異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ

中国上海市在住です。もう10年を超えました。休日は星空(天の川)撮影やポートレート撮影等、連休時はカメラを持って中国各地を旅行してます。最近は内モンゴル自治区によく行っています。

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権力を得ることは全てをなくすと言うこと。ドラマ風凰牡丹

権力を得ることは全てをなくすと言うこと。ドラマ風凰牡丹
人の欲には限界が無いといいますが。。。。
頂点に立つと人が変わってしまう。
このドラマもそういう感じです。
紀元前でここまでの文化があるとは思えませんが、本当はどうだったんでしょうね。




古代のドラマ、時代的には紀元前の話。
卫国=周代の国名
卫王=卫国の王
同じ日に二人の卫王の子供が生まれた。
正室の子→長男=伯建
側室の子→次男=仲豪


先に生まれた伯建だが、王は側室を寵愛していて
何とか仲豪を世継ぎにできないかと画策するが、
王尽忠(公公)、赵姬(正室→後の太后)の計画により
かろうじて先に生まれた伯建が兄として王位


伯建が卫王となり国を治める
王公公は伯建と太后の威を得て悪事の限りを尽くしている。
(公公=宦官[かんがん].昔,後宮に仕えた,去勢された男性.)


ある日、美人关から逃れてきた韩瀛珠を仲豪たちが助ける。
美人关では洪顺が悪政を行っているという。自分の父親も
とらわれてしまった。(黒幕は王公公)

仲豪が韩瀛珠に卫王(伯建)と会う機会を与える。
そしてその調査に仲豪が美人关へと向かう。
この時既に仲豪、伯建ともに韩瀛珠にほれてしまう。


美人关では洪顺好き勝手な政治を行っており、
隣国白狄とも争いを行っていた。
それを粛清するために仲豪、伯建ともに協力し合う。
仲豪は美人关に向かう道中、刺客に襲われ、湖に落ちてしまう。
そこで紫嫣に助けられる。
一方伯建は美人关に向かう道中、白狄の姫、苏亚と出会う
苏亚は伯建の人柄に感動し伯建に惚れる。


仲豪、伯建の二人は協力して結局洪顺を成敗することに成功する。
仲豪は黒幕の王公公を処罰しなければ第2、第3の美人关
が生まれるといって王公公の処刑を進めるが、
伯建は処罰しない。


ここまでの展開はまあ多少の不平はありつつも兄弟仲良く的な感じでした。
そこから瀛珠をめぐっての争いが始まります。
仲豪は瀛珠のことが好きだが、瀛珠に受け入れられず。
仲豪は瀛珠と結婚したいがため、太后に手を回して、
仲豪と瀛珠の結婚(瀛珠は伯建が好き)
伯建と紫嫣の結婚(紫嫣は王后になりたい)
を画策します。
しかしながらこの策に対して伯建は王公公と結託して結婚式当日
相手を間違わせるという行動に出ます。
瀛珠を自分の家に送る
紫嫣を仲豪の家に送る


そこから仲たがいが始まります。
何時までも瀛珠を思い続ける仲豪に対してある命令を出します。
中身は夫婦生活をせよ!という命令でした。
屈辱をうけた仲豪と紫嫣は復讐をするとことを誓います。


ある時白狄の王自らが国に攻めてきて、
それをとめるために王自ら戦場に行くべきだという家臣の意見に
同意して伯建は水から出陣します。
卫国30万対白狄5万という圧倒的戦力差がありながら王公公の無能ぶりで
伯建は捕虜になってしまいます。
殺されそうになるところ苏亚に何度も助けられます。



一方卫国では仲豪が王となります。
仲豪は王となってから白狄が伯建を返してくれるという条件を全て断ります
(本人が帰ってこられては自分の王位が危ない)
さらに瀛珠を自分のものにしようとしますが、できません。
さらに、自分の子を世継ぎにします。
結局伯建は無条件で卫国に返還されますが、
仲豪は伯建をせまい場所に軟禁します。


白狄の苏亚は伯建を助け出そうとしますが
それに気づいた宁安公公は仲豪に告げ口して
伯建を再び捕らえ苏亚を殺します。
伯建は苏亚の復讐を誓います。


ある時自分の子が不注意で池に落ち、死亡すると、
妻紫嫣も狂って死んでしまいます。
そして太后も死にます。


何もかも失った仲豪に残るのは権力だけでした。
その権力さえも。。
家臣の反乱に会い。伯建が再び復権して王となります。
今度は伯建が仲豪を軟禁状態にします。



伯建は復権したものの、
その復権に貢献した家臣が言うことを聞かずに、
忠臣である凌親子を処刑してしまいます。
既に復讐の鬼と化した伯建は
凌親子を処刑した家臣3人を必ず殺すように計画、
実行し復讐は果たされました。

ある時太后の遺書を(宁安公公が書いた偽の遺書)
発見し、瀛珠が仲豪に寝取られ、太后は毒殺されたという文章を見つけます。
それに激怒した伯建は仲豪を殺そうとします
それを聞いた瀛珠は仲豪を助けようとしますが、
その場に伯建が現れます。

伯建はいいます。お前にいじめられた3年間を忘れない。
仲豪はいいます。それを言うなら生まれてからずっとお前にいじめられてきた。
お前は私の全てを奪った。
伯建は言います:私は王だ、世の中のものは全て私のものだ
それを聞いた仲豪はこういいます。
私も王になったが王の座はいいことが無い。全てを失っただけだと。
無駄話はいい殺せ
伯建は仲豪を殺そうとしたところ仲豪をかばった瀛珠を刺してしまいます。
そして仲豪はその剣をさらに深く押し込み自分も死にます。
一年後二人の位牌の前で伯建は自らの命を絶ちます。
おしまい。


主要人物がほぼ全て死ぬというドラマも珍しい気がします。
権力を手にしたときの人の変わりよう。家臣の権力闘争、この辺が見ていていらいらします。
一般の女性には何の力も無い時代です。無理やり将軍と結婚とかさせられています。



shèngzhǐ【圣旨】聖旨.天子の命令
tóngfáng【同房】夫婦生活に入ること
yuánfáng【圆房】夫婦が性生活をする.同衾[どうきん]する.