異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ

中国上海市在住です。もう10年を超えました。休日は星空(天の川)撮影やポートレート撮影等、連休時はカメラを持って中国各地を旅行してます。最近は内モンゴル自治区によく行っています。

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  中国旅行/観光/写真記事一覧(省別)

草原で野営・天の川撮影-内モンゴル・シリンゴル草原で星空を撮ろう(4)

前回は上都の遺跡遺跡を観光しました。珍しく観光でしたね。
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2019-8月7日は七夕でした。アルタイルとベガ、見た人いますかね。。。上海では見れなかったです。
続けて草原の記事です。

2019-08-02/03 シリンゴル草原

一旦宿に戻ります。大体9:40分ぐらいに再度撮影場所の草原に向けて出発する予定です。
私はここのパオから天の川を撮影してみることにします。

21時前ですが、やはりまだちょっと明るすぎですね。もっと南の地域ならこの時間もう真っ暗なんですけどね。
大体21:30ぐらいまで撮影していましたが、まだちょっと明るい感じですね。

そこからまた昼間に見つけた撮影場所に行ってみます。南は真っ暗ですが、やはり西側に。。明るい場所が。。。

まあ仕方ないので、ここで野営の準備をします。
とにかく蚊がすごい。。。長ズボンの上から刺してきます。そしてヘッドライトを付けていたのですが、顔に。。。蚊が。。。。
耳の周りでは常にプゥ~~ンという音が聞こえています。虫よけを大量に塗りたくってなんとかしのぎましたが。。。顔中かゆいです。
テントを組み立てるのに結構時間がかかってしまい、撮影開始が少し遅れました。
私は一人で良いといったのにモンゴル人の友人も付き合ってくれるといいます。運転手さんには大体6:00ぐらいに迎えに来てもらうように話します。


ここから撮影に入ります。南から北に向かって天の川がきれいに見えています。残念なのはちょうど中心部分が光害で白くなってしまってるところですね。
チェアーに座ってずっと上を眺めていたい感じです。

時間が経つにつれて寒くなってきます。トレーナー+軽ダウン+宿から借りてきたオーバーを来ていても寒いです。。。
友人は寒すぎてテントに入ってしまいました。しばらくするとワォーンと狼の鳴き声が聞こえてきますwww
マジカと思ったら。。友人が狼の鳴き声をスマホで探して鳴らしていましたw マジちょっとびひるんだけど。。。
その他にも蚊の音、牛の鳴き声、犬の鳴き声、よくわからない音が沢山聞こえてきます。
また夜中に羊を放牧している人がいるようですが、聞いてみると、放牧を制限されているからよるこっそり放牧しているのではないかということ。。。


でもやはり下のほうがガスっているといいましょうか雲なのか?はっきりと見えませんね。

12時を過ぎるとさそり座、その後、木星も沈んで、天の川中心も沈み、全体が完全に西に行ってしまい、光害と重なってしまいます。また雲が出てきましたね。。。。街の明かりも一気に減っていきますが。。。。

いやまて。。。あれ。。。なんか変だぞ。。。
と思ったらレンズが曇ってます。レンズが冷えすぎていたんでしょうね。今日はレンズヒータ持ってきてません。
というかこんな湿度39%とかのところでレンズヒータが必要になるとは思わなかったです。
拭いてもしばらくすると全く持ってきます。これ。。。。困りましたね。
よく見ると草原の草も完全に湿ってますね。

この日は北側の天の川もすごく濃く出ていたのでちょっと方向を変えて狙ってみました。
北斗七星とカシオペアの両方見えているのは北緯が40度以上有るからですかね。なかなか良い感じです。

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北の天の川尻尾

午前2:00ぐらいになると本当に寒いです。これ本当に8月なの???って感じです。

後からコンポジットした星の軌跡です。

北の空


北側には道があってこの時間でもたまーに自動車が通ります。

南西の空


濃い天の川があるので流石に星が多いですね。



ということでカメラは回したままテントに入って寝ることにします。

気づくと大体5時ぐらいでした。友人は起きてチェアーに座っていました。全然眠くないと行って巻いたが、当たりはもう霧でほとんど何も見えてません。
しばらくすると迎えが来ます。テントを片付け、宿に戻ります。


この日は星の撮影は撮影はいまいちでしたが、とても貴重な体験をした気がします。

一日目の星空撮影はここまでで終了です。

内モンゴル星空撮影記(6) マッサージ後・フフホト市内で星の撮影

フフホトはようやく日が暮れました。空を見てみましたが、iPhoneの天気予報も正しいようです。
ここから晴れるようです。
内モンゴル星空撮影記、前回記事はこちら↓
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2019-07-05 フフホト市内

足マッサージが終わってから部屋に戻り、大体24時前です。荷物を準備して、再び近くの青城公園に向かいます。
公園内は該当があるところ以外割と真っ暗ですが、池で釣りをしている人がまだ結構います。
周りのビルが割と明るくて結構じゃまになりそうですね

南側の空はホテルでしょうか?看板が煌々と灯っていて、これを遮ってくれる場所がなかなか見当たりません。
先に北側の空をライブコンポジット撮影してみました。湖にビルの影が映るようにして撮りましたが、20分ぐらいですかね。。。釣り人がライトを付けたりするので、これ以上開けると水面が真っ白になってしまいそうなので、星の軌跡としては物足りませんが、ここまでとします。普通の連続撮影にしておけばよかったです。。。。。

後から時間があればもう一回撮ろうと思います。

公園を彷徨いながらようやく邪魔なビルの看板を遮ってくれる場所を見つけました。ここで撮影してみます。
F1.4、ISO1600、20秒に設定すると。。。真っ白ですね。木星がかろうじて分かるぐらいですが、天の川のかけらもありません。
やはり街中は相当明るいんですね

ちなみにモニタですが、普通星を取るときは星以外は真っ暗ですが、ここでは少し青みがかかってました。ということでここの明るさが想像できると思います。肉眼でも天の川は全然見えません。
以前ダラト旗で撮影したときは街中でも真っ白に天の川は見えてました。やはりここフフホトは都会なんですね。
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まずはオリンパスのライブコンポジットで試してみます。20秒、25秒、30秒。。。。だめですね。浮き上がってきません。
結局星の軌跡になっちゃいましたwww

ということでEOS6Dで試してみます。ISOを800に落として撮影してみると、真ん中は明るいものの、天の川。。ちょっと写ってますね。もう少し暗ければくっきりするのですが。。。
ということで木星が見えなくなるくらいまで頑張ってみることにします。

2時をすぎると釣りをしている人は帰っていきました。私に何やってんだ???と話しかけてきます。
星を撮影していると話すと。。。そういうのも面白いねと言われました。。

これで真っ暗ですね。
しかし。。。

あまり時間がありません。慌てて湖の方向に行きますが、今度は雲が。。。。

なかなかうまいようには行きませんね。
結局3時まで待って撤収することにします。

小腹がすいていたので24Hって書いてある兰州ラーメン屋に行ってみることにします。
中に入ると。。。今日はもうおしまいとか言われるし。。。。
24Hって書いてあるじゃん。。。と言ってもだめです。まあ。。。そんなもんなんでしょうね。。。
ということで明日上海に戻ります。

2019-07-06 フフホト市内

この日は特になにもないので続けて一気に書きます。
朝起きて、外を見るとの天気は快晴です。今日草原に行く人は良い夜空が見られるかもしれませんね。わかりませんが。。。。
14:00の飛行機にしたので、ガイドさんは12時に迎えに来るそうです。
その前に最後の食事、近くにあったシュウマイ屋さんに入ります。一笼(1籠)でもう十分ですね。

