異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ

中国上海市在住です。もう10年を超えました。休日は星空(天の川)撮影やポートレート撮影等、連休時はカメラを持って中国各地を旅行してます。最近は内モンゴル自治区によく行っています。

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上海観光ナビ-上海のNo1観光スポット外灘の攻略と写真撮影

週末です。が。。。。最近ちょっと立て込んでいて、ブログ書くのもきつくなってきました。。。
ずいぶん前に書いた記事なのですが、なんか思うように書けなくて、ずっと寝かしてあったのですが、今回は賞味期限が切れないうちにそれを公開することにします。


もう何度足を運んだか分からない外灘(ワイタン)ですが、きちんと情報を書いたことがなかったと思いますので、
今回は写真をたくさん使って、写真の撮影情報を入れながら、観光情報を書いてみます。


外灘(ワイタン)The Bund


上海一の観光スポットです。私個人も一番好きな上海の観光地です。
歴史的にみると、1844年(清時代)より英国の租界として作られていった場所です。
外灘の全長はやく1.5kmで東側には黄浦江が流れており、北側は苏州河の外白渡桥から始まり、大体、延安东路辺りまで続きます。
苏州河と黄浦江が交わる辺りは黄浦公園になっていて植民地時代の英国駐沪領事館の前にあった土地だったようですが、
人民英雄記念塔が建てられています。この塔は革命のために命を捧げた烈士、解放を記念して建てられたようです。仰々しいですね。
ここから中山东一路を南に進んで行き延安东路ぐらいまで、少し超えて外灘天文台ぐらいまでが外灘となります。
それを超えてて行くと、もう一つの観光スポット、豫園にたどり着きます。

外滩建物ですが、外観は修復はされていますが、古い建築がそのまま残っている場所でもあります。
建物の中は銀行だったり、高級ブランド店、ホテル、メディアだったりします。
上海のことを魔都と呼びますが、これは日本人作家が書いた本の名前のようです。

※当然ながらいつも観光客であふれかえってます。
※川の近くまで行くと、日によって少し嫌な臭いがすることがあります。

アクセス

地名というか道の正式な名前は一応中山东一路となっていますが、タクシーなどで行く場合、運転手さんに外灘に行ってくれと言えば分ります。
上海地下鉄2号線南京东路駅(2号口が一番近い)から河南中路を超えて南京东路を東にまっすぐ800mぐらい行くと中山东一路に到着します。
沢山の人がここを観光するのでほとんどの場合、人の流れについていけば辿り着くと思われます。
この道沿い(南京东路-中山东一路)外灘のすぐ傍にある和平飯店は人気ホテルですが、一泊1900元ぐらいします。
一度こちら側のホテルに宿泊して、外灘の夜景を撮影してみたいですね。
少し道からそれたホテルであれば少し値段が安くなりますが、やはり外灘のホテルは高いです。


外灘の景観

外灘はそれほど広くはないのですが、直ぐ東側に黄浦江があるので、全景を正面から見ることができません。
それにしてもここの景観はとても不思議です。川岸の外灘の建物は古いままの外観ですが、
東には黄浦江を挟んで、東方明珠など上海の浦東、陸家嘴の高層ビル群が見ることができ、なんとも不思議な感じになります。
昼間の景観も良いのですが、ここの魅力は何といっても夜景ではないでしょうかね?
浦東側を撮影する場合フルサイズで24mmのレンズがあれば全てが収まります。
人がたくさんいるので、場所取りが大変で写真を撮ろうにもなかなか思うように行かないかもしれません

夜景

夜景の時間帯ですが、冬場は18:00~22:00夏場は17:00~23:00となっています。
また、祭りごとやイベントなどで時間が変わったりします。
夜の観光スポットとしても人気があります。
ここのライトアップですが、外灘側はそれぞれの建物を生かした感じのライトアップで、とても綺麗です。

