前回に続きシルクロードの旅です。敦煌の世界遺産(シルクロード)を見に行きます。
前回の記事
2016-10-04日
今回は敦煌の西に2つの世界遺産を見に行きます。
観光地は3か所で、世界遺産は2種類です。
漢長城は
万里の長城(The Great Wall)、
玉門関、河倉城は
シルクロード:長安-天山回廊の交易路網(Silk Roads: the Routes Network of Chang'an-Tianshan Corridor)
で世界遺産登録されています。
万里の長城もですが、シルクロードの世界遺産もいろんな国と地域にまたがっていて分かりにくいですね。
中国語ではhuāngliáng【荒凉】といいますが、
道中は一面の荒野です。こんなに広い荒野を始めてみました。雲一つない空の中車は爆走します。
果てしなく一本に続く道、遠くのほうは陽炎や逃げ水が出ていますね。
なんとなくですが、シルクロード!って感じがしますね。
内モンゴルの草原よりもすごいと思いました。というのも内モンゴル(包头)の草原は建物が多くてちょっとスケールを感じられませんでした。 フランボイルとかもっと遠くに行けばよいとは聞きましたが。。。
ここは草原というよりも草がほとんどない砂漠でもない荒野という感じですが。。。
関所みたいな所を通ります。観光料金の支払いでしょうかね
先に玉門関が見えますが、さらに先の漢長城を先に観光します。玉門関からは大体10分ぐらいでしょうか?
空の青と遺跡の白だけの景色とでもいいましょうかこういう景色ってなかなか見られませんね。
という事でここからはシルクロードを堪能します。
中国語でシルクロードは「丝绸之路Sīchóu zhī lù」といいます。
漢長城
漢時代の万里の長城ですが、はっきり言って土壁です。ほとんどは壊れていますが。。。銀川の長城とあまり変わり映えないです。
まあっちは瓦礫というかんじでしたが、こっちは土嚢みたいな感じです。
漢時代という事で約1800年前の建物です。それでもよく残っていたと思います。北京の新しい長城は見た目が良いですが、
こっちは歴史を見ると言う感じでしょうかね。
この漢長城は現存する万里の長城では一番西にあるのではないかといわれています。
周りは荒野ですね。
見たのはここの一部だけですが、上空から見ると砂漠を突っ切ってずっとこの長城が続いているようです。玉門関までも壁があったのでしょうかね?
玉門関(小方盘城)
玉門関、ここは関所のようです。ぽつんと建物が立っています。中に入れますが、天井がなくただの壁ですね。
近くには水場があり、綺麗な景色を見ることができます。これはものすごい絶景ですね。時間を忘れてずっとながめていたくなるような感じです。
昔はこの辺に川が流れていたようですが、今は水場になってしまっているようです。
最後にもう一枚
河倉城(大方盘城)
続いては河倉城、大方盘城とも呼ばれています。
ここも遺跡という感じです。中には入れません。漢時代に倉庫として使われていたようです。
まあなんとも大きいですね。
当時は川が流れていたようですね。この遺跡に観光に来ている人、ほぼ0です。まあただの廃墟と言えばそうなんですが。。。
中には入れませんが、周りを一周できます。
それにしてもこの景観、ここら辺は雲一つなく真っ青な空です。眺めていると、なにかとても不思議な気分になります。何と言ったらいいか、精神と時の部屋みたいな。。。。
アップ写真はEOSM3で撮影しています。
河倉城の手前、これはのろし台でしょうかね?これも長城だったのでしょうか??
この3つの遺跡は割と隣接しています。敦煌にはもう一つ玉门关雅丹魔鬼城
という有名な観光地があるそうですが、漢長城からさらに奥にあり今回は行けません。さらに2、3時間かかるのではないでしょうかね?
形からして分かりませんが、玉門関から250mm望遠(35mm換算320mm)で撮影したこの辺りがそうなんじゃないかと思ったりします。
雅丹地貌(ヤルダン地形)と呼ばれるのはこのあたりだと思います。
この辺のひたすら続く広大な荒野は凄いですね。さすがは中国といったスケールです。 なにもない所にぽつんとある遺跡。。私的に、ここはここで凄くよかったです。 他にも神秘的な場所がたくさんあるようです。
撮影について
今回のこの三か所の撮影ですが、空がなぜかめっちゃ青く濃く映ってしまいます。太陽ははっきりと映らず、ぼんやりとした感じになります。特に何もしていないのですが、これどういうことなんでしょうかね?ちなみにC-PLをつけていたのでそのせい?と思いましたが、取りはずしてもほとんど同じ状態でした。誰か教えてくださいwww。
続く。。