他のものは食べられないくらい腹が膨れます。
ガイドさんと合流です。昨日の夜の草原の天気を聞いたらしいです。どうやらやはり曇っていたようですね。
どうやら今回はiPhoneの天気予報が正しかったようです。

フフホトは1時ぐらいから晴れてましたが、草原の人はまあ1時まで起きてないでしょうから。。。。。
空港まで送ってもらい、ここでガイドさんとは別れます。
次なにか計画があったら何でも相談してくださいとのことでした。ありがとうございました。


3晩ともなんとか星が撮影できて、私の絶対撮れる神話はまだ一応保たれています。
ということで今回の内モンゴル星空撮影はちょっと贅沢な旅行でしたが、これで終了です。

内モンゴル星空撮影記

今回の星空撮影記一覧のリンクを貼っておきます。
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内モンゴル星空撮影記(4) 雷の中の星空撮影

引き続き内モンゴルシラムレン草原です。

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2019-07-04

夕方になってくると、空が再び怪しくなってきます。雲が多くなってきました。少し心配ですね。

このぶんだと結構やばいかもしれませんね。雲がきれいなので雲のタイムラプスを撮ってみました。
思ったより面白くないですね。

youtu.be
雲の様子からすると、風は北西から南東に向かって吹いています。


この日日が沈むのが20:18分ですが、20:00に食事に行くことにしました。

再び昼間の村に行きます。夕飯は餃子の店に入ります。羊肉串は無いのかと聞くと隣の店から羊肉串を買ってきて食べろと言われますw

ここの店主はモンゴル族の人のようです。普通語を話しているのかモンゴル訛りなのかわかりませんが聞き取れない言葉が結構あります。
ガイドさんはガイドさんでマシンガンのようなトーク。。。。早すぎて頭が追いつきません。
どうやらこの草原の現状について文句を言っているようですね。
餃子とスープと、串、これで満足です。スープの中には麺が入っていましたが、これはつぶつぶな麺です。
ガイドさんいわく小さい頃、中国が貧しい時によくこの麺を食べたそうです。


食事が終わって夜空を見上げると。。。星が1つもありません。完全に曇りですかね。
戻る最中ですが、道も真っ暗です。夜と昼では全然感じが違いますね。そして天気が悪いせいか、光が少ない気がします。
ガイドさんは道を間違えましたww
暗すぎて結構危ないですね。これだけ真っ暗でも星が全く見えてません。これは今日は厳しそうですかね。
二人で天気予報を見ていました。

iPhoneは曇りで雷マーク、ガイドさんは流石に雷は無いでしょうと言ってました。
もう2つの違うアプリですが、ガイドさんのアプリは曇り、私のアプリは曇のち雨。
昼間見たときは曇りだったので状況はだんだん悪くなってますね。(iPhoneは朝からずっと雷マーク)
もう天気予報は何が正しいのかよくわかりませんね。


宿まで戻るとキャンプファイヤーをやっています。大きなマイクでメッチャうるさいです。
とりあえず外に出て、空を眺めますが、星が1つ見えて隠れるみたいな感じです。。。。


しばらくすると北の方向に星が出てきたので、カメラを持ってでかけますが。。。
次第に雨が降ってきました。キャンプファイヤーの人たちもさっさと退散して行き、静かになります。
雨はだんだん酷くなっていきます。わたしも外にいるとやばいと思い中に入ります。
部屋の中で三脚を立てて、タイムラプスを撮ってみることにします。角度がいまいちにってしまいましたが。。。。


24:00ぐらいどうやら雨はやんだようです。外に出てみると、南の空に白い線が。。。天の川見えてますね。

タイムラプスの方は多分ちゃんと撮れているんでしょうけど。どんな感じでしょうかね。

ということでガイドさんを起こして、星が出てるので撮りませんかと話をすると、ガイドさんは車まで三脚を取りに行くといいます。
外は真っ暗でガイドさんはなかなか帰ってきません。
そのうち遠くで雷が鳴り出します。。。そしてだんだん星の見えている範囲が狭くなっていきます。

ガイドさんはようやく戻ってきましたが、もはや星は一粒も見えてません。。。。
時間がかかったのは、暗すぎて車がどこにあるかわからなかったようです。


しばらく待ちますが、こちらの上空にも雨が再び降ってきました。傘を使って濡れないようにしていましたが、まあずっと立っているわけにも行かないし、雷怖いし。。。。
そしてガイドさんは以前、草原で火の玉が出たことがあるといいます。それも雷の一種だと。。。
なんか怖いですね。。
しばらく話をしていましたが、だんだん天候が悪くなっていくのでここまでにします。
明日もう一日泊まるのかを確認されますが、明日の天候を見てからということにします。
中に入ってタイムラプスを続けますが、部屋を暗くしていたせいで、そのまま寝てしまいました。 
タイムラプスはカメラの電池切れと同時に終了していました。ちょっと残念ですが、仕方ありませんね。

外に出てみると相変わらずの空。。。星1つ見えません。この日はどうやらここまでのようです。

内モンゴル星空撮影記(2)-草原の夜空の星

2019-07-03-04 シラムレン草原の夜空

前回の記事です↓↓↓↓
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食事が終わってようやく日が暮れましたが、空はまだ薄暗いです。唯一木星が見えています。そしてもうほぼ真南に木星がいます。
6月はまだ東南にいた木星ですが、この時期はすでに南にいました。
そしてこの時期の内モンゴル、撮影が初められる暗さになるのが、大体22:00ぐらいでしょうかね。待ちどうしいです。
しばらく部屋で休憩してから外に出てみると。。。なんと雲がかかっています。。まじですか。。。ここまで来てこれはないです。
まあ薄い雲ですが、蠍座は一応ちゃんと見えています。
蠍座は下に降りてくると取りにくいのでまずは135mmで蠍座を狙ってみることにします。


んんん????

一応ちゃんと見えているのですが、出てきた写真はなんと。。。。曇ってますね。。。レンズを疑って曇ってないか確認しますが、どうやらレンズのせいではないようです。
これは困りました。


もう一台のカメラでタイムラプスを撮影していますが、実際に見てみると、人の目ではあまり気にならなかったのですが、結構雲が邪魔してますね。

youtu.be

タイムラプス的には雲があってもなんか良い感じにはなりますが、実際、星座を狙うには邪魔ですね。
そしてライトアップです。青いLEDが邪魔です。緑の草原ではなく、青い草原になってます。
後から気づきましたが、このライトアップ、部屋の中でコントロールできたようです。またずっと消えなかった青いLEDは外にスイッチが有りました・・・・
もっと早く気づいていれば。。。。


青い草原のタイムラプスになってしまいました。


24時を回ってもライトアップが消えないので、タイムラプスの撮影場所を変えます。しばらくすると雲が消えきれいに見えてきました。
肉眼でも薄く白く一本の線が走ってます。

素晴らしい。これを見たかったんですよね。

しばらくボーッと見ていました、そして南から北に天の川を追って、目線を移していきます。
よく見ると、この日は南よりも北のほうが澄んでいるというか雲が少ないと感じました。この日は最初から星の軌跡を撮るつもりがなかったので、北はノーマークでしたが、北のほうが良い気がしてきました。
まずは、一番見つけやすかった天の川の中のはくちょう座を撮影してみました。ちょうど崩れた十字のようになっています。その尻尾の星DENEBが明るくてまあ良い感じではないかと思います。
135mm、ISO3200、120s、F2.2で何枚か撮影していきます。最初のうちはきれいでしたが、やはり時々雲が入っているのか薄くなったりします。
120秒開けると、北側ですが、結構はっきりと写るんですね。

