異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ

中国上海市在住です。もう10年を超えました。休日は星空(天の川)撮影やポートレート撮影等、連休時はカメラを持って中国各地を旅行してます。最近は内モンゴル自治区によく行っています。

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ファンビンビンの武則天、武媚娘傳奇 95話 96話 先に最終回

中国でドラマの最終回は大结局と言います。
ドラマが終わってしまったので、自分の都合ですが、
とりあえず先に最終回から書いてみようと思います。


最終回までののあらすじ(テレビ版)
59話 李世民の死亡
86話 武媚娘が皇后になる
91話 張孫无忌の死亡


李治の時代では皇帝は天皇、皇后は天后と名乗っています。
垂簾聴政
天皇(李治)と天后(武媚娘)の子供(男)は4人居ました。
李弘、李賢、李顕(李显)、李旦の4人です。
復讐のため、賀蘭敏月は皇帝の寵愛を媚娘から奪い、
李弘を李賢と協力して毒殺し、
李賢に謀反を起こさせ、豫王(李旦)が武媚娘に送ったお茶の中に毒を入れ
豫王を陥れようとしましたが、
武媚娘はそのことを知り、逆にその毒入茶を賀蘭敏月に飲ませて毒殺します。

(賀蘭敏月は武媚娘の姪にあたる人で、母が亡くなったので武媚娘が引き取ったが、
後に李治夫人となり、魏国夫人にまで封じられる、賀蘭敏月は母を殺したのは武媚娘だと思っており、
宮殿入りしたのは復讐の為です)

95話 李治の死


賀蘭敏月の死に皇帝が問いただしますが、
武媚娘は殺したことを弁解しません
今後、皇帝が私が悪いと思うならそれでいいと言います。
皇帝は傷つきます。


朝の朝廷内で最近李义府を弾劾するたくさんの上奏文が届いています。
右丞相にまで上り詰めているようです。その権力を使って部下を使って
法律を犯した。。。大理寺を脅して罪人を釈放した、その罪人を妻にするため。。
そして発覚することを恐れた大理寺の人を自殺させたと。。
皇帝に罪を問われます。
李义府は観念して全てを認めます。
また助けに入るそぶりを見せる许敬宗に対して目を合わせ首を振ります。
皇上は李義府のすべての官職を解き、荆州送りにします。


牢に入っている李義府の下に天后(武媚娘)が現れます。
媚娘は知っています、李义府が今日裁かれたのは自分のせい
李义府はここまでの地位に上り詰めたのも武媚娘のおかげだと知っています。
一つ残念なことがあるとすれば、
自分自身の目で武媚娘がもっと遠くへ行くのを見れないことだと言います。
媚娘は今日命が助かったのにまだそんなことを言っているのかといい、
さらに、しかし私は今日、
皇帝の命で立政殿に謹慎処分になったと言います。
しかし李义府はそれでも媚娘に皇帝になってほしいと希望します。
媚娘は言います。長い間、皇帝のため色々のやってきたが、
もし皇帝が病気でなければ私は政務にかかわることはなかったと。。
私は良い母であればよかったと。
李义府はそれは自分をだます理由だと言います。
李义府は今死んでも悔いはない、満足したと言います。
李义府は皇帝がなくなった後それで不満なく満足なのかと聞きます。
媚娘は何も答えずに牢から出て行きます。


皇帝のところに吕进规が現れ、謝ります。
何があったか分からない皇帝は何の罪だと言い
吕进规は隠し事をした罪だと。。
皇帝は贺兰敏月毒殺の真相を知ることになります。
皇帝が傷つき、病気が悪化するのを恐れた媚娘の計らい
です。
皇帝は武媚娘は皇帝の気持ちを探ったのだと理解します。
二人の間にはこんなにも壁ができてしまっていました。
武媚娘の心の中は初めからずっと、皇帝に対しての気持は変わっていない。
変わったと言うなら、皇帝が変わった、李忠の失脚は、
私が李弘を皇太子にしたかったから、それから敏月にいたるまで、
彼女がたとえ無心で自分(媚娘)に損害を与えなくても、
私は絶対に彼女(敏月)を許さない(殺す)と言います。

