異邦人になってみた~~上海生活写真ブログ

中国上海市在住です。もう10年を超えました。休日は星空(天の川)撮影やポートレート撮影等、連休時はカメラを持って中国各地を旅行してます。最近は内モンゴル自治区によく行っています。

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中国の水滸伝 替天行道

水滸伝の話題があったので少しばかり中国ドラマを紹介します
このドラマ人気があるのかすごい沢山あります。
私が見ている、見たのは割と新しく制作されたものです。

水滸伝とは

水滸伝は明時代に書かれた小説で実際の話ではないとされていて、
ドラマによっては最大の敵である高俅(こうきゅう)を殺してしまうバージョンもあります。
時代はは宋時代、賄賂や汚職官僚がはびこる中、
盗賊や、問題を起こした者、不当な仕打ちを受ける、わなに掛かるなどして、追われる身となった者
宋江に共感を感じた英雄達が次第に梁山水泊(梁山泊)に集まって行き、
次第に朝廷を脅かすまで大きくなっていきます。
最終的に108人の英雄が集まります。
そして朝廷と何度か戦い勝利を収めていく梁山の英雄達ですが
結局、宋江の判断で朝廷に帰順してしまい、
病気や戦いで英雄が死んで行き、崩壊していくという物語です。
全体の流れとそれぞれ英雄個々のストーリーがあり進行していく形です。



水浒传 2011版(新水滸伝


全86話(各話約45分)です。
このドラマはやはり宋江が主人公のような気がします。
宋江を演じるのは張涵予です。
このドラマの中国語、言葉が難しいので
分からないところがたくさん出てきます。
しかしながら見て内容は大体わかると思います。
あらすじです。
01話、宋江公孫勝登場、伏魔殿の話。
02話、宋江晁蓋呉用、雷横らの出会い
03話、林冲が偶然にも史進に出会う。王進がらみの話。
04話、主に魯智深林冲の話 魯智深史進
05話、主に魯智深林冲の話 魯智深のやりすぎ
06話、主に魯智深林冲の話 魯智深の出家
07話、主に魯智深林冲の話 林冲が罠にはまる。白虎堂
08話、主に魯智深林冲の話 魯智深が柳の木を引っこ抜く、
09話、主に魯智深林冲の話 魯智深林冲が義兄弟になる。
10話、主に魯智深林冲の話 林冲が洪教頭をたたきのめす。
11話、主に魯智深林冲の話 魯智深の放浪。
12話、主に魯智深林冲の話 林冲が再び罠にかかる。
13話、林冲は罠にかけた連中を倒す。林冲の梁山入り条件、林冲の入山を歓迎しない小心者の王伦
14話、林冲の梁山入り条件、林冲楊志の戦い
15話、晁蓋呉用の生辰綱略奪計画、楊志が運ぶことに。
16話、晁蓋呉用の生辰綱略奪。楊志に痺薬を飲ませて成功する。宋江晁蓋を逃がす。
17話、林冲が王伦を倒す。晁蓋が頭領になる。
18話、梁山の頭領選び、宋江がハニートラップ
19話、宋江がハニートラップに。。。
20話、宋江がハニートラップに。。。
21話、宋江が自首する、魯智深楊志、曹正の出会い、二龍山を撮りに行く。
22話、武松の話 トラを倒す
23話、武松の話 潘金蓮西門慶の出会い
24話、武松の話 潘金蓮が酔って武松を誘う
25話、武松の話 王婆の計略
26話、武松の話 王婆と西门庆
27話、武松の話 兄の死
28話、武松の話 西门庆との戦い
29話、武松の話 十字坡で張青と孫二娘と義兄弟になる。
30話、武松の話 金眼彪 施恩との出会い
31話、武松の話 蒋門神を倒す。
32話、武松の話 計略にはまり再度流罪に。
33話、武松の話 蒋門神・張都監を倒す。
34話、武松が孔明、孔亮につかまる。それを宋江が助ける。
35話、宋江花栄、秦明の話
36話、宋江と李俊の出会い、梁山と宋江一行の出会い。
37話、黒旋風李逵、戴宗の手引きで宋江と出会う。
38話、魯智深林冲に謝る。
39話、宋江の詩が問題で捕まってしまう。戴宗も捕まってしまう。
40話、宋江、戴宗が処刑されそうになる。晁蓋李逵らが宋江を助ける
41話、晁蓋宋江が黄文炳を倒す。宋江の梁山入り「替天行道」の旗が作成される。
42話、李逵の悲しいお話、母を迎えに行こうとするが。。。
43話、44話、楊雄と石秀の話
45話、楊雄と石秀の話、祝家庄を攻めることになる。
46話、楊雄と石秀の話、祝家庄を攻める方法を考える
47話、祝家庄戦
49話、王英と扈三娘の結婚、雷横がハニートラップに。。。
50話、雷横を派遣して朱仝を説得しようとするが、李逵がいろいろもめ事を起こして、柴進のところでも問題を起こす。
51話、高唐戦、八卦の陣を破る。
52話、呼延灼の連環馬の陣に手こずる。
53話、呼延灼の連環馬攻撃に手こずっていたがこれを打ち破る
54話、宋江が二龍山、桃花山に梁山泊入りを勧める。