そして次のターゲットはM31アンドロメダにしました。設定は同じです。私はM31を見つける時、アンドロメダの横に並んだ(場合によっては縦)星の中で一番明るい星、ミラクから2つ目の星の先を狙ってます。
ちょうど曲げた足の膝の先ぐらいです。
120秒の後、HDRしようと思って30秒15秒と撮っていきますが、ここでもアンドロメダ全体が薄くなったりするのですが、途中から完全になくなっていたりしました。
どうも北側も雲が多くなってきたようです。
後からコンポジットできるかはちょっと微妙な感じになってきました。


結局2分のものはほぼ大丈夫でしたが、他のやつを入れてコンポジットすると余計悪くなる感じでした。
なので2分のものだけをコンポジットしました。
135mmだとこんなもんなんでしょうかね。やはり3分とかにするべきでしたかね。

クリアに見えるときと全く見えない時があるので、どうもやりにくいです。長時間の露出は無理と判断して、この日は諦めます。

唯一残っているタイムラプス撮影ですが、南の木星も結構下に下がってしまってます。蠍座はもう見えませんね。
一応撮影はできたものの、少し消化不良な感じの撮影でした。

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内モンゴルといえども、毎回雲ひとつ無い夜空というのは難しいですかね。
前回3時20分ぐらいですでに空が明るくなり始め(写真では)ていたので、大体3時で撮影を終了します。
2つ目のタイムラプスは実は縦で撮ってます。そのほうがスマホ受けしそうだからです。
難しいのは放置していると天の川を外してしまうことですかね。これ枚数指定なしで、自動追尾してくれないもんですかねW
計算しようと思えばできるのか。。。


後から気づきましたが、今日撮った星座ですが、はくちょう座とアンドロメダって聖闘士星矢にでてきたような感じの星ですね。

中国で星が綺麗な場所の考察

中国で星が綺麗な場所の考察ということで考えてみます。
中国国内をいろいろ旅行して回り、星が綺麗だったところを上げていきます。

綺麗な星が見れた場所は以下になります。

・四川省(カンゼ・チベット族自治州)俗に言う川西
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・雲南省(デチェン・チベット族自治州)
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・内モンゴル自治区包頭市(ダルハン・ムミンガン連合旗)
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・安徽省黄山市
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・甘粛省酒泉市
・江西省上饒市

綺麗な星を見に行ったが、見られなかった場所は以下になります。

・チベット自治区
・雲南省(デチェン・チベット族自治州)
・青海省(海西モンゴル族チベット族自治州)
・甘粛省 嘉峪关,张掖,兰州

以上になりますが、見に行って見られなかったのは天候のせいです。見れたのが星1つだけとか、10分だけとか。。。
雲南省は星空が綺麗ですが、夏は雨季になります。よって夏場は星を見られる確率が減ります。
夏場に綺麗な天の川を見たい場合は賭けに出るしかありません。
天気予報も当てになりません。これは私の運の問題もあるかと思いますが、私は夏に1回行っていますが、昼間晴れていても夜はずっと雨でした。7日間で夜晴れた日が1日、しかも明け方ちょっとだけとか。
青海省も私が行くと晴れてくれません。。。日中晴れていましたが、夜になると雨や曇です。9月で雪が降ったりしました。
甘粛省も敦煌,嘉峪关,张掖,兰州と行きましたが、兰州の星はちょっと微妙です。张掖には2回行って2回とも夜は晴れませんでした。
甘粛省で唯一酒泉(敦煌)の星は綺麗でした。準備不足だったり、移動中だったりで、その中で全てが写真に収められたわけではありませんが星を見たというなら見ました。
四川省のアバとカンゼ(川西)は行ったのがいずれも冬です。カンゼはちゃんとカメラを持っていきましたが、アバはちゃんと準備をしていませんでした


まあまあの星が見られた場所

ちょっと質は落ちますが、星が見られた場所です。
・浙江省台州市(括苍山)
・湖南省张家界市
・山東省泰安市(泰山)
・河北省承德市(金山岭)
・四川省(アバ・チベット族チャン族自治州)
まず括苍山から天の川を見ることができますが、やはり光害がひどい
张家界市はからっと晴れる日が少ない。晴れれば割ときれいな星が見られると思いますが、辛いものが有名なところは晴れにくいようです。
河北省承德の避暑地からの星は綺麗でした。また金山岭長城からの星も割ときれいですがやはり光害問題があります。
泰山、山の下の光害と空気の悪さは半端ないですね。
アバ・チベット族チャン族自治州は九寨溝に行った時に撮ったのですが、やはり街中の明るい場所だとあまり綺麗ではないです。


簡単にはいけない場所

・新疆ウイグル
・チベット
星はとても綺麗そうですが、晴れそうだからはい行きますと簡単にはいけない場所です。
また郊外に勝手に行けない場所でもあるので少し不便です。


星を撮るには、当たり前ですが、まずは夜晴れてくれないといけません。そのことを踏まえて、その場所の観光シーズンとは違っていたとしても、季節によって一番晴れる確率の高い場所に行くべきかなと考えます。
結局は山に登るか、夏なら内モンゴル、冬なら雲南、川西などが良いのではないかと思われます。
山にカメラ持って入るのは結構重いので、観光を考えないのであれば、行くのが簡単な内モンゴルが良いですかね。行って晴れないと最悪ですけどね。


この他にも絶対に星が綺麗な場所はあると思いますが、とりあえず今のところはこんな感じです。


普通にいくつかの星を見たいだけなら上海でも天気の良い日なら見られます。

レンズの画角で色々違う天の川撮影・どの天の川が好き?

星空撮影について

星を撮影するのが好きで、中でも天の川撮影が好きです。夜空をぼーっと眺めているとなんとも言えない感じになります。
天の川の写真を取ることが多いのですが、やはり写真と実際見るのでは違いますね。
これから夏になり、綺麗な天の川が見える季節です。大体9月までだと思われますが、今年はできるだけ頑張ってみようかと思ってます。
夏場の天の川は肉眼では白い雲のように南の方角から一直線に伸びていて、最初は寝ていますが、時間が経つと立ってくるような感じです。
私自身、いろいろな画角のレンズを使用していますが、シャッタースピードに限界制限があるので、広角であればあるほど有利なんですが、今回見比べてみました。
同じ景色でもレンズで結構違った雰囲気になると思います。
広角から見ていきます。

8mm (16mm)魚眼

私の持っているレンズで一番広角なレンズは魚眼です。
そしてその魚眼で撮った天の川です。角度によっていろいろと写りが変わります。

15mm

続いては15mm

広角だと寝ている天の川を撮る時に良いですね。

24mm

これも広角ですが、15mmよりは天の川太くなりますね。個人的にはちょうど良い感じかと思いますが、24mmって星向きレンズが少ない気がします。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/shan1tian2/20170727/20170727203109.jpg

35mm

私は最近この画角がお気に入りです。横だと画面いっぱいに入りますね。


35mm縦だとこんな感じです。

135mm

ここまでくると天の川は一部しか入りません。この画角だと星を点で止めて撮るには赤道儀が必要です。
ちなみに私はオードガイド赤道儀とか、望遠鏡とか冷却CCDとか本格的にやるつもりはないです。使ってもポタ赤までです。

結局どのレンズが良いの?