そして外灘から見る川の向こうの側、浦东の高層ビルのライトアップはこれはまた派手と言いましょうか、中国っぽい感じのライトです。
昼夜問わず常に観光客が沢山いる場所ではないかと思います。

外灘の全景を見る(浦東-濱江大道)

外灘の正面からの全景を見るには川を挟んだ東側、浦東(プードン)に行くしかありません。
目的地は黄浦江の対岸にある滨江大道です。
陸家嘴の駅から出て、ロータリーの立教から正大広場(ショッピングモール)を抜けていくのがよいと思います。(エアコンがあるw)

レストランからの景色

ちなみに正大広場には沢山少し高めの食事処があり、外灘を見ながら食事できるレストラン(小南国,鼎泰豊 等)がいくつかあります。
予約していなくても運が良ければ窓際の席に案内されるかも。。。


正大広場を抜けるとすぐに濱江大道に到着します。
滨江大道側の黄浦江は川沿いにスタバや、ハーゲンダッツ等のお茶する場所もありお洒落です。いつも混んでますが。。。
川の向こう岸に外灘の全景を見ることができます。

夜景


昼間でも良いですが、夜の全景はまた壮観だと思います。川に夜景が映ってとても綺麗です。
全景が望める浦東側は外灘よりも写真撮影の際に場所の確保に苦労しないと思います。
全部納めようとするとフルサイズでも16mm以下のレンズが必要。
撮影する際には少し露出時間を長くする必要がありますが、観光遊覧船や貨物船がひっきりなしに通るのでなかなかタイミングが難しいです。
しかも観光遊覧船はきらきら光っているのが難点です。ISOあげてシャッターを早めにして船を止めるか、
夜間なので思いきって、シャッタースピードを30秒とかにして、船を消し去るように撮影するのもよいかもしれません。
意外と明るいのでSS稼ぎにくいかもしれません。

ホテルや高層ビルからの景色


今のところ一番高い上海中心の展望台からの眺めも非常に良いですが、このビルのガラスは偏光ガラスが入っている?ようでCPLをつけられません。
またガラス反射を考えて撮影する必要があります。
森ビル(環球金融中心)、金茂ビル、東方明珠の展望台もガラスの反射を考える必要がありますね。
上海中心の展望台は150元、その他も似たような値段だった気がします。料金は年と共に変わっていくのであくまで参考です。
確か金茂が一番安いはず。一番低い東方明珠が一番高い。


私のお勧めはリッツカールトンホテルの58FにあるレストランFLAIRから上海を撮影するのがよいかと思います。

ここのレストランは外に出ることができて、撮影範囲は限られますが、ガラスの影響を受けません。
混雑時は順番待ちが必要になります。



濱江大道に簡単にアクセスする方法を紹介します。

アクセス方法


外灘から陆家嘴に行く手段

1.地下鉄(2号線)で南京东路まで行き、一つ東の駅、陆家嘴から滨江大道まで歩く。(3元,地下鉄料金)

2.外滩观光隧道(地下トンネル)を使って陆家嘴に行く(80元,割引が出来ることもある)

3.轮渡(渡し船)で浦東まで行き、そこから歩く(約2元、場所によって値段が違う)




料金は目安で書きましたが、渡し船などは乗る場所によって値段が違ってきます。
1.地下鉄を使用するために一度駅まで歩かなければいけませんね。さらに陆家嘴駅から800m弱歩くことになります。


2.ほぼそのまま到着で便利ですが、料金が。。。


3.渡し船は东昌路码头行きに乗ります。浦東側の到着の場所、东昌路渡口から1km強歩く必要があります。
(観光バスを使う手もある例えば:都市観光旅游2号線、东昌路码头站-东方明珠站)

終電

上海では23時になると外灘の渡し船や地下鉄が終わってしまいますので、その時間を超えると夜間バスか、タクシーを利用する事になります。
(※他の埠頭では夜間にも渡し船をやっている場所があります)



上海の外灘はアクセスも割と簡単です。上海に旅行や出張などでよることがあればぜひ観光してみてほしいです。