55話、
二龍山の魯智深楊志、武松に梁山泊入りを勧めるが青面獣楊志は自分が花石綱を運ぶ際に、
呉用に略奪された以前の事を根に持って反抗するが、呉用が自害しようとする。


56話、呼延灼桃花山の打虎将李忠を攻める、そして二龍山も攻めようとする。
57話、呼延灼の帰順、曾頭市が梁山泊の馬を奪ったことに晁蓋が自ら兵を率いて曾頭市の討伐に向かうが。。。
58話、晁蓋(晁天王)は毒屋に当たり、遺言で史文恭を倒したものを頭領とするという遺言を残して死ぬ。
59話、60話、呉用玉麒麟盧俊義を仲間にしようとして、いろいろ計略にかける。
61話、処刑される盧俊義を助けようとして燕青が飛び出すが、それを助けようとした石秀がつかまってしまう。
62話、宋江は助けようと梁山泊を率いて出陣するが、民衆が城内にいるのと、関勝がつよくてなかなか攻めきれない。
63話、関勝がめっちゃ強い
64話、関勝が梁山泊入り、宋江が病気に倒れる
65話、宋江の病気がひどくなったが安道全が宋江を救う、そして盧俊義(玉麒麟)の救出に成功
66話、曾頭市との最終決戦。
67話、盧俊義(玉麒麟)が史文恭を打ち取る
68話、双槍将董平の話。
69話、没羽箭張清の話。
70話、張清の話と、土の中から石碑が出てきて、108人の名前が確定。最後の皇甫端は獣医さん。
71、72話、宋江魯智深の登場、李逵が誤解する事件
73、74話、燕青が李師師に招安の話をしに行ったついでの勝負
75話、招安失敗を受けて即梁山泊討伐という流れに
76話、梁山泊が童貫率いる宋軍を打ち破る、また高俅林冲にビビって逃げ出す。
77話、盧俊義は童貫を逃がしてしまう。高俅は水軍を自ら率いて梁山泊討伐に出る。

78話、
梁山泊高俅の水軍を打ち破る。
高俅梁山泊につかまってしまうが、
宋江が招安の話を引き換えに無傷で返層とする。
高俅が許せない林冲はそれでも高俅を襲うが止められ、
梁山泊を抜けようとするが、
必ず敵はとるということでその場は収まる。


79、80話、
燕青が李師師と再び会い李師師の手引きで皇帝に面会する。
その場で真実を話す(童貫、高俅が嘘を付いている)
そして招安が成功する。


81話、石投げの美女瓊英登場
82話、張清と瓊英の結婚、王英と扈三娘夫婦が戦死
83話、杭州を攻める梁山泊ですが、門を開けようとして張順が戦死,
杭州攻略で史進、石秀、李忠、秦明などが次々と戦死
方腊捜索で阮小二、阮小五が死亡、阮小七は怪我をする。
張清と瓊英、先に張清が死亡、その後瓊英が後を追う


84話、
逃亡する方臘を探す梁山泊ですが、
罠にかけたはずの張青と孫二娘が逆に方臘に殺害される。
武松が方臘と戦い、片腕を失いながらも方臘を捕獲


85話、
方臘討伐後
魯智深が六和寺で坐禅したまま死亡その後林冲が病死
盧俊義は燕青に離脱しようと言われるが、それを受け入れず、燕青は去る


86話、
盧俊義はしばらくして毒を盛られて川に落ちて死亡
宋江が毒酒を飲んだと聞いて李逵もその酒を飲む
呉用花栄宋江を追って殉死






替天行道(tì tiān xíng dào)は天に代わって正義の行動するという意味です。
宋江呉用が、仲間を勧誘するときに無理やり罪人にしたり、罠にかけたり无奈な状態にするのが、
なんかとても嫌らしい気がします。もっと世論で説得できなかったんでしょうかね。
wúnài【无奈】しようがない.しかたがない.


このドラマの方腊は強いが、ちょっと小者な感じです。
それに対して宋江はそれなりに立派に書かれているんじゃないでしょうかね


武松 2013版

先に紹介した水滸伝で武松の部分は15話ぐらいですが、
このドラマ武松という題名だけあって、 
水滸伝の中の行者武松が主人公のドラマです 全50話
背景や人と人の関係、死ぬ順番、最後の結末は若干違っていますが、内容は似たような感じです。
水滸伝の話の中の肝心なところがぬけていたりします。108人集まった跡が短いです。
武松に関係ないことは極力省かれている気がします。
このドラマの方腊はすごく大者です。どちらかというと宋江が小者っぽい。。。