ということで画角を見てきましたが、単純に好きな画角で取ればよいというものでもないのです。
冒頭に書きましたが、星は動いているので(正確には地球が動いている)ずっとシャッターを開けていると流れて点で写ってくれません。
限界制限というものがあります。これは500の法則とか400の法則と言われ、星が流れない限界シャッタースピードです。

500 / 焦点距離(35mm換算)=限界シャッタースピード。

厳しい人は400とかで計算するひともいます。
ということで、これは広角であればあるほどシャッタースピードが稼げます。簡単に計算すると100mmのレンズだと5秒しかシャッター開けてられません。
15mmだと33.3秒まで大丈夫ということになりますね。
望遠になればなるほど難易度が上がってきます。まあ100mmとかは赤道儀がないときついと思います。

星を取るなら広角といいますが、私は人それぞれだと思います。ただ。。。。広角のほうが撮るのが楽ですね。


後インスタもやってます。よかったら見てあげてください。
私の星用インスタです


私が使用している星撮り用レンズは以下になります。

LAOWA15mmF2

超広角で軽くてコンパクト、歪みも少ないです。F2.8で撮ることが多いです。

SAMYANG14mmF2.8

15mmで撮ることが多いので、最近はあまり使ってません。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/shan1tian2/20160818/20160818155326.jpg

SIGMA35mm

重くて、防滴じゃないけど、コマも出なくて写りが素晴らしいお気に入りです。

PANA-LEICA 12mmF1.4

フルサイズ換算24mm。
まさにそのために買ったレンズですが、マイクロフォーサーズのレンズにしては重いですね。写りはシャープで良いと思います。

パナソニック 単焦点 広角レンズ マイクロフォーサーズ用 ライカ DG SUMMILUX 12mm/F1.4 ASPH. H-X012

パナソニック 単焦点 広角レンズ マイクロフォーサーズ用 ライカ DG SUMMILUX 12mm/F1.4 ASPH. H-X012

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO

魚眼レンズです。最近は使ってません。

内モンゴル旅行・天の川撮影-最高に綺麗な星空を見る(10)

2019-06-09 内モンゴル自治区シラムレン草原(内モンゴル)

HISのツアーで中国内モンゴル自治区、包頭市の希拉穆仁(シラムレン)草原に来ています。
私はこのツアー、他のことには目もくれず星空を撮影するためだけが目的です。ここ内モンゴルにはもう何回も来ていますが、何度見てもきれいな星空、天の川ですね。
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前回から星の撮影を行っていますが、0時を回って次の日です。小さい雲は後から確認できましたが、私が眺めている夜空。。。

星空はこれ以上無いというくらい綺麗です。

最高の星空だと思います。

この日旅行に来ていた55名は超当たりの日だったと思いますよ(星を何人見たかどうかはわかりませんが)
光害は結構ありますが、ただ星を見たいという人には良い場所だと思います。安徽省の黄山市よりも良いと思います。
撮影の方ですが、前回記事ではお試し的に135mmで星を撮影しましたが、今回は引き続き天の川撮影ですが、広角レンズで撮影します。

説明し忘れてましたが、今回は移動が少ないということで、カメラ3台(α7S2、EOS6D、OMDEM1Mk2)、三脚3つ持ってきてます。
いっぺんにいろんなことをやってみようと考えていました。

注意点・内モンゴルの夜中は寒い

そしてこの時間、外は結構寒いです。軽ダウン+トレーナー+いろいろと着込んでますが、それでも寒いです。10℃前後と思われます。
これ、軽装で来ている人は耐えられないと思われます。
ちなみに2016年の8月に来たときも真夜中は寒かったです。

天の川撮影

言い忘れましたが、タイムラプスをセットしていたカメラのレンズはLAOWA15mmです。F値は2.8にしぼり、ISO:2500で25秒の設定です。
めんどくさがり屋なので、ついつい、いつもの設定でいいやと思ってしまいますが、本当は星空の撮影設定は周りの明るさ、とか環境とか、空の具合を確認して試し撮りを行い、良い具合に、変えていかないといけませんね。最高の設定って毎回違うと思います。

天の川が立ってきたので方向を変更してもう一度セットし直します。
それにしても、天の川のちょうどよいところの光害。。。これとても残念です。
もう少し遅い、8月ぐらいならもっと南から天の川が出てくれて問題ないかもしれませんが。。。。

そしてEOS6Dの方はといいますと、前回は135mmでしたが、赤道儀は使ったままレンズは35mmに変えて撮影します。
この画角だとあまり光害は入ってきませんね。
わかりませんが、前回のように天体を撮るときには影響出てるのかもしれません。。。
そして。。。F値を変えるのを忘れていて。。ISO:1600のF2ですww失敗しました。

下の写真は撮影したものの中から、DeepSkyStrackerでスコアが良かった写真をコンポジットしたものです。

コンポジット↓↓↓↓↓

赤道儀1分を30枚ほど撮影した後、赤道儀をやめて20秒にして、タイムラプスを撮影します。
タイムラプスを撮るのはまあその中から良いスコアの写真が取れないかというのもあります。大体150枚ぐらい取れればよいですかね。
20秒だと1分3枚一時間で180枚取れる計算ですね。
最近は超広角よりもこの35mmの画角がお気に入りです。露出時間20秒だと拡大すると流れてますが。。。。


一枚撮りの写真もなかなか良い感じです。蠍座のモクモクもうちょっと出てほしかったのですが、これは露出時間なのかな。。。。

内モンゴルの天の川,Sigma35mmart,一枚取り,星空
内モンゴルの天の川,EOS6D,Sigma35mmart,一枚取り,星空


星の軌跡を撮っているのはオリンパスのカメラのライブコンポジットを使ってましたが、赤道儀の位置合わせのため北極星ビームを何回か当ててしまったのと、月がようやく消えたので、撮り直します。

こちらのレンズはパナライカの12mmF1.4で開放で撮ってます。

光害除去フィルターを付けていて、付けたままだと少しピンクっぽく写りますが、色は調整しました。
北極星の位置(高さ)ですが、上海は31度ぐらいなのでけっこう低いんですけど、内モンゴルは思いっきり高いです
結構高い位置にあるので24mmだと縦構図にするしかなかったです。


後、OMDの方はソフトフィルタを付けて天の川を撮って見ました。24mmの画角も良いですね。

アセアセと設定した後は、ぼーっとひたすら夜空を眺めていました。本当に素晴らしいと思います。
これを見ずに寝ている旅行者はもったいないと思います。草原よりもずっと良いと思います。。。
2時過ぎに外で、少し音が聞こえます。誰か出てきたんでしょうかね?懐中電灯が灯らないよう祈りましたww

天の川の縦タイムラプスはIGTVにアップしてみました。20秒しかありませんが。。。
https://www.instagram.com/tv/By6XeuzATVN/?igshid=1u6ghyz4onaz5www.instagram.com

天の川のタイムラプスを撮りながら、最後に北の空のスタートレイルを撮って終了しようとおもいます。
北の空北斗七星とカシオペア両方ちょうど見えています。
とても良い感じですが、しばらくして東の空が。。。

だんだん明るくなってきてますね。これもうダメかも。。。

出来上がった広角タイムラプスはこちらになります。
https://www.instagram.com/tv/By7ph7EA55O/?igshid=1l9v9dfew78kwwww.instagram.com