もうひとつずっと自分の心の中で皇帝に隠していることがあると言います。
こんなに月日が経ったが、私(媚娘)は先帝(李世民)を忘れることができないと言います。
それを聞いた皇帝(李治)はショックを受けます。


永淳元年、皇帝は英王(李显)を皇太子とします。
ただ、皇太子は終始勉強をやる気がなく
3年たっても立派な人にはなりません。
本人も皇太子になったのになんで勉強する必要があると言い出す始末です。
皇太子妃韦氏の父韦玄贞は皇帝が死んだ後、
唐の国は媚娘によってコントロールされると分かっています。
そこで皇太子に作戦を授けます。
皇太子は皇帝に会い、皇帝の死後、媚娘も一緒に葬ってくれとの
上奏文を書いてくれと頼みます。
皇帝はそれを聞いて激怒します。
(実の母も一緒に葬るとは何事だと。。。)

皇太子は母のことを恐れています。自分に対してどうしてくるのか分かりません。
皇帝は皇太子の提案には答えずに皇太子を帰らせます。


许敬宗から媚娘にこの知らせが入ります。
媚娘は皇帝の圣旨を書き写して手に入れます。
皇帝が死んだあと媚娘も一緒に墓に入ると。。
媚娘は先帝の遗诏を思い出します。(媚娘の子供は全て殺すこと)
今度は皇帝と一緒に埋葬されるという遗诏。。。

武媚娘もう武如意でもなく武媚娘でもない武曌と言い覚悟を決めます。


皇帝が目覚めました、目覚めはしたものの、明日の朝までは持たないようです。
皇帝は起き上がって武媚娘と一緒に歩きます。そして自分はいい皇帝だったかと
媚娘に訪ねます。


一方、皇太子は皇帝が最後に会うのが自分でないということが分かります。
何か計画を立てているようです。


皇帝は武媚娘を今何と言う名前で呼んでいいのか分からないと言います。
如意?媚娘?もしくは武曌。。。。
どんな名前であっても、私はあの時の稚奴だということを覚えておいてほしいと。
媚娘に対して永遠に変わらないと、今日の花火も二人のために用意したと、
皇帝になったのも媚娘を守るため、その後媚娘を得、今は一緒に花火を見ていると。。。
そしてそのまま驾崩(亡くなり)ます。


皇帝の葬儀、皇太子が偽の遺書を持って現れ、媚娘を一緒に墓に入れるという旨を読み上げます。
媚娘は息子に対して呆れます。


96話 武瞾となり皇帝になる

武媚娘は息子の李显の遺書は偽物だと知っています。

このときある将軍は皇帝の遺書を持って上がります。
遺書には李显を皇帝をするというもの、さらに武媚娘には皇太后とすると読み上げられます。
李显はすぐに跪いて韦玄贞(韋玄貞)が指示してやったと言います。
武媚娘はすぐに韦玄贞をしょっ引いて牢に送ります。
ずっと謝続ける息子、李显に対して出て行けと言います。

そして李治の棺桶の前で私が必ず彼を助けて国を守ると誓います。
私が世間から罵られても構わないと。。。
李显は皇帝になりますが、毎日音楽と女におぼれた生活をしており、
政治は武媚娘が握っています。
武媚娘は毎日各地で発生する造反の処理に追われます。
大臣達は権力を皇帝に返すべきだと言います。
そうしないと反乱はさらに増えると。。。

狄仁杰は武媚娘に张柬之という人物を推薦し、補佐するように言います。
张柬之は武媚娘に今の権力は既にあなたの手中にあるなぜ皇帝になろうとするのかと
武媚娘はある人物がそういうことを言っていることを知っています。
しかし、女性に能力がないとも思わないと言います。
张柬之はどこまでも補佐すると言います。
李显が44日間の皇帝、その後李旦が5年皇帝を務めます
武媚娘は皇帝になり武瞾と名前を変えます。
登基大典のとき、武媚娘は自分が入宮してからであった人たちを思い浮かべます。


15年後、
张柬之や他の皇太子を補佐する大臣たちは、
武瞾の寵愛する张易之、张昌宗兄弟を殺害します。
そして武瞾を脅して皇太子に皇位を譲らせようと計画します。
小心者の皇太子は躊躇します。相当母が怖いのでしょう。
15年島流しに合っていたので、既に45歳の皇太子。
後少し待てば自分が皇帝になれると思っているようです。
家臣に押されて仕方なしに武瞾を襲撃しますが
武瞾はこの日をすでに予想していた様で羽林卫が
张柬之らを包囲します。
そして武瞾は皇太子に下がれと言います。
皇太子はその場を去ってしまいます。
张柬之はどうしようもなくなって諦め、武器を放棄させます。

