今回であらすじの最終回です。
日本では梁山泊という言い方
をしますが中国のドラマでは梁山泊とは言わないようです。単に「梁山」とか「梁山水泊」と言っていますね。
あて中国読みすると梁山泊（Liángshānbó）リャンシャンボーでしょうかね
朝廷の悪政に苦しめられている民衆のため
方臘は同志を集め反乱を起こし多くの土地を占領。
江南に覇を唱え自らは国王となっていました。
その賊軍と梁山泊の官軍が戦うことになるのですが、
方臘の軍は強く、大規模な戦争で施恩、张青等多くの梁山泊の好漢たちが
亡くなって行きます。
武松は3度、方天命（方臘＝方腊）に会っています。
一回目は東京で、二回目は方天命が武松の陣に訪問、
三回目は武松が梁山泊の使者として方天命に会った時です、
武松はついに方天命は方腊だったということを知ります。
しかしながら武松は梁山兄弟を裏切れないため
今度は方天命ではなく方腊として義兄弟の誓いを立てます。
宋江は方腊に投降を進めますが方腊は受け入れず、最後の戦いとなります
敗戦で逃げてきた方腊の前に立ちはだかるよう武松、鲁智深は待っていました
鲁智深は疲れたと言って坐禅を組んだまま座っています。
そこに方腊が逃げてきました。武松は方腊に逃げろと言います。
方腊は受け入れて逃げますが、途中で梅如玉だけを逃がして
自分は武松の元に戻りますそして剣をとり戦えと。。
武松は戦わず自分の左腕を切り落とします。そして逃げなければ
自ら命を絶つと。。それに感動した方腊はその場で自害します。
鲁智深はそのまま動かず。。。。
戦いに勝利した梁山泊は凱旋しますが、武松はそのまま離脱して出家します。
孙二娘は凱旋途中、何かを思い離脱して武松の元に向かいます。
復讐を忘れたかのようにお経を読み続ける武松にたいして孙二娘は失望します。
凱旋した宋江の元に皇帝からお酒が送られます。
その酒を飲んだ宋江は調子が悪くなります。
宋江は毒酒だということを察します。
そして李逵を呼びその酒を一緒に飲みます。
（宋江と李逵の関係は普通の兄弟よりも強く、
自分が毒殺されたと知ると李逵は反乱するに違いないので
一緒に道連れにした）
ある日、武松の元に梅如玉が現れます、
しばらくして、燕青が来て宋江、李逵、吴用などの非報を知らせます。
それを聞いた武松は復讐を誓います。
復讐に行くことを知った林冲は自分の体が思うようにならないことを
なげき、私は一緒に来たいけど行けない。でも一生英雄でいたいと言い
自害します。
武松、孙二娘、燕青、梅如玉は高俅を暗殺しに行きます
そのころその悪い官僚たちは蔡京の誕生日で集まってこんな話をしています。
宋江一百零八将
何等英雄
不也被你们二人
一锅烩了吗
此等贼寇
如果不除
你我岂能睡得安心啊
老天保佑
正如江湖所言
饶他精似鬼
他也得喝 老娘的洗脚水啊
そして梁山泊を滅ぼしたと自慢している高俅、蔡京、（もう一人はたぶん童貫）3人を暗殺し復讐します。
中国語単語
zéikòu【贼寇】強盗;侵入してきた敵．
qǐnéng【岂能】どうして…できようか．
bǎoyòu【保佑】（神仏が）守ってくださる;加護 老天爷〜/天の助けがある．
たくさんの英雄の墓の元酒を配り、祈った後、
武松、孙二娘の二人はどこへとなく消えていきます。
おしまい。
感想
ドラマとしては方臘との戦いのところが、なんかいまいちでしたね
武松の片腕は自分で切り落としたり、魯智深はなんで死んだの？
って感じです。
最後のほうは好漢英雄がだんだん戦士していきます。
この死に方も簡単にあっさり死んでいきます。
どうせファンタジーなんだからもっと妖術を使えばよかったのに？
とか思ってしまいます。
それにしても梁山泊はなんで朝廷側になったんでしょうか？
やはり方臘の言う通り宋江は小者だったのでしょうか？
朝廷は信用できないってあれだけ痛いほど見てきたのに。。。
結局宋江は朝廷に殺されてしまうことになりますが、
これは方臘も事前に宋江に警告していました。
よく考えれば分かりえたことじゃないんでしょうかね？
悔やまれます。
最初のほうはしっかり作り混んでいましたが、後からは
つながりが見えない場面もあり、
流すみたいな感じになってしまったんじゃないでしょうか。。。
もし方臘と武松の会話のように
方臘と梁山泊が力を合わせて朝廷と戦ったら。。。とか考えてしまいます。
やっぱり歴史ドラマは多少の人の生き死に、ストーリーは変更できても、
大局は変更できないので仕方ありませんね。
