異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ

中国上海市在住です。もう10年を超えました。休日は星空(天の川)撮影やポートレート撮影等、連休時はカメラを持って中国各地を旅行してます。最近は内モンゴル自治区によく行っています。

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ファンビンビンの武則天、武媚娘傳奇 47話 楊妃の本心と李恪の決断

最近はちょっと忙しくていい加減になってるかもしれません。。。


47話 楊妃の本心

今残っている李世民の息子は三人です。
吴王=李恪
魏王=青雀=李泰
晋王=雉奴=李治
李世民は家臣と相談して晋王を皇太子にしました。



正常な思考を失った魏王は晋王を捕まえ皇帝に会いに行くと言います。
そして誰が皇太子にふさわしいか問うと言います。
そして魏王府のすべての人を連れて皇帝の下に向かいます。


一方そのころ吴王が母、杨淑妃に呼ばれます。
杨掌史が晋王に魏王の事を話したのは全てこのためのようです。
魏王が晋王を捕え、魏王府の兵を連れて、
皇帝の下に向かったということを話し出します。
吴王はそれは逼宫(帝王に退位を迫る)ではないのかといいます。
吴王はすぐに向かって魏王を止め、雉奴を助けると言いますが、
杨淑妃は言ってはいけないと言います。
吴王はならばすぐに皇帝に報告すると言いますが、
それもダメだと。。。


杨淑妃はあるものを取り出します
緑色の玉でしょうか?
隋朝の古いもので瑟瑟というものらしいです。
既に羽林軍の統領、程知节を言葉で何かにかこつけてその場から去らせてあるので
長安の城の外に出て、副統領の方庆举を探してこれを見せれば
彼は自らあなたのいう事を聞き移動配置すると言います。
吴王は方庆举は皇帝の腹心の将軍こんな宝石で私の命令を聞くのかと
信じられないようです。


杨淑妃は吴王が皇太子になりたいということをわかっていました。
然し私の為に抑えていた。
然し母はもっとあなたを皇帝にしたいと思っていると言います。
長い間苦しみに耐えてきて、やっとこの時が来たと言います。
北門を開いて魏王を迎え入れ、謀反の罪で殺し、首をもって甘露殿に行き、
皇帝に魏王が謀反を起こしたことを知らせ、位ををあなたに譲るように脅しなさい
と言います。(皇帝なのか皇太子なのかよくわかりません。。。)
吴王はこれは謀反ではないのかといいます。
吴王は母にあなたは私に謀反を起こしてほしいという事なのかと問います
更に杨淑妃はもし李世民が答えなかったら彼も殺せと言います。
そして家臣たちには魏王が父を殺して謀反を起こしたことにしろと
混乱にまぎれて李治も殺すことを忘れるなと。。。
これも魏王のせいにすることと。。。
このチャンスはもう訪れないと言います。


これは父殺し、兄弟殺しだと吴王は言いますが、
杨淑妃はそれがどうしたと、こうすることでやっとあなたは皇帝になる事が出来ると
吴王に言います。
貴方には楊氏の血が流れているが、
だからと言って唐の皇帝になるのに何の問題があると言います。

吴王はこんなに長い間騙していたのかと母に問いますが、
思ってもいなかった、宮廷内で心が一番凶悪な女性は母、あなただと。。。
隋でも唐でも関係ない、それは貴方たちの事、私には関係ないといい宝石を返します
私は皇帝になりたいが、父や兄弟を殺すことは出来ないと、
更にこのような卑怯な手段で目的を達成することは出来ないと言います。
私は父を尊敬している、父のように明君になりたい。
ちゃんと国を治める能力があれば父は皇帝位を渡しに譲ってくれるはずだと言います。


それに対して杨淑妃は貴方がやりたくないすべての手段は貴方の父、
李世民は全てやってきたと、
彼らがどれだけ本当の事を隠しているのか知っているのかと言います。


杨淑妃は貴方は皇帝の子供ではないと言います。
私が隋朝の姫であったことは誰でも知っているが
私が元吉の妻であったことは誰も知らない
(元吉は李世民が殺した李世民の弟です)
更に元吉の子供を身ごもったことは誰も知らないと。。。
そして玄武門事件で元吉は殺され、
李世民が私を妻にした時からのこの屈辱の日々は永遠に忘れない。
私はいつも復讐したいと思っている。
彼らを全員殺しつくすと。


吴王はそれじゃあ私は皇帝の本当の子供ではないというのか?
皇帝に愛情はなかったのかと聞きます。
隋朝を滅ぼし、夫を殺した彼をどうして愛せるものかと杨淑妃は答えます。
ただ恨みだけだと。


吴王は出来ないと言って離れます。
そしてもう一度本当の父ではないのかを問いますが、
杨淑妃はここまで話してまだ問うのかといい。
宝石を投げます。その宝石をもって吴王は出ていきます。


武媚娘が逃亡の為、公公に扮装して
李牧を尋ねますが、李牧の部屋には死体が3つあるだけで
本人はいません。代わりに手紙が置いてありました。
杨淑妃の謀反の意志を伝えたものです。


吴王(杨淑妃)の命令通りに事は運んでいます。
北門を開け兵を配置し、魏王を迎え入れる準備をします。


そこに武媚娘が現れます。
吴王に話をしようといいます


杨淑妃の計画はうまくいっているようです。
杨淑妃は雉奴には悪いことをしたと言います。
しかし彼が魏王を刺激しなければこうはならなかったと、
杨掌史はもう今日から文徳皇后の絵は描かなくて済みますねと言います
杨淑妃は自分の絵を描くと言います。


隠して話す吴王に
武媚娘はぶっちゃけで話せと言います。
武媚娘は全てわかっているようです。
皇帝は全て知っていると。。これが皇帝の手段だと言います。
吴王は貴方の推測はあたりだ、賭けに出ると言い剣を向けますが、
違うと言い、剣に向かって胸を突き出します。
武媚娘は貴方に私は殺せないと言い、剣を下げさせます。
吴王には勇気がなかったようです。
目が覚めた吴王は雉奴を救い出すことに変更したようです。
武媚娘は全て杨淑妃の手配だということも感づきます。


門の前に着いた李泰と李治、李治は李泰に考え直すように言いますが、
李泰はあくまでも強行します。
そして北門に入ってきます。

武媚娘は李恪に対して李泰に以下の質問をするように言います。
皇太子の足の件と皇太子の謀反の件の本当の首謀者は誰だと。。。
李恪は2件とも李泰の仕業だとようやく知ることになります。

門に入ってすぐに囲まれる李泰、
李泰はお前ら恐れ多いぞ、私は皇帝に会うから道をよけろと言いますが、
門の後ろからも兵士と李恪が入ってきます。
李恪があなたが父に会うのに何でこんな沢山の兵士を連れているのか?
父に会うのはいいが先に雉奴を解放しろ、そうすれば門を開くとといいます。
そして3人で父に会おうと。。
李泰は今は貴様と口争いをしている暇はないと言い、
ここに兵を集めているのは貴様謀反を起こす気かといいます。

感想

今回楊妃の本心が明らかになったわけですが、47話では何で華やかな衣装を着ていなかったのでしょうかね?
更に目に凄みがあります。李恪が皇帝(李世民)の子供ではないということにしてしまいましたが、
いずれにしてもちょっと無理やりなんじゃないかと思います。