さらに私の責任だといい私は死んでもいいが皇太子は生かしてくれと頼みます。
武瞾は今日のことはなかったことにして全てを許します。
そして张柬之だけを残し人払いさせます。
武瞾と张柬之が話をします。
张柬之は武瞾に皇帝の位は皇太子(李显)に残してあげてほしいと言います。
武瞾は息子李显は皇帝の器ではないと言います。
(武瞾は自分の親族、武氏の誰かに渡すことも考えたようです)
张柬之は自分の息子でさえ頼りないのに従兄弟に渡したらもっと信用できないと言います。
张柬之はそのことは貴方(武瞾)自身も薄々感づいているんでしょうと言います。
武瞾は周は私で始まって私で終わるがそれでもいいと言います。


そして武瞾は皇位を李显に譲ります。

曾祖母(ひいおばあちゃん)になってしまった武瞾、
ひ孫を嗣儿と呼び話をします。なんで朝廷に出ないのと
ひ孫に聞かれますが、歳をとったからと言い、
また既に夢の中でお迎えが来ているが、夫だけは迎えに来ないと嘆きます。
これからも曾祖母のところに遊びに来なさいと言います。
嗣儿が誰であるのかいろいろ予想はされているようですが、
玄宗李隆基の長男の李螬であるとか言われていますが年齢が合わないですね。
誰なんでしょう。。。
武瞾は82歳で亡くなります。
死んだときに武则天という帝号を送られ
高宗李治とおなじ墓(乾陵)に入ります。
そして何の文字の書かれていない墓石を残します。。。
おしまい。


唐前半の皇帝は以下のようになっています。

皇帝西暦
高祖李淵618年-626年
太宗李世民(李淵の子)626年-649年
高宗李治(李世民の子)650年-683年
中宗李顯(武则天の子)684年(44日)
睿宗李旦(武则天の子)684年-690年
則天大聖皇帝武曌690年-705年
中宗李顯(武则天の子)705年-710年
殤帝李重茂(中宗の子)710年
睿宗李旦(武则天の子)710年-712年
玄宗李隆基(睿宗の子)712年-756年
武媚娘の子供、睿宗と睿宗は2回皇帝になっている、最初の即位時は母の傀儡だったのか、能力がなさ過ぎたのか
で結局、武媚娘が皇帝になります。その武则天の時代は「周」という国になっている。武则天が衰え息子の李顯(武则天いわくバカ息子)に帝位を譲りますが、
李顯は韋皇后に毒殺(韋皇后は自らが皇帝になりたかったようです。)し、李重茂を皇帝にしますが、
李旦(睿宗)とその息子李隆基(玄宗)が逆に韋皇后を殺害します。
殤帝は廃されて睿宗が皇帝となり、その息子玄宗の時代で全盛期を迎えますが、
玄宗は晩年に有名な楊貴妃(杨玉环)を妻にしたことで
おかしくなってしまう様です。
唐朝は第23代、西暦907年まで続きます。


2015年の映画「楊貴妃」でファンビンビンが楊貴妃を演じる様です。

感想

最後は駆け足で進みました。
李義府が失脚しましたが、彼が武媚娘がどこまで行くか見たかったといったのが印象的でした。
張柬之もも同じようなことを言いましたが、最後までいったので?
逆に反乱していますが、唐を思ってのことでしょう。
雉奴は95話で一気に老けました、主人公クラスが老けてくるとなんか一気に
見ようとする気力が薄れます。。。
武媚娘が皇帝になる際にいろいろな敵、友達、夫、等を思い浮かべますが、
李世民の皇太子、李承乾だけはなぜかなかった。。。。
バカ息子李顯(中宗)は出てきますが、その下の息子李旦(睿宗)は出てきません。
後、武媚娘が皇帝になった時点で瑞安はまだいましたが、
15年後はすでに他界したのか既にいません。
あれだけ付き添った人なのに。。。死にざまがないのは残念です。