タイムラプス作成にかかる時間

タイムラプスですが、星空の場合、相当時間がかかります。
通常の動画は1秒再生するのに24枚~30枚必要です。(オリンパスのタイムラプスは15秒/枚)
10秒のタイムラプスを作る際場合だと10秒*24枚=240枚の写真が必要です。
一枚25秒で5秒インターバルで一枚30秒と考え、30*240=7200秒=120分です。
一枚20秒で5秒インターバルで一枚25秒と考え、25*240=6000秒=100分です。
22時~3時過ぎで6時間弱ありますが、カメラ一台だと多くても30秒ぐらいが限界ですね。


後からカメラで確認しましたが、南の空も3時20分ぐらいからもうちょっと空が明るくなってきていますね。
ということで短い夜の撮影はあっという間に終わってしまいました。

フフホト日出5:00-日入20:00
上海  日出4:49-日入18:59
撮影できるのは大体21:30~3:30までぐらいでしょうかね。3時すぎると明るくなってきます。
結局3:30ぐらい、明るくなって撤収することにします。
朝は4:50分集合です。。。。。。後一時間ちょっとしかありません。。。ちょっと寝れそうにないですね。


いろいろと反省点はありますが、とりあえず星を取るという目的を達成できてよかったです。
後から写真を確認しました。2年前よりもずいぶんと進歩しているなと感じました。続けて進歩していければよですね。


今回の記事を書くに当たって、前回の記事と写真を見てみましたが、2年経って大分自身レベルアップしているな~と感じました。少し嬉しいです。

今回使用したレンズは以下になります。

LAOWA15mm

明るい超広角で軽くてコンパクト、歪みも少ないです。

SIGMA35mm

重くて、防滴じゃないけど、コマも出なくて写りが素晴らしい、

PANA-LEICA

マイクロフォーサーズのレンズにしては重いですね。写りはシャープで良いと思います。

次の週末の月の状態

6-29 下弦三日月(17%)出2:33 入16:26 だめ
6-30 下弦三日月(10%)出3:16 入17:29 朝3時までOK
7-01 下弦三日月( 4%)出3:16 入17:30 朝3時までOK
7-02 下弦三日月( 1%)出4:07 入18:33 OK
7-03 新月   ( 0%)出5:04 入19:33 OK
7-04 上弦三日月( 3%)出6:08 入20:30 OK
7-05 上弦三日月( 8%)出7:15 入21:20 夜21時以降OK
7-06 上弦三日月(17%)出8:24 入22:05 夜22時以降OK
7-07 上弦三日月(27%)出9:31 入22:45 だめ

フフホト日出5:00-日入20:00
上海  日出4:49-日入18:59
次チャレンジするとしたらこうなりますが、次の週末は6/29、6/30,その次は7/6,7/7です。
7月は2~4を狙うのがベストのようです。

内モンゴル草原での星空撮影DeepSky-満天の星空を見る(9)

2019-06-08 シラムレン草原

いよいよ星の撮影の時間です。空一面じゃまになる大きな雲は見当たりません。しかしながら。。。。なかなか暗くなりません。

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21時を過ぎてもまだ真っ暗になりません。真っ暗になるのは22時ぐらいでしょうかね。
今週のお題「わたしの好きな色」

ちょと調べてみたところ大体こんな感じです。
フフホト日出5:00-日入20:00
上海  日出4:49-日入18:59
北だから?日の出は上海と10分しか変わらないのに日の入りは1時間違います。
私は待ちきれず21:30ぐらいに外にで準備をすることにしましたが。。。。夕方見つけていた東南方向がメッチャ明るいです。

なにかあるのか????よりによって天の川の付け根部分の一番良い場所がこれですww
これではどうすることもできませんね。


天の川のタイムラプス

作戦変更で、ホテル付近の割と良さげな場所で撮影することにします。本格的な天の川はもっと南に移動してきてから始めることにします。
とりあえずタイムラプスを撮影しました。横になっているところから縦になるまで撮っていこうと思います。
天の川は薄っすらと見えていますね。良い感じです。

蠍座アンタレス

タイムラプス中に北側では星の軌跡を撮りつつ、EOS6D+SIGMA135mmで天体写真にチャレンジしてみることにします。
中華製のタイムラプス用移動雲台兼赤道儀を使って自動追尾させます。クラスとしてはポタ赤ですが、これめっちゃ軽いです。600g無いんじゃないかと思います。

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この雲台今回が実践初投入ということでとりあえず1分にします。F値は2にしました。
この雲台持ち上げる方向にカメラをセットすると。。。ウィーンウィーンと行ってどうやら回せないようですマジカ。。。
135mm+雲台+カメラで5kg無いと思うんですけど。。。。
パワーが無いので上の方にセットしてパワーがかからないようにすれば大丈夫でした。。
まあこれはどの赤道儀も同じだと思いますが、雲台とカメラ、赤道儀と雲台をキチンと締めておかないとだんだんずれていきます。
何回か失敗した後、ようやく撮影できるようになりました。
結論から言うと、やはり月が出ているので、あまり綺麗にはなりませんでしたが。。。
初めてこの部分を撮影しましたが、なかなか難しいものがありますね。もうちょっとシャッター開けるか、SS上げればよかったかなと思ってます。
ISO:1600、F2でDeepSkyStrackerでスコアが50000以上のものを4枚、PHOTOSHOPでコンポジットしました。
全部で20枚ぐらい撮りましたが、スコアが高いものが4枚とは。。。。。(このスコアが高いかどうかはわかりません。誰か知っている人がいれば教えてほしいです。)

そして比較(明)にしたかったのですが、空に赤い変なものが写っているので、比較(暗)にしました。

この動いている物体何なのでしょう。。なんかの反射??ついていない写真とついている写真があり、1分で全く動作しないので、何かの反射と考えたほうが良いかもしれませんね。
実はこのアンタレス付近。。DeepSkyStrackerでそのままコンポジットもしてみましたが、ちょっとイマイチな感じでした。これ設定難しいですね。

HDRとかしないとだめなんですかね。こういう処理は敷居が高いですが、上達したいです。
ちょっと60sじゃ全然足りなかったかもしれませんね。そう思って枚数を稼いだつもりだったのですが、結局使えそうなのが4枚とか。。。
枚数とSSどっちが良いのでしょうかね。次はもっと露出させます。

天の川を135mmで撮る。

天の川を135mmで撮影しようとすると、一部分しか撮影できません。まあこっちはどうなるのか試してみたかっただけなので適当です。
ということで上の方のわし座、オメガ星雲のところを撮ってみました。
こっちはDeepSkyStrackerでコンポジットしたものです。

これが撮影終わった時点で大体1:00前です。
空を見上げると南から北まで白い雲のように天の川が綺麗に見えていました。やっぱ私は写真で撮ったものより実際に見た空のほうが好きです。



素晴らしい!!

