異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ

中国上海市在住です。もう10年を超えました。休日は星空(天の川)撮影やポートレート撮影等、連休時はカメラを持って中国各地を旅行してます。最近は内モンゴル自治区によく行っています。

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青藏鉄道で行くチベット旅行(8)布达拉宫(ポタラ宮)

2016-5-02


布达拉宫 Potala Palace


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ようやく今回の旅のメイン、世界遺産、ラサのポタラ宮観光です
もちろん国家AAAAA级の建造物です。
ユネスコの世界遺産としては正式にはラサのポタラ宮の歴史的遺跡群(Historic Ensemble of the Potala)と言うようです。
この中にはジョカン(大昭寺)、ノルブリンカ(罗布林卡公园)も含まれます
ポタラ宮は50元人民元札のデザインにもなっていますね。
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ポタラ宮の入場制限

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この布达拉宫(ポタラ宮)には入場制限があり一日の入場者数が決まっているそうです。
また入場するには外国人はパスポートと通行書が必要です。
最初の門をくぐって入口に入るのですが、その先に行くには待ち時間があります。
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私たちは13時でしたが、30分前(12時30分)にならないと入れさせてもらえません。
そして階段を上って上に登り、やっと建物に入れるのですが、ここにも制限時間があります。
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この時間内にこの階段を登れないと、建物には入れないそうです。
入れなかった人は外で待つように、ガイドさんの指示がありました。
標高が高い地域で、あわててはいけない場所で、時間制限ってどういう事なの???って思ってしまいます。
階段自体はそんなに多くないですが、さすがに高所なので息が切れます。
何とか時間内にというか、時間は大分余ったようです。
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ポタラ宮の建物の中

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建物内は帽子、サングラスは禁止です。
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またライターや可燃物、酸素ボンベも持ち込み禁止です。
中に入ると撮影禁止です。相当厳しいようです。また沢山の部屋が現在は封鎖されています。
中の白宮は歴代达赖喇嘛(ダライラマ)の執務室、や応接室で寝室のようです
紅宮にはお墓があるようです。一番大きい墓は5世のようです。
もちろん仏像や経典もたくさんありますが、
ここ布达拉宫(ポタラ宮)は寺ではありません。城と言う感じでしょうかね。


ダライラマと言う人は観音菩薩の化身と言うことで、世襲制ではなく先代が亡くなると、
その条件や占い日などにより毎回生まれ変わりを探してその人物を教育して、
18になるとここ布达拉宫(ポタラ宮)で政治を行っていたようです。
一番すごいのは5世で、この人が中国王朝と話をつけて認められたようです。
4世までは公式ではないような感じですかね。5世が認められてからなので1~4世までの墓はないようです。
お墓ですが、塔葬と言われるもので宝石(天珠、トルコ石、瑪瑙、真珠等)がちりばめられ、
金の塔のような感じの所にミイラにされてはいるようです。
ここのミイラは内臓を取り出さないようです。内臓もそのままで塩をすりこんで乾燥させているということです。
元々乾燥しているのと塩の防腐効果で腐らないようですね。


またガイドさんはダライラマの認定に関する黒歴史も話してくれました。
生まれ変わりが見つかり成長するまでは貴族がダライラマの代わりに政治を行っていたようですが、
貴族たちはダライラマの死を隠したり、自分の親戚などを生まれ変わりにしようとしたようです。
そのため不正ができないように、占いの結果などを発表する場所を作ったということのようです。
また布达拉宫(ポタラ宮)に来る前に暗殺されたダライラマもいたようです。
私たちの観光中、ちょうどダライラマ何世かの親族が墓参りに来ていました。この人たちは柵の中に入れるようです。
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出口は布达拉宫(ポタラ宮)の裏側です。裏からのラサの景色もまた絶景ですね。
外に出て再び正面に戻ります。いちいち荷物検査があり面倒です。
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反対側にわったって50元札のアングルと同じ場所での撮影ですが、ここは有料のようです。
撮影ポイントに行くには20元かかるそうです。