異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ

中国上海市在住です。もう10年を超えました。休日は星空(天の川)撮影やポートレート撮影等、連休時はカメラを持って中国各地を旅行してます。最近は内モンゴル自治区によく行っています。

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西安の乾陵、唐三代皇帝李治と武則天のお墓(1)春節西安旅行紀

陕西省-西安2015-02-19日、

今回の旅行は西安、洛陽旅行に行ってきました。
この辺は交通が不便なので専用車とガイドを雇いました。
交通機関、ホテルの予約は携程(ctrip)、そして今回は初めてガイドを雇ってみます。
ガイドはchina8のパッケージツアーを使用しました。
今日から7回ぐらいにわたって書いていこうと思います。


上海浦東空港で私が先に着いたので2つチケットを取ろうと思いパスポート番号を聞いたところ、
待ってくれと言われてはじめて知りましたが、
中国国航(CA)はマイルが付くそうです。
チケット取得時にカウンターに並んで言う必要があるようですが、
上海の駐在さんでよく移動する人にはいいかもしれませんね。


上海から西安咸阳国际空港に降り立ちます
空港に付いてすぐに乾陵に向かいます。
なんか空気悪いです。。。
乾陵は空港から西に50kmぐらい行ったところで
市内からだと100kmぐらいあるので結構遠いです。
交通手段も複雑なのでこの日は専用車をチャーターしました。
運転手さんは日本語ができない人なので全部中国語で連絡を取り合います。ちゃんと迎えに来てくれました。
この日はガイドさんなしです。

西安


西安、昔は中国の首都的な役割で、「长治久安」という意味で長安と呼ばれていました。
明の時代に首都が移動して西方の安泰を願って、西安に名前が変わったそうです。
また、中国語の買物「买东西」という言葉も昔長安に東市場と西市場があり、そこで買い物をしたということからそうなったそうです。

乾陵 李治と武则天のお墓

乾陵はあまり有名どころではないのでしょうけど、やはりたくさん人がいます。
真ん中の山が墓になります。
それにしても人が多い。。。

人が多くて写真を撮るのも一苦労です。

唐の三代目皇帝、高宗李治とその妻、後の周の皇帝武則天の墓です。
武则天は中国史上唯一の女性皇帝なので二人の皇帝が埋葬されている唯一の墓ということになります。
行く途中に沢山の人が歩いています。
この日は地元の人は20元で入場できるそうです。それで人が多いのでしょうね。
我々は120元の入場料を払います。120元で乾陵にあるすべての墓と博物館を回ることができます。
敷地は広大ですが、中には石像ぐらいしかありません。
この日は果てしなく人だらけです。。。。
頭のない石像、何も書かれていない墓標があります。
ドラマ无媚娘传奇の最後で墓標のナレーションが出てきましたが、
自分の業績は後の人が語れという意味なのでしょうか???
そして、必死に山を登りましたが、山には何もありません。。。。。
なんでみんな山登っているのでしょうね。。。

この石には何も書かれていません、しかも何の説明もありません。

首のない石像が左右にあります。

この石にも何も書かれていません、同じく説明がありません。。。


ちなみにこの乾陵、まだ発掘はされていないようです。
中国では保存が難しいと判断した時に発掘を始めるということですが、
後でわかりましたが、発掘後するとすぐに色が落ちて土の色になってしまうそうです。
それを保存する技術を開発しなければいけないということもあるようです。


後ここ乾陵には李治と武则天の子供の墓もあります。
墓はどれも同じような感じなので一つ見ればよいのではないでしょうかね。
行くなら博物館と隣接している規模の大きい永泰公主の墓がいいのではないでしょうかね。
ここの山を登っても何もありません。。。


墓はちょうど山の下にあるようです。

壁画が描かれています。この壁画から見ると、
武媚娘传奇の衣装、ほぼこれを再現しているような感じがします。


博物館、ここの李贤の墓(武則天の息子)での出土物にドラマ无媚娘传奇でやっていた馬球の競技の置物が出てきて
当時こういう競技が行われていたということが分かったそうです。
ここ乾陵は武則天の墓ということで博物館には武則天の事がたくさん書いてあります。


この地図。。。


唐時代既に紙がすでに使用され便利になりましたが、
結局後世に残るのは石に刻まれた字だけってのがなんか皮肉ですね。