星は見えるのかダラト旗の夜-満天の星空を見に行くために内モンゴルへ(5)

2019-06-07 ダラト旗の夜

他の旅行者さんは一日お疲れ様でしたということで、早めの消灯になったと思われますが、私はまだ眠るわけには行きません。
この日4時に起きているので、結構体は疲れているのですが、いよいよここからが楽しい時間。。というかこの旅行での唯一の目的
楽しくなってもらわないと困ります。。。きっとそうなるはずなんです。

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ダラト旗の街中-いざ星の撮影へ


一度外に出て、割と暗がりを見つけましたのでそこに再び行くことにします。目的地について気づきました。SDカードがないww
貴重品をホテルに置いてきたので、その中に入っていたSDカードも一緒においてきてしまいました。
ちょっと時間を無駄にしましたかね。帰る途中酔っ払い集団が歩いていてちょっとビビりました。

ということで仕切り直しです。南側にカメラを向けますが。。。。。天の川写ってません。雲が少しありますが、それに反射して真っ白になっている感じでしょうかね。
写真はシャッター開け過ぎで流れていますが、北側はきれいに北極星と北斗七星が見えています。

ここで諦めずに待つことにします。
23時40分ぐらいからもう一度試してみます。オリンパスEM1Mark2+パナライカ12mmF1.4(F1.4)の写真ですが、微かに天の川写ってますね。もう少し遅くなれば、もう少し良いのが取れるかもしれません。
なんせ星を取るためにここに来ているんですからww

ということでメインのカメラEOS6DのISOを3200まで上げて撮影しました。
レンズはSIGMA35mmF1.4ArtのF1.4です。今まで星空は広角が良いと思ってましたが、この35mmレンズ、すごい良いと思います。
広角よりも最近はこのレンズがお気に入りです。
但し、35mmということで以下の星撮影シャッタースピード500の法則では

星空シャッタースピード=500/35m換算の画角

35mmだと14秒、もう一つもっと厳しい400の法則だと11秒と、シャッターを開けていられる時間が短くなってしまいます。
しか~し、拡大しないとわかんないので私は少し流れるのを覚悟で20秒で撮影しています。絞りはF1.4です。またこのレンズは開放でもこのレンズ周辺にコマフレアは少ないです。
そして20秒だと広角で25秒よりも枚数を稼げます。
いつもはISO3200は使わないのですが、試しに使ってみました。このISOだと強調を入れると結構ざらついた感じになってしまいます。
時間が経つとホテルの看板のライトも消えて、更に良い感じになりました。街中で天の川が撮影できるって素晴らしいところですね。

それだけ過疎ってるということでもありますが。。。。
しばらくして真上を見てみると、南から北まで雲のように天の川がかかっていました。素晴らしいです。

結局コンポジット及びタイムラプスを作成するために150枚ぐらい撮影しましたが、明日の空を見てから編集するかを決めたいと思います。
一応取れたので、手ぶらはなくなったので、後は明日に期待して、この日の撮影はここまでにします。
ということでホテルに戻ってきたのは3:30過ぎです。
翌朝は、というか朝は8:00に集合ということです。ホテルの食事は7:00からです。
3時間ちょっと寝れますね。

泰山で星の撮影~-山東泰山旅行-疲れない大人の登山(3)

2019-6-1

星を撮ってみようと、山東泰山まで来ています。
夕日も見ることができず少し心配になってきました。


いざ星を撮影に出発

空が暗くなるのを待ちながら何度か外に出て、空と、体感気温を確認します。外に出るには手持ちのフル装備、トレーナーに軽ダウンで十分ですが、その格好で中に入るとあつすぎます。

外に出る際に着て、中にはいると脱ぐというような感じです。とても微妙な気温ですね。
20:00過ぎ、待ちきれなくなって外に出ます。南はライトが煌々としているのでとりあえず、北側の空を確認します。どうやら雲は無いようです。
南側には木星と、蠍座見えています。ちなみに下の方は明るくて何も見えません。。。。

星の軌跡を撮りに、北側へ、「五嶽独尊」のところまで行くことにします。
外に出てみてわかりましたが、風が強いです。結構強いです。「五嶽独尊」ところまで、外で野宿の人たちを結構見かけました。
皆さんレンタルの防寒着を着ています。やっぱり私もこうすればよかったでしょうかね。


目的地について撮影を開始します。思ったより相当風が強いので三脚がぶれないかちょっと心配です。三脚の足をあまり出さないようにしてセッティングします。

これでしばらく待ちます。11時過ぎぐらいまでやってましたが、途中人が結構通ったり、北極星の方向に雲が入ったりして、やり直しになったりして、あまり良い具合にはなりませんでした。。。

そしてこの場所ですが、街頭の光が強すぎて、南側の星は木星ぐらいしか肉眼で見えません。
試しに街頭を隠して撮ってみましたが。。。だめですね。。写真では微かに天の川的なものはあるようにも感じます。

前回(2017年)に着た時、ちょうど流星群のときでしたが、そのときは空が澄んでいて素晴らしいと感じた気がしましたが、この日はなんかいまいちですね。


最初の写真がオリンパスのomd em1mk2+パナライカ12mmF1.4(F1.4)、iso1600でのライブコンポジットで撮った写真で、2枚目がα7s2+LAOWA15mmF2(F2.8)Zero-D、iso2500で100枚ぐらいの写真をシリウスコンプで合成した写真です。αの方はすこしピントずれてしまった様です。ピントもちょい甘いですかね。
飛行機もたくさん写ってしまってます。


11時ぐらい、西の方から雲が出てきています。やばいな~と思って軌跡の撮影を諦め、南側に移動することにします。
天の川、見えるとすればだいぶ上がってきていると思いますので、場所を変更することにします。
突然道端に野宿の人が寝ていたり、結構ビビりますね。。。。岩場出足を踏み外さないように慎重に登っていきます。

つづく。。

この星空ををずっと眺めていたい-万里の長城で星撮影-金山嶺長城星空撮影旅行(7)

週末です。実は先週撮影したものが全然現像できてないです。
この旅行記事の写真もいつもにまして少しいい加減になっているかもしれませんが、
星の写真の現像ってなかなか難しいといいましょうか、自分の気に入った色に仕上げるのが大変です。
5日時間があれば、また現像し直そうかとも思っています。

2019-05-03

5-2~5-4の間に河北省承徳市の金山岭の万里の長城で撮影を行うことにしました。
前回の記事はこちらになります。
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2日目夜、この旅での最後の撮影です。天気予報は曇とのことでしたがその通り日が暮れてくると完全に一面曇り空です。
星の撮影場所で再びドローンを飛ばしました。下の方は既に少し霧がかってきているようです。

暗くなるまでひたすら待ちます。なかなか真っ暗にはならないものですね。
21時ぐらいまでは完全に曇り空で、何回シャッターを切っても星は全く写ってませんでした。
暗くなってからわかりましたが、この場所、結構外界(私達が止まっている宿のある方向)の光害の影響を受けます。これは計算外でした。

星が出るのを待っている間、外界で事前に購入したパンとかを食べて簡単に食事をしました。このパンメッチャまずかったです。

22時ぐらい。。。友人は幻覚を見たのか星が見えてきたと言い出します。
いや。。。見えてないから。。。。

しばらくして私は帰りたいモードでしたが、友人は帰ってもすることないし、同じじゃんと話し待とうといいます。
まあそのとおりなんで待つことにします。友人は星乞いの儀式のように、星にちなんだ音楽を鳴らしだします。

夜空中最亮的星能否听清 那仰望的人心底的孤独和叹息~

ちなみに彼、私より年配なので、すごい古い日本の歌も鳴らしてました。。。。私も知らんし。。。
またこの日、昨日と違い、星の撮影ですれ違う別の人達は全くいません。やはり皆あきらめて帰ってしまったのでしょうね。

しばらくしてまた彼が。。。星見えてないかと。。。。

確認してみると。。。あ。。星。。。
どうやら雲で見え隠れしているようです。

ということでしばらく空を見てみると雲が薄くなってきています。そして次第に星がいくつか見えてきます。

なんということでしょうか。これは星乞いのせいでしょうかね???
天気予報は完全に曇りですが。。。天気予報当てになりませんね。。。
ということでその間二人でずっと世間話をしていました。


