时 →高陽姫が陛下を呼んだとき
怜芝 :说的那个武太妃 →話していた武太妃
萧淑妃:皇后见她有何图谋 →皇后は彼女に会って何をたくらんでいる
侍女 :只是听说 →ただ聞いたところによると
侍女 :武媚娘回到宫中后 →武媚娘が宮廷にもどってから
侍女 :皇后也曾派人 →皇后は人を派遣して
侍女 :送去雪参为礼 →雪参(人参だと思われる)を送った
怜芝 :娘娘 那武媚娘 →娘娘、あの武媚娘は
怜芝 :曾颇受先帝宠爱 →先帝の寵愛を受けていた
怜芝 :也许皇后是去向她请教 →もしかしたら皇后は彼女に教えてもらおうと
怜芝 :献媚邀宠之妙法 →寵愛をえる方法を。
怜芝 :娘娘且放宽心 →娘娘、安心してください。
怜芝 :那武媚娘若真有手段 →武媚娘が本当に手段あるなら
怜芝 :又怎会始终是个才人 →最初から最後まで才人であるものか
怜芝 :更在先帝驾崩后落得个 →先帝が死んだ後
怜芝 :身如感业寺的下场 →感業寺に陥るようなことになる。
怜芝 :皇后也是失心疯了 →皇后もどうかしている
怜芝 :才会想这 →このような
怜芝 :找此女来当帮手 →女性の力を借りようとは。。
怜芝 :你可还有什么要禀报的 →ほかに報告することはある?
侍女 :没了 →ないです。
萧淑妃:很好那你先退下吧 →よろしい、下がりなさい。
萧淑妃:如果有新的动静 →もし新しい動きがあれば
萧淑妃:随时来报 →すぐに来て報告しなさい
侍女 :是 →わかりました
萧淑妃:怜芝 →怜芝
萧淑妃:挑几个靠得住的人 →何人か信頼できる人を
萧淑妃:放在竹林雅轩 →竹林雅轩にはなって
萧淑妃:皇后一有动静 →皇后の動向をさぐって
萧淑妃:随时禀报 →報告しなさい
怜芝 :娘娘怎么会先帝的 →娘娘、どうして先帝の
怜芝 :一个太妃如此上心 →一人の太妃に関心があるの
怜芝 :她怎么 →彼女はどうして。。。
萧淑妃:愚蠢 →愚か者!
怜芝 :娘娘 →娘娘、
萧淑妃:此女怎可小看 →この女を侮るな
萧淑妃:陛下为了她 →陛下は彼女の為に
萧淑妃:连他最爱的素节 →最愛の素节さえも
萧淑妃:都不顾了 →かまわなかった
萧淑妃:明明走到了贤灵宫门口 →贤灵宫の門の前まで来て
萧淑妃:转头便走 →帰って行った
萧淑妃:你们不知道她 →あなた達は彼女を知らない
萧淑妃:本宫可是知道的 →私は知りたい
萧淑妃:这个女人绝非善类 →この女性は絶対良い人ではない
萧淑妃:就连当年的徐贤妃 →昔徐贤妃さえも
萧淑妃:也是失手于她 →彼女に敗れた
萧淑妃:听说陛下垂青于本宫 →聞くところによると陛下が私を好きなのは
萧淑妃:也是因为我和她 →彼女と私が
萧淑妃:长得有几分相似 →少し似ているからだと。。
萧淑妃:去备上厚礼 →厚く礼をする準備を死なさい
萧淑妃:本宫要亲自送去 →私が自ら送る
怜芝 :是 奴婢告退 →はい、失礼します。
吴王と武媚娘が話をします。
長安に居られないことを話します。
吴王も今、皇帝は一人だと言い、
世話をしてやってほしいと言って去っていきます。
皇后サイドでは皇后が妊娠しやすい薬を飲んでいるようです。
皇后サイドでも武媚娘の話をしています。
萧淑妃が自ら会いに行ったことを聞き、
皇后は今の後宮の主は誰なのか分からせてやると言い
武媚娘のところに行くことにします。
武媚娘の所では萧淑妃と武媚娘が話をしています。
そこに皇后が現れます。
そして萧淑妃と王皇后、二人の言い争いが始まります。
武媚娘は両方を立て受け流す感じです。
そこに王徳が現れ太极殿に来るようにと圣旨を告げます。
太极殿に向かう媚娘、
皇帝と、高阳が昔の影絵をはじめます
皇帝は喜ぶかと思ってやりましたが、
武媚娘は逆に悲しんでしまいます。