異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ

中国上海市在住です。もう10年を超えました。休日は星空(天の川)撮影やポートレート撮影等、連休時はカメラを持って中国各地を旅行してます。最近は内モンゴル自治区によく行っています。

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宋時代腐敗しきった世の中に。。。中国時代ドラマ「武松」(1)


2013年に作られた北宋末期のドラマです。
武松だけでわかる人はかなりの通だと思います。
実は私も知らなかったのですが
三国志はほとんどの人が知っていると思いますが、
この宋時代にも有名な物語があります。
三国志演義西遊記、と並ぶ四大奇書のひとつ水滸伝ですね。
後ひとつは金瓶梅というらしいです。
金瓶梅の「金」はこの物語(武松)に出てくる潘莲のだそうです。
水滸伝は中国明代の小説で、本当の話ではないみたいです。
その水滸伝の登場人物。梁山泊の一人武松の物語です。
私自身水滸伝を見たことが無かったので新鮮な感じで見ています。
何をするにも賄賂、賄賂を渡せば何とかなる感じが
腐敗しきったこの時代を象徴している気がします。


注意してほしいのが、
水滸伝は制作する人(ドラマ)によってトーリーや人の絡み、生き死になどが、
変わってきます。このドラマ、知っている水滸伝とは違うかもしれませんね。


あらすじ:
山東の清河県城に武大郎と二郎(武松)の兄弟がいました。
兄の武大郎はいい人で隣近所の手助けをしていました。
特に潘裁缝家との関係もよかったです。その潘家の潘金莲
と二郎(武松)は幼馴染でお互い好き合っていました。
ところがある日、金莲は陳衙内(官吏の息子)さらわれてしまいます。
一方武松は、腐敗した朝廷の官吏同士の争いに巻き込まれて結婚式途中で
一家皆殺しにされ、一人だけ残った孫二娘を助けます。
武松は孫二娘は義姐弟の契りを結びます。
そのままそこの師匠に弟子入りしますが、まだ少年の武松は
少林寺で修行することになります。
少林寺に入門するときに相当拒まれますが、結局入門を許されます。)
一方潘金莲はさらわれた後召使として働かされる羽目になりますが、
働きが悪いので妓院(妓楼、遊女屋)に売られてしまいます



金莲がいなくなった事で、
潘家はすでに親父さんも亡くなっていて、
金莲の母は立ち退きを迫られていました。
ある日、武大郎は偶然にも潘金莲を見つけます。
そして有り金を全て、家も売って潘金莲を助け出します。
しかしながら弱っていた金莲の母は死んでしまいます。
死ぬときの遺言で金莲に大郎と結婚するように言います。
大郎は金莲との年の差が18あるので拒否しようとしましたが、
金莲は母の遺言に従うということで結婚します。

数年後?少林寺拳法をマスターした武松は下山を許されます。
山東阳谷县を通るときに、
途中人食い虎が出る山で、虎を退治して打虎英雄として有名になります。
打虎英雄として凱旋途中武松は偶然にも兄、大郎に出会います。
そして二人は再び再会しますが、
好きだった金莲が兄の妻になっていることに
戸惑います。
金莲もずっと武松のことが好きでずっと待ってたみたいですが、
金莲が兄の妻である以上もうどうすることもできませんが。




大郎夫婦の向かいの家の茶馆の王婆は金莲がとても綺麗なので
金莲と儀親子となります。私は王婆が何をしたいのかよくわかりません(目的は何なの?)
後に金莲は茶馆の王婆と結託して武松を誘惑しようとしますが、
武松は揺らぎません。


阳谷县は西門慶の街

阳谷县の薬屋の西門慶は、超大金持ちで女好きで婦人を3人ぐらい持ってます。
(金にものを言わせて、阳谷县では相当の権力を持っていて、
役人も誰も悪口を言えず、好き放題やってます。)
都頭になった武松を懐柔しようとしていろいろ試みます
武松に家や女性を送ったりしますが、

うまくいきません。西門慶は武松が大郎の弟だと知り驚きます。
偶然見かけた美女金莲が大郎の妻であることも知ります。
このときお互い一目ぼれしていた模様。
茶馆の王婆は西門慶と金莲を引っ付けようとします。
(おそらく自分の老後の安泰を考えてのことでしょう)
春節も近くなり西門慶は武松の上司に武松に東京まで銀を届けさせるように
内通し、大郎と武松を引き離します。
武松はこの任務を引き受けます。
一方西門慶は大郎に西門慶の家で炊饼を作る仕事を与えます。
さらに武松を道中暗殺するように刺客を差し向けます。
全ては金莲と二人きりになるためです。