0時近くまで北の空にカメラを向けて星の軌跡を撮ってみましたが、やはり。。。雲が多くて写真としては全然駄目駄目でした。

彼が残り後一時間シャッターを切ると行ったので、私はそこからもう一度、今度はスタートレイルで撮影しました。
空ほぼは完全に晴れてきています。

この夜空ををずっと眺めていたい感じです。

youtu.be



スタートレイルも良い感じで撮れました。15mmレンズだと中央に北極星を入れないと軌跡が歪んでしまいますね。
長城の上だと自由に撮影場所を決められないのが難点です。

背後を見ると木星があるではないですか。。。こうなってくると欲が出てきます。
しかしながら、この位置だと天の川は万里の長城で完全に隠れてしまいます。

少し登って手前の五眼楼に入って狙ってみましたが、ここまで来ると例の高速道路が。。。。
こりゃ駄目ですね。

彼も撮影が終わったようで登ってきます。天の川は下の高速道路を遮ってくれる場所が良いだろうと、いいそこに行ってみます。
そしてその場所ですが。。。やはり。。。。霧が光害を拡散して厳しいですね。。。。。

木星が真南まで移動するのを待つという手もありますが、もう3時近くです。
5時に日の出と考えると、まともに撮影する時間はないと判断しました。
ということでこの状況で天の川を狙っても駄目だろうということで今回の撮影を終了することにします。
もっと夏になれば最初から南に天の川が出ると思われるので、光害がどの程度かわかりませんが、今の時期は厳しかったです。

今回の金山嶺長城も少し消化不良でしたが、友人と良い夜を過ごせました。

明日は8時に出発です。

天の川補足情報

この時期(5月)は0時ぐらいから東南の空に天の川が登ってきます、最初は南側を軸にして寝ていますが、
時間がたつに連れて天の川は天に向かって立って行きます。また中心は次第に南にズレていきます。
金山嶺長城はちょうど東南方向にに高速道路があり、また同じ方向の奥の長城(司马台)がライトアップされるため夜は明るいです。
南側も光害はありますが、もっと南から出る時期に行ったほうが良いかもしれませんね。


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金山嶺長城からの星空・光害に悩まされる-金山嶺長城星空撮影旅行(4)

2019-05-02

5-2~5-4の間に河北省承徳市の金山岭の万里の長城で撮影を行うことにしました。
前回は金山嶺長城からの夕焼けを撮影しました。まあまあ綺麗でした

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ということでようやく日が暮れて、だんだん暗くなっていきます。ちなみに最近は月初めあたりが新月です。
なので星を撮るのは月頭か月末が良いと思われます。
この時期は真っ暗になるまで大体日が暮れてから1時間ぐらいは必要でしょうか?うす青い感じで星がなかなか見えてきません。
事前に見つけていた星の軌跡に撮影に良いと思われる場所。。彼らまだ帰っていきません。そしてやたらと懐中電灯を灯しています。
友人は彼らに何をしたいんだと聞きに行きました。彼らは星を撮るつもりはなく、ライトアップした壁を撮りたいようですwww
彼らはどうやら何度も撮って、SSやISOを調整しているようです。。。業を煮やした友人は彼らのもとに行き、
そんなん露出上げて固定して、瞬間ライト照らせば撮れるじゃん。。。とはなしてました。まあそれが確実だと思います。。。
結局友人は壊れた建物内にカメラだけセットして彼らが帰るのを待つようです。

北の空がこんな感じで、その間私は比較的暗い感じの西の空を撮影してみました。


この時期に天の川が出る東南は金山嶺長城の一つ向こうの万里の長城。。。。これがライトアップされています。

そして高速道路のライト。。。。これは困りました。
まあ12時過ぎないと出てこないでしょうけど。。。


なかなか帰らない彼らも22時ぐらいにようやく帰っていきます。
ここから北に向かって星の軌跡です。レンズはLAOWAの15mmF2を使用しています。

できたものを見てみましたが、万里の長城写ってませんね。。。。これではちょっとあれかもしれません。。。。
また途中で別の撮影者が長城を歩きながらライトを付けるので、時々明るくなってしまいますね。


軌跡を合成してみましたが、最初の西側のタイムラプスのほうが面白いかもしれませんね。
↓↓↓↓は西側と北側の星の軌跡のタイムラプスです。
youtu.be



そして天の川の時間です。木星の下にあるはずなんですが、なかなか光污染(光害)がひどくて写りません。
明けて3日、0時過ぎようやくライトアップされた長城のライトアップが消えました。本当に迷惑です。しかしながら高速道路のライトは煌々としています。
万里の長城にアーチを書くようにして天の川。。。これが理想なんですが、何度やっても光害のせいで尻尾の方しか写りませんね。

時期にもよるんでしょうけど。。。8月後半の真南に出るようになってからのほうが良いのかもしれませんね。
なるべく光源を隠すようにして撮ってみますが、やはり空自体が明るくなるのでいまいちです。


友人はそこまでして銀河(天の川)を取ろうとは思わない、取れたとしてもあまりいい作品にはならないと行って諦めるようです。

私の狙いは赤道儀を使って天蝎座(蠍座)を撮影することだったのですが、長時間露出できない状況では、せっかく持ってきた135mmと赤道儀は使えそうにありません。
諦めることにします。
結局下山したのが3時ぐらいですが、この日は撮影している人が多かったです。帰る途中ライトを消せと遠くから何回も言われました。


すれ違っただけで5~6人ぐらいです。話によると夏場はもっと多いそうです。
道が一本しかないだけに避けられないのですが。。。。


帰りはとにかく虫が多い。。。ライトに向かって飛んできます。また空に綿みたいなのが飛んでいますね。
ということで金山嶺長城からの星空でした。

石潭村35mmレンズで天の川撮影-安徽省「石潭春撮」皖南花開・新安江と石潭撮影旅行(6)

2019-04-6 天の川撮影

石潭村で夕日を撮影しました。綺麗でしたね。前回の記事はこちらです。

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山を降りて夕食を食べて、待ちます。もともとこのツアーには星の撮影が組み込まれれいません。
撮影できるかもわからないということもあったのでしょうね。

夕食から帰る道で夜空を見上げると、星はいくつか見えています。
今の所雲も無いようです。撮影するかしないかの情報を私に出せとグループチャットで言ってきます。
この日天の川が見られるとすれば午前1時ぐらいから上ってくる感じです。
ガイドさんは1時に展望台に集合といいますが、果たして何人集まるのでしょうかね。

オリオン座を試す。

大体21時ぐらいでしょうかね。
やはり蠍座を撮りたかったのですが、上の3つは見えているのですが、肝心なアンタレスは隠れて見えません。
反対側のオリオン座を探してみました。この時期のこの時間まだオリオン座は見えています。大体22時ぐらい?で地平線に隠れてしまいます。

ちゃんと固定するために最近買ったブラケットを取り付けた赤道儀をセットして持っていきますが、135mmのレンズが重すぎるのかすぎるのか、ズレます。
螺子が緩んでいる場所を固く閉めないと同しようもないようですが。。。。工具を持ってきてなかったので、どうしようもありません。
赤道儀を外そうにも雲体側の接続用螺子が外れなくて。。そのまま固定撮影するしかなさそうです。最悪です。。。


2019-04-7 引き続き天の川撮影

諦めて一旦宿に戻ります。
目覚ましを0時にセットして、しばらく仮眠をすることにしました。
目覚ましがなる前に起きました。。。空は相変わらずです。上の方は晴れていますが、山の上の方は霧なのかはっきりしません。
やっぱり駄目なんですかね。。。とりあえず展望台に行ってみます。


展望台までは真っ暗です。この場所、環境が相当良いですね。普通よくある遠くの光害も肉眼では全くありません。
しかし下の方はやはり曇ってます。蠍座は見えているので蠍座でも撮影できればよかったのですが。。。。
霧が晴れてくれることを祈るしかありませんね。

天の川撮影

1時になり、ガイドさんたちがやってきました。私が既にいることに驚いてましたが。。。
状況を確認されます。天の川はあの木星の下にあると話しますが、木星が見え隠れしているので、あそこにはまだ雲があると。。。。
今は天の川が寝ている。水平状態なので全く見えないと伝えます。


南は駄目なのですが、北側が晴れているので、先に星の軌跡を撮りたいということで、北に向けて、カメラを向けるように言います。
ガイドさんはどれが北極星だと聞いてきますwwwそれあんたの仕事じゃないのかwww

希望薄のまま2時半近くになります。
南側で頑張っているガイドさん。。。。雲にほとんど隠れていますが、写真に寝ている天の川が写ってます。私に確認をしてきます。
本当に写ってました。南の空。。。どうやらだんだん晴れていくようです。
私は星の軌跡撮影を止めて、南側にカメラを向けます。残念ながらこの日の最大広角が35mm(SIGMA Art)ということで。。。500の法則からすると14.2秒。。。
赤道儀使うつもりだったからあんま考えずに35mmと135mmにしたのですが、しくじりました。。
ISOを2500まで上げてF1.6でシャッターを20Sにします。拡大すると流れているのわかっちゃいますが。。。まあ仕方ありませんね。
いろいろ問題は有りましたが、とりあえず撮影開始です。

山の下には雲海が形成されています。グループチャットに早速天の川撮影したい人はおいでと声をかけます。

画角35mmの天の川

肉眼でも白い雲のように天の川が夜空に見えています。これほど綺麗な天の川は、本当に久しぶりに見ました。

35mmだと天の川が割と大きめに映るので、壮大さは少し失われますが、広角よりも迫力がありますね。こういう画角も良いかもしれません。

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タイムラプスを続けたかったのですが、天の川が立って来ます。。画角の問題で入り切らなくなると考えて、一旦中断して、α7の撮影をやめ、EOS6Dにカメラ変更し、画角を縦にしました。
縦にしましたが、今度は軸がズレていくのでもう一度、中心に戻し直します。
これ最初から計算しておけばよかったですね。

撮っているときは全然わからなかったのですが、タイムラプスで見ると、流れ星が多いのと、雲海が本当の海の方に波打っているのが、凄いなと思いました。

youtu.be
※今回のタイムラプスはSiriusCompを利用して作成しています。


個人的にですが、
天の川はギラギラしたやつよりもホワ~~とした薄い感じのほうが好きです。
以前はギラつかせようとしていましたが、大画面で見ると汚い感じがするので。。。。




5時近くになるとこの露出ではもう明るすぎますね。天の川自体もだんだん薄くなってきます。次第に空も明るくなってきます。
このまま朝日撮影と行きたいところですが、さっきまで暖かかったのに急に冷え込んでガクブルです。
ガイドさんは朝日撮影舞台に声をかけ撮影場所の変更を伝えていました。ここでそのまま朝日を撮るようです。
耐えられないので、私は帰って寝ることにします。後から思えば我慢しておけばよかったと思いましたが、そんなもんですよね。



ガイドさんたちはそのまま朝日撮影まで継続したようです。
朝はすごい綺麗な雲海が見られたようです。そのころ私は爆睡でしたが。。。。



寝て起きると。朝日が綺麗でした。


この夜は久しぶりに最高の夜でしたね。。。。続く

安徽省黄山市歙県の夜-安徽省「石潭春撮」皖南花開・新安江と石潭撮影旅行(2)

2019-04-5 安徽省黄山市歙県

石潭撮影旅行に参加しています。前回の記事では歙県まで到着したところまで書きました。

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ちなみに歙shèという漢字は初めて見ました。後、「皖」wǎnという漢字ですが、安徽省の別名です。安徽省の車のナンバープレートにはには「皖」と書かれていますね。
まず最初にホテルといいましょうかこの日の宿なのですが。。。。普通の民家です。適当に振り分けられました。
私達は3階の部屋でした。ホテルと言うよりも普通の部屋です。タオルも何もありません。歯ブラシは有りました。

食事ということでガイドさんが手配した、人テーブル400元の食事どころに向かいます。大通りにあるお店でした。

この道の先には港があるようです。食事が終わったら行ってみようと思います。

食事ですが、农家乐の食事ということであまり期待もしていませんでしたが、食べてみるとしょっぱすぎです。

どんだけ塩入れてるんだというぐらい入ってます。ビールを飲む人もいなかったので、飲みませんでした。人テーブル400元で9人なので一人44.4元です。
この場所、この時期が稼ぎ時のようですね。観光客が結構いるような感じです。

撮影場所を求めてさまよう

星が見えていたので、一旦部屋に戻ってからカメラを持って外に出ます。

この辺は犬を放し飼いにしているのか、野良犬なのかわかりませんが、結構犬を見かけます。飼い犬も野良犬も首輪なしです。ちょっと怖いですね。
港に行って、試しに夜空の撮影してみますが、明るいのと、霧がかかってきているので、うまく撮影できません。駄作を取り続けてました。
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ちなみに今日は新月(2019-04-05)、更に18時過ぎにその新月さえ沈んでいるはずなので絶好の日です。
また天の川、出るとしたら2時過ぎです。普通の星空じゃなんかもう満足できませんね。

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DJIMavic2Pro ドローンで星を撮ってみる

霧の上に行けばよいのですが、と思って今度はドローンを飛ばしてみます。ちなみに中国ではドローンの夜間制限はありません(多分)。
ドローンで実質初めて星の撮影に挑戦してみます。以前8秒露出だとブレブレでしたが、この日は風が全くなかったのでISOは1600で8秒露出です。
ちなみにこのドローン(DJIMavic2Pro)は8秒が最大露出時間です。

いやーノイズとか。。。一応オリオン座もわかりますが、光害もひどいものですね。環境も悪かったですが、ちょっとダメダメだってことがわかりました。
突然犬が出てきて目がピカーッと光るので結構怖いです。
しばらくするとオス犬が、多分メス犬を見つけて。。。なんか凄いところですね。


オリンパスのライブコンポジットで星の軌跡

結局この状態で星は駄目っぽいので、再び港で、星の軌跡を撮ることにしてみます。
オリンパスのライブコンポジットを使用することにします。設定も簡単で、こういう時にこの機能本当に便利だと思います。
ギャラリーが出てきましたが、お前、そのカメラ。。。。日本語わかるのかと聞かれましたww
でもやっぱりあまり星写ってないですね。。。星少なっ!!!

だんだん霧が濃くなってきている気がします。見えている星が少なくなってきました。これはもう終了ですね。
帰り道、犬が店の前で爆睡しているのが面白かったです。


明日は朝4:30に起きて、日の出を見るということですが、これ。。。。期待できないんじゃないかと思います。
ということで寝ます。
実は一度2時に起きたのですが、窓からは何も